北新宿地域にとってはビジネスチャンス? 新宿歌舞伎町に欧米人が戻ってきている

コロナですっかりしばらく外国人が居なくなっていた新宿歌舞伎町だが、最近、規制緩和で一気に欧米人が増えてきた。中国人はまだまだだが、白人系、韓国人(見た目と言葉でわかる)、東南アジア系が目立つ。

インバウンドの賑わいが戻りつつある歌舞伎町だが、この街には欧米人(白人系)が似合うなと再認識した。歌舞伎町のネオンのカラフルなまばゆきが白い肌となぜか似合うのだ。

ゴールデン街にも外国人が戻ってきた。楽しそうだ。

歌舞伎町みたいなナイトスポット、ゴールデン街みたいなナイトスポットは日本国内でも、世界中でも、なかなかない。また、歌舞伎町のネオンは絶好の写真スポットでもある。
魅力的なナイトスポットは他にもたくさんあるけれど、ここまで猥雑で、硬軟も、老若男女も、肌の色も、カルチャーもエロスも、料理やお酒も、多様なものがミックスしていてそれでいて微妙に均衡を保っている街はなかなかない。治安は日本国内では最も悪い部類だが、別にホールドアップに遭うようなことはない。海外の危険なナイトスポットに比べれば、天国レベルで治安が良い街だ。
路地を曲がる度にまた別の世界があり、とぼとぼと歩くだけでも新鮮さを失わない。
奥が深く、面積も広く、リピーターにとっても飽きない。

歌舞伎町とその周辺の新宿界隈の街は日本が世界に誇っていい観光資源だと思う。

という私は歌舞伎町は通り過ぎるだけで十分で、お店に入ったりすることはまずないのだけれど。
でも、夜の歌舞伎町を通り過ぎるだけでも、自分の五感が刺激されていくのが分かる。

4月14日には、東急歌舞伎町タワーが開業するらしい。ここは、東急ミラノ座やシネマスクエア東急のあったところ、と、グリーンプラザ新宿(サウナ/カプセルホテル)のあったところをまとめて再開発したビルだ。
どちらも思い入れのある場所だ。

シネマスクエア東急は、大学生の頃、お気に入りの映画館の一つだった。
グリーンプラザ新宿は、社会人になって何度かお世話になった。風呂に入ってさっぱりしたいときは、ここだった。
そんな思いでの場所は、巨大なタワーになった。先進的なエンタメ施設にして、高級ホテル。バスターミナルもできるらしい。

この場所は、恐らくインバウンドの重要拠点になるだろう。バスを降りれば、ホテルから出れば、そこは歌舞伎町だ。お隣はゴジラの館である。
さらにちょっと北へ歩けば、今度は、大久保である。韓流エリアがある。

私は、新宿という街の人流の比重が、北へシフトするとみている。JR新宿駅や南新宿(高島屋スクエア方面)を中心とした比重が、歌舞伎町さらには大久保方面へと、北新宿方面へと、シフトしていくと思う。
偶然なのかどうなのか、ちょうど旧ロッテ工場のあった北新宿空白地帯(西武新宿線北口や職安通りあたりから大久保方面へ至るところ)の道路が整備されて、あのあたりに人が集まりつつある。

そしてこの人流の北新宿シフトは、新たなビジネスチャンスを生むはずだ。私が楽しみなのは、むしろこの点である。長らく賑わいから見放されていた北新宿界隈が大きく変わるのではないかと。



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