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ヒプステ Rep LIVE side M.T.Cに行ってきた

HYPNOSISMIC Rule the stage Rep LIVE side M.T.Cに行ってきました。それまで大箱でやってきたヒプステが突然のライブ会場での興行を開催。キャパの小ささにファンは騒然となる暇もなく血眼でチケットを抑える日々を送ってきました。本当に倍率がヤバくて、公式モバイル先行で抑えられないとかなりキツかったという感想。今はトレードで僅かながら数が動いているのと、当初売られなかった見切れ席が解放されたので、一時期よりもやや希望が持てる感じになっています。興味が出た方はダメ元でトレード抽選に参加してみるのもアリかと思います!勿論配信も激オススメ。

Rep LIVEとは何なのかという疑問

多分チケットを抑えた人も、まだ配信を買っていない方も、誰もが思ったであろう疑問。何をするのか全くわからない。ヒプステをtrack.1から追ってきて4年目になりますが、毎回演出の植木豪さんの発想に驚かされ、新鮮な感動をシリーズを追う度に受け取ってきました。今回各地のZeppで開催されるRep LIVEのチケットを抑えた方も、豪さんとヒプステのメンツなら何か面白い事をしてくれるんだろう!という一点張りで指しに行ったという方が多いのではないでしょうか(帝統の如き賭け方です。私もその一人)。正直席料がTDCで同時期に開催されるMixtapeや他のシリーズと変わらない為、(強気過ぎる…)と思わないでもなかったですが、(この値段ならDDBがフルメンバーで出てくれるのでは…)という淡い期待を胸に全力でチケットを抑えました。植木豪さんとヒプステの演者の皆さん、DDBが作り出す新しいエンターテイメントの目撃者になりたい、というのが正直なところでした。(シリーズを追う度に、本当に驚きの連続だったので、製作陣に対する信頼と期待がかなり高い)

結果として、DDBはフルメンバーで出てくれました(色気が半端ない、ライブハウスというハコであのパフォーマンスが見れる幸せ)し、ハマのメンバーについては通常衣装とBoP衣装(Battle of Prideという昨年夏に大阪と横浜で開催された、ヒプステファンの頭が幸せ過ぎてバカになる夢の祭典)、左馬刻についてはTDD衣装(前作track.5でカバーした過去編での衣装)でのパフォーマンスもあり、かなり贅沢な体験となりました。

結局なんなのよ

上記で言及した通り、ヒプステは過去に一回、過去作の出演メンバーが全て出演したBattle of PrideというLIVEをやっています。(ヒプステ、つまり2.5次元作品のライブという、ファンでも訳の分からない状況になりましたが、間違いなくヒプステのライブでした。)

Battle of Prideは、過去作の主たる楽曲を過去作全ての出演者で流れるようにパフォーマンスして行く(しかも全員黒を基調とした新規衣装←この時点で意味がわからない…)という、過去作から追っているファンからすると死ぬ前に見る走馬灯のような(本当に夢みたいな…)ステージだったのですが、この完璧なステージで、敢えて無理矢理難点をあげるとするならば、これだけ豪華なキャストを揃えていて、劇中の曲の簓や空却の歌詞にあったように、一人当たりのパフォーマンスの尺は結構短い、という事だったのです。過去作の出演者が新規衣装で一堂に並び、新規楽曲(ken theさんがこんなの書いたことない、と仰る人数でのrap)でパフォーマンスするだけでもかなり圧倒されるステージングだったのですが、あまりにも良過ぎて、特定の推しディビジョンにフォーカスすると、何かもっと欲しかったな…という気持ちになってしまう。(豪さんはこういう、ファンがもっと欲しくなるポイントを拾い出すのが非常に上手い方だとシリーズを通して思います)

その、ディビジョンごとにもっと欲しい、という欲を叶えてくれるのが、Rep LIVEです。(…でした。叶えられ過ぎて今かなり混乱しながら書いていますが…)実際、パンフレットを読んでも演者の方もBoPに言及されていますし、発想としてはあれが出発点で間違いないのですが、それをディビジョンごとにやる、となると、言葉にすると本当にこのままなのですが、実際は見て頂かないと分からない部分が多いです。また、見れば納得する部分もかなりあります。

先程豪さんは私たちの欲しいを掬い上げて下さるのが上手い、と書きましたが、本当のところは多分ちょっと違っていて、俺達ならもっとやれるんじゃないか?!やろう!みたいな発想でどんどん発展させていき、それを舞台上で実現してしまうのが本当に凄いところだと思います。

今回のRep LIVEは、上記の発想によって、ヨコハマの歴代作の曲を全てパフォーマンスし、プラス、ヒプステのメンバーでヨコハマらしさとは何か?を突き詰めて観客にぶつける、というステージングになっています。ヨコハマならではのカッコ良さと、格好良さしかない筈の時空を歪ませる理鶯のゲテモノ料理を軸としたキャラクターのギャップ、そしてヨコハマ独特の距離感で3人がお互いに寄せる信頼感、そういったハマの要素を凝縮した素敵なパフォーマンスになっています。

配信を見るか迷っている方へ

過去作のハマで何らかの反応を示した事がある方は見て絶対損はないです。ヒプステは、原作が非常に発散的に作品をリリースする中で、もっと集中して、作品の空気感や推しディビの雰囲気を浴びたいという欲求を持って集まったファンが少なくないですが、そのヒプステがさらにヨコハマを煮詰めて浴びせてくるという夢のようなステージングになっているので、迷っている方でハマが何らかの濃度で好きな方は是非。銃兎に検挙されたい方、左馬刻の合歓ちゃんに向けた切ないダンスに胸を抉られた方、理鶯のお茶目に翻弄される二人を見たい方、ステの理鶯の重みのあるダンスを見たい方、BoP衣装のハマをもう一度見たい方、つまり過去作のハマ全部入ってます。全部浴びれますし、今回ならではの新曲と、閑話休題〜みたいな短いドラマも入っていてとってもおトクです。基本的にLIVEなので、ミニドラマの部分以外は曲ごとに切って楽しむ事もできます。ぶっつけで見なくても見れるパフォーマンスになっているので、纏まった時間が取れない…😢という方も、寝る前に30分ずつ…といった楽しみ方でも問題ありません。(配信はいつも平日に期限がきてしまうので、平日にお勤めがある方は悩まれているかと思いますが…今回は次の週末である7/9迄楽しめるので、是非!週末に予定がある方も平日に少しずつ消化するので問題ありません)

また、Mixtapeを挟んで月の後半にも公演があるので、今回の配信を逃した方は是非後半の公演の配信も検討してみて下さい。どの日のパフォーマンスが良いのかは正直分からないです。ただヒプステのキャストは若くてストイックな方が多いので、こうした方々は日を追う事にもっと磨きが掛かるんじゃないかな、と期待しているのもあり、舞台役者さんはやはり公演を追うごとに自然とパフォーマンスが上がっていく部分もあるので、私はお財布が許す限り買う予定です。

ゲスト目的での購入や参戦はどう?

これは本当に読めなかったのですが、一般的なバンドのLIVEのゲストと同じ感じだと思ってください。あくまでもメインアクトの公演なので、ゲストは現時点で分かっている麻天狼に関しては、ソロ曲を一曲ずつやって終わりでした。なので正直ジュク推しの方には物足りないと思いますが、一二三も寂雷も例え一曲だろうと絶対に手を抜かない演者さんなので、パフォーマンスは完璧です。一二三は去年のBoPをそのまま再現してくれたので、また一二三とこの曲で踊れる!という喜びが凄かったですし、寂雷の衣装はまた更に調整が入ったのでは?と思わせる白衣捌きで、色気と迫力で魂を持っていかれそうになりました。

参戦については、灰色のリンライしかしていなくて灰色のタオルをかけた方も最前付近にチラホラいらっしゃいましたが、この怒涛のハマのパフォーマンスの前で…大丈夫…??と後ろから見ているこちらがハラハラする感じでしたが、そんな方々も飲み込むハマファンの熱気と、ハマのアクトだったので、皆さん全力で楽しまれているようで良かったです。ただこれからの参戦については、本当にバンドのLIVEでゲスト目当てでゲストの推しグッズしか身につけてない人がメインアクトに殴り込んできた図、みたいになってしまうので、配信を見てから当日の装いを考えた方がいいかもしれません。勿論、それでもゲスト推しの塊で行きたい!という方は止めないですが、逆に自分の推しがメインアクトになったときに、ゲストのそういうファンがキャパの少ないハコに居た時にどういう気持ちになるかを想像して頂ければ…と思います。(バンギャのここら辺の暗黙のルールは相手だったらどうか…の気持ちに基づいているものが多いので)

まあ、止めはしないですが、メインアクトに対する多少のリスペはあっても良いんじゃないかな…?1個や2個くらいは青いリンライつけて行った方が楽しいんじゃない?と個人的には思いました。

皆さんが楽しいRep LIVEのひと時を過ごされますように!そして、俺達の熱い夏はここからだ!!熱中症にくれぐれも気をつけて楽しみましょう!

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