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20歳の頃、写真集が出る人生だと思ったか

アンゴラ村長の……
デジタル写真集が出ました!!!!!!!!

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20代最後の日なんていう…

自分だけの特別な日をよりメモリアルな日にしていただき、こんなありがたいことはないです…

なので!ぜひ!
買ってください!よろしくお願いします!

まさか大タレントの代名詞こと写真集を出すことになるとは…

事の発端は、去年の暮れ頃にさかのぼります。

突然、講談社の方から「30歳になる節目に写真集を出しませんか?」とお話をいただいたのです。

どこを……?

一体どこを、どうマーケティングして需要があると踏んだのですか…?そんな疑問を口に出してしまえば「ほ…ほんまやんけ…!」とバレて白紙に戻ってしまっていたはずです。

絶対に気付かせないようにしよう…

そう息を潜めながら今日この発売の日を迎えられたこと、いや、逃げ切れたこと、光栄に思います。

危なかった…

しかしながら、話を聞いたときは「楽しそう!」と嬉しい気持ち1つで引き受けてしまったものの、考えてみれば写真集って大ごとです。

私自身、坂道アイドルが好きで写真集を持っているからこそ余計にそう思うのかもしれません。

初めて手にしたのは長濱ねるちゃんの写真集「ここから」だったと思います。でもそれは「写真集って色んな写真の羅列なのかな」と、思っていた私に衝撃を与えました。

あれ?

ちょっと脱線するんですが一行前の「と、思っていた私に衝撃を与えました」って文章、なぞにインプレゾンビっぽいですね。

自分の感情なのに、どこか他人事っぽいのがインプレゾンビ感を出す際に必要なポイントなのかもしれません。そんなことは今いいのです。

長濱ねるちゃんの写真集がすごかったという話です。

その写真集の、写真の連なりは、まるで一緒にねるちゃんの故郷・五島列島に赴き、朝から日が暮れるまで一緒に遊んで旅に来たかのようなストーリー性があって良かったのです。

私も何か…
私がやる意味を出さなきゃ…

写真集を作るとなってから打ち合わせがあり、そこでコンセプトの話し合いをすることになっていました。

写真集と言えば、アイドルやモデル、俳優など…
日頃から人を魅せるためにものすごい努力をしている方が出しています。

私は日頃そんな努力はしていませんし、できませんし、求められてもいないと思います。

結局わたしは…

甘いコーヒーと梅水晶が好きで、飲み会から帰ってきて一人家で締めるシーフードのカップラーメンが好きで、最近はビールは2杯飲まないと1杯飲んだ気にならず、美容のために気遣っていることといえばコスメデコルテの75mlで16500円の高い美容液だけ塗って寝ればそれで全てがなんとかなると思って生きている…

なんか奇跡的に、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」みたいな文章になりました。

読み手側に技量が必要ですが、なりました。

まあ、何が言いたいかと言うと、

とにかく食べるのと飲むのが好きで、それが「綺麗になりたい!」という欲を超えない人間なのです。

じゃあ例えば…

そういう面を出してこの世で1番怠惰な写真集はどうかなと思ったのです。

洗濯物が干しっぱなしの部屋でポテチを食べたり…

トイレに行って手を洗ったあと、服の一番見えづらい箇所で手を拭く瞬間を撮ったり…

ちょっとスマホを見るつもりが「もう暴れん坊将軍の時間!?」と絶望したり…

そんな写真集はどうかなと思ったのです。
そんな写真集?

まあこれは楽しそうですがちょっと大喜利っぽいし、手間が多くはあります。

それでもう一個出した案が「すごい普通の写真集」というものです。

というのも、私はすごく普通なのです。

日本肥満学会というところが目安としている、なんか身長と体重で統計的に病気になりにくいとされている「普通体重」の指標があるのですが…

私はその「普通」に入るのです。

151センチ、48キロ。

結局、それがそのままタイトルになりました。

それでもたまにSNSでは「太った?」とコメントされたりします。

ある指標では普通とされていても、骨格や服装やその日のむくみで太く見えたりします。

健康に過ごせる体重のはずでも、そういうコメントを見るとつい反射で「痩せなきゃ…」と思ってしまいます。

なんかそれって………

良くなくない!??!?????!??

だからなんか普通のやつが、普通の写真集を出してもいいんじゃないかと、それでやっと自分が写真集を出す意味を正当化できた気がします。

でもそんな「普通体重」などと書いておきながらも実際、写真集の話が来たときには「なにか努力をしなくては…!」とホットヨガに通いました。

ピラティスも3回くらい行ったし、ショート動画でずっと気になってた「スピード美人」っていうカッピングのやつも行きました。

体重を落とすことが目的ではなかったのですが、巻き肩&反り腰という最悪ユニットのオンステージにされている私はこの際に治したかったのと、日常生活ならこのままでもいいけど、地球のどこかに私の写真集にお金を落としてくれる人がいるかもと思うと、動かずにはいれなかったのです。

気付けば51キロだった体重は48キロになっていました。減っていますが普通体重から普通体重への移行です。

あ、いちおう…
保険に入っておきます。

いや、こんなに「普通体重」と言っていますが、それはもちろんそうでない人を否定している訳ではありません。

知らないことは分からないので語れないだけです…!

肥満学会で言うところの「低体重」や「肥満」への知識もないですし、悩んだことのない私が聞き齧ったようなことを言っても…と思うのです。

それとあと!

こんな偉そうに書いていますが私が提案して決まったのはそういうスタンスとタイトルだけで、あとの衣装や撮影の色々には関わってないです!

その2つの保険って今からでも入れますか?
どうかお願いします。

まあ…

そうしてこういう写真集が出るわけです。

褒められたら嬉しいけど、でも批判も悪口も絶対あるもんなあ〜それが世に出るってことだもんなあ〜

と、考えると少し怖いです。

でも「151センチ、48キロ」なんて事実を羅列してるだけだし、写真もただ普通の自分が写ってるだけだし、何を言われても変われないんだよなあ〜

とも、本当に色々思います。

骨がしっかりしている体格だし、腕も太いし、足は筋肉質だし、座ればお腹もぽっこり出ます。

顔だってそうです。

そうだ。

今日は…というか明日で30才になるんだし…
色々と書いておこう!

顔のことです。

小さい頃のことです、自我の芽生えからまだ湯気あがってるくらいホヤホヤの幼い頃…

その頃の私は、自分の顔より浜崎あゆみさんを見て生きていたので、ある日、鏡に写った自分の顔を見て「もしかして私ってあゆじゃない…?」とビックリしたのです。

そして「つまり一生この顔で生きていくってことなんだ…」と自認した瞬間があり、それをすごく覚えているのです。

その頃の私の心は金髪で、ギャルで、ハッキリした顔立ちを求めていましたが現実の私は穏やかそうな丸顔で、だから小さい頃は似合わずとも肩の出たギャルっぽい服がお気に入りでした。

そんな私も大学生になり友達と服を買いに行き、そこでやっと「自分の顔と体に似合う服を着ることの良さ」に出会います。

なんと言いますか…

それまで、服を買うってことは「この服かわいい!」というその服1枚に対しての高揚だったのが、似合う服を着たときに「自分いいじゃん!」と思えて、自分に対する高揚に変わったのです。

数年前から「骨格診断」や「イエベ/ブルベ」が当たり前に話されるようになりましたが、そういうのも「自分いいじゃん!」を増やすものですよね。

だから私も、多くの人も、生まれ持った顔と体に擦り合わせてきた人生だったと思います。

でも、表に出ると本当に色々と言われます。

SNSで「こんな女と付き合ったらヤバイ!特に4枚目!」と女性の写真が貼られていて、4枚目が私だったことがあります。

「何を知っているんだ!」

テレビに出始めた23才の私だったら、人が、どうやって、自分の顔や体と折り合いをつけて生きてきたかなんて知らず、パッと見の印象だけで決めつけて笑う人にそんなまっすぐな怒りを感じていたと思います。

その人にとっては一瞬よぎった言葉を投げただけのつもりでも、私にとっては29年のことなので重さが違うわけです。

でも、人はそんなに深く考えずに批判をします。

私自身もそうして沢山の失敗と反省を繰り返してきたし、これからも気を付けていこうと思っても人って一人一人に歴史がありすぎるから誰かの琴線に一つも触れずに生きていくなんて難しいんじゃないかとも思ったりします。

でも、これだけ色んな言葉を書いてみて…
書きながら考えてみて…

もう難しいことは考えず、知らないことを否定せず、他人からの悪意は目に入れず、ただ目の前のやるべきことを頑張ればいいんじゃないかと思うのです。

なんかあれですよね。

こんなに書いておいてそれだけって…

めっちゃ高くジャンプして「どうなるんだ〜!」って期待したのにまっすぐそのまま真下に着地した感じですよね。

さっきまで見上げてくれていた人と今、地上の同じ高さで目が合っているような気まずさがあります。

でも家族や友達や、いつもnoteを最後まで読んでくれる方や、月1のRadiotalkも忘れず来てくれる方が言葉や気持ちをくれるので、そういう自分が積み上げてきたゲルで暮らしていきたいです。

「積み上げてきたお城で」と、書こうかと思ったんですがお城ってさすがに施工業者が建てるよなと思って、より自分の手でって感じがするモンゴルの移動式住居「ゲル」にしました。

でも本当にそういう、自分のゲルを、地道に少しずつ好きな場所に建築していけた20代でした。

もう、これで本当に本当に二度と、知らない人からの言葉には惑わされず、やりたいことに向かって生きていくぞと強く心を決めて30代に突入したいです。

そんな感じで今日は終わりです。

写真集っていう見た目が前に出る仕事だったので、それに関連して、見た目について書いてみました。
でも考えって日々更新更新なのであくまで現時点でのものではあるのですが…!

そんな写真集、興味を持っていただけましたらぜひご購入をよろしくお願いします。

撮影当日、現場に行ったらスタッフさんが11人もいて「そんなに来て人件費大丈夫なのか…?」と不安で仕方なかったので買っていただけるとありがたいです。

すごく長い文章でしたが、どこかいいぞ!と思ってくれた方はぜひエッセイや文字書き仕事のオファーお待ちしてますのでよろしくお願いします。

そして!
なんと言ってもこれだ!

来月!にゃんこスター初単独ライブがあります!

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こっちの画像でも予約ページ飛ぶよ!

▽にゃんこスター初単独ライブ「飛拳」

2024年6/5(水)
開場18:30 開演19:00 座・高円寺2
前売3500円 当日4000円
アンゴラ村長の飛拳形付きチケット4500円
▶️ヤッ!!!ご予約こちらから出来ます!!!

こちら絶対に来ていただけると助かります!

では、ここまで読んでくれた方に感謝の気持ちを込めて私からお礼のひとりごとです。

このくらいの気温だと「秋も近いもんな〜違う夏だ」ってなることありますよね。

みなさん20代のアンゴラ村長を本当に本当にありがとうございました。

30代も変わらず頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。

まずは、よい一週間を。

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