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インディーズシーンのこれからのこと

寒くなってきましたね。ANGM RECORDS齋藤です。
何も表立った形で活動できてないので、いよいよ何者か分からなくなってきましたね。来年から動き出すあれこれがあるのでその準備に日々追われております。久しぶりの投稿なのに偉そうなタイトルで恐縮です。

先日僕よりも少し若い世代のバンドの企画イベントに遊びにいかせてもらったのですが、びっくりしたことがありました。
その日は4マンの対バンイベントで、フロア後方の物販席が並んでたのですがCDがほとんど見当たらないんですよね。
たぶん年齢的に4つとか5とかしか変わらないのにこんなジェネレーションギャップがあるとは思いませんでした。
もうCDで聴かない、+CDで売らない時代になったんだなとやっと実感できました。

ということはこの世代のバンドってどうやってお金のやりくりしてるんでしょうか。正直Tシャツなんかもだいぶ飽和しててライブやる度に売れるものでもないような気がしています。
そして、そういうバンド相手にライブハウスってどう接してるんですかね。

一時期Twitterで燃えていたノルマ論争に関して、僕は沈黙していた。声のでかいバンドマンたちがノルマ制度を設けるライブハウスをボロカスに批判していたのを今でも覚えている。
その時僕が真っ先に思ったのは2,000円のチケット代分の演奏も満足にできないバンドがそんなこと言っちゃダメなんじゃないかな、ということ。
たまに遊びにいったイベントで2,000円(ビールがうまかったらドリンク代のことは考えない)払ったことに後悔したことだってある。僕は今何を見せられてるんだろうとか思ったりして。
そんなレベルのバンドが偉そうにここはノルマがあるから出てやらんとか言ってたらどうですか?ちなみに完全に自戒である。
でもたぶんそういうバンドって大概集客力もないのでお店の売り上げが立たず経営が難しくなっていってますよね。

ライブハウスがお店として集客しないといけないんじゃないのか?分かる。ただ、ライブハウスが全ての若者の遊び場であるという時代でもない。店によって全然違うけれど、僕が信頼するライブハウスはそれなりに各イベントの宣伝だってしている。たまにブッカーから連絡が来て、「この日遊びにこないか?」とか集客にだって力を入れている。
当時彼らがどこのライブハウスについて言ってたのか知らないし、ノルマがあるお店全てに向かって批判していたのか分からないけれど、もしその中に僕の好きなお店が入っていたらイヤだなとは思いました。
緊急事態宣言など厳しいコロナ禍を乗り越えてきたライブハウスがこれからも繁盛していくといいなと思っております。

いろいろ気になるので、年下の世代のバンドマン、そしてライブハウス関係者と機会があれば上記のようなことを深掘りして話を聞いてみたいです。
下北沢のシーンでバンドをやっている身としてもこの先どうリスナーに音楽を届けるのか、どうやって知ってもらうのか、収益の問題などなど課題がたくさんある気がします。

とか言いつつ、昔から基本的に年下の人と絡むの上手じゃないのでどうにかしたいなとは思ってます。もう性格なんでしょうけどバンドの話とかすると説教臭くなっちゃうんですよね。こっちがそう思ってるだけで向こうはどう捉えてるか分かりませんけど。でも何も考えずいいねいいねって言うのも僕の役割じゃないなとか思ってしまい、堂々巡りの中で話す機会を失いまくっております。先輩方はどうやっているのでしょうか。

久しぶりの更新でだらだらとたくさん書いてしまいました。
前回の投稿から半年が経とうとしてますが、本当に怒涛の日々で充実感と疲労が良い割合で感じられております。
aoniのリリース、sikの初ライブ&セカンドライブ、サポートでの演奏、ANGM関係の制作。ここには書ききれませんがたくさんの経験をさせてもらいました。関わってくれた皆様ありがとうございます。

来月はaoniのライブをこなしつつ水面下での制作が忙しそうです。Burn MyselfのZINEにコラムを寄稿するかもしれないので練習がてら書いてみました。少し先ですが年明けからANGMの活動が本格始動できそうですのでご期待ください。

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