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MIDNIGHT HEAVENを終えて/アメリカ周遊記

こんにちは。
ANGM RECORDS齋藤です。更新がだいぶ遅くなってしまいました。

まずは5/11に開催しました"MIDNIGHT HEAVEN"にお越しいただきました皆様、本当にありがとうございました。
どうしても身内感の強いイベントになってしまうな、と危惧していましたが結果としては良いミックス感で良くも悪くもナードみ溢れる一夜となりました。笑

内容としてはイメージ通りのものになって満足でした。
メレが世界観を作ってくれて、LJSの不安定な安定感に酔いしれる。そしてFallsheepsが打ち上げてくれたホームラン。
正直ここまででかなり満腹になっていたと思いますが、そこからANGMでしかやれない時間が始まります。不穏なBGMから始まるNCLWI。THREE全体に緊張が走り、暴れ出す最前列。カオスな空気から一点、nabooの今にも壊れてしまいそうな繊細なステージが始まります。みんな疲労感や眠気から体がフラフラ。スローな音楽に合わせてゆらゆら。気が付けば朝方。DJのプレイもBGMもなく無音になる会場。不思議な気持ちになる瞬間でした。

次のANGMのライブイベントは8/3(Sat)に予定しています。とある友人と共同で制作中。乞うご期待。

HOLLOW SUNS US TOUR

そしてそして、私アメリカに行ってきました。HOLLOW SUNSのUSツアーです。
アメリカ本土に足を踏み入れるのは個人的に人生初でした。

分かってはいたが、とにかく全てがでかい。お土産にマグカップ買おうとか思っても日本のマグの2倍くらいの大きさのものしかなくて少し戸惑いました。お店で出てくる料理も日本の2.5倍くらいの量が出てくるのでだいたい半分はお持ち帰りみたいな感じでした。

あと一番カルチャーショックだったのが人と人との距離が近い。とにかくコミュニケーションをとる。良いと思ったものに対してストレートに「いいね」と伝える、人が多い。
ステージを降りると寄ってたかって「お前のベース最高だよ!」と伝えにきてくれて、「アメリカは好きか?」とか「明日はどこ行くんだ?」とかいろいろ聞いてくれる。あまり英語が話せなくてごめんなさい。
会話を終えるとお互い名前も覚えてないんだろうけど「なんかあいつ、いいやつだったな」という温もりが残る。そんなことを繰り返してました。でもちゃんとSNSのアカウント教え合ってその後DMしたりしてる人たちもいるし、ちゃんと友達を作れたツアーだったな、と思ってます。これが一番の収穫です。

ちなみにこれは帰国してから学んだことなのだが、アメリカでは人と話してる時に相づちを打ちまくるのはちょっと失礼にあたるらしい。打ちまくると言っても日本人の僕たちが日常的に打つ程度です。
たしかにみんな僕が話してる時じーっと見てくるなあとは思いました。反省。

あと音楽のことでいうと、人口が多いからかもしれないけど、日本と比べて圧倒的にオルタナ、ハードコア、パンクとかの音楽の需要が高い。ツアー全箇所たくさん人が来てくれたし、共演バンドも心からかっこいいなと思えるバンドが多くてよかったです。レコード屋さんもめっちゃ多かったしね。
ちなみにDeftonesの影響ってめちゃくちゃでかいんだな、というのも個人的にアメリカで感じたことです。

ライブ会場はというと、ほとんどが大きめのバーで、奥にライブできるスペースもあるよ、みたいな感じがほとんどでした。その他は人の家の地下室、レコード屋さん、しっかりライブハウスって感じの会場もありましたね。あとはビール醸造所。クラフトビールおいしかったな。
これもまたカルチャーショックだったんですけど、アメリカの(この規模の)ライブってほとんどリハーサルがないんですよね。自分たちの前に出てたバンドと交代して、それぞれアンプから音出たら即本番スタートみたいな。慣れない僕は「どうしても音量のバランス取りたいから、一回しだけサウンドチェックさせてくれ」と頼み込んでました。
でもそんな環境に慣れた今は、日本の方が音響設備も照明なんかも高品質だしリハーサルで音も作り込めて良いとは思いますが、これくらいテキトーにやってもいいんじゃない?とも思います。

本当はもっと感動したこととか面白かったこととかあるんですけど、ブログに書くのはこれくらいにしておきます。まだ全然エピソードトークできるほどじゃないんですけど、みんなには会った時とかにお話できればと思ってます。


P.S. ニューヨークの地下鉄はクレジットカードでピッてするタイプの改札なんですけど、僕のクレジットカードが使えなくてニューヨークスタイルで地下鉄乗っちゃいました。ニューヨークスタイルが何なのかは調べてみてください。

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