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『ベイトの産卵期を捉える』人生釣り三昧#30

どうも!
常温保存3日目のカレーを「そろそろやばいよなぁ」と思いつつ、【腐ったカレー 見分け方】で出てくる画像を眺めながら完食してしまったかずおかです。

 #良い子は絶対にマネしないで!

さて。

前回は久々の釣行ネタを書きました。
それなりに釣果も出て楽しいボート釣行だったのですがとにかく最後のバイトラッシュが衝撃的すぎてお互い帰ってから数日たっても大興奮…。笑

その中で僕が色々と考えていたことを『ベイトの産卵期を捉える』というテーマで今回は書いていこうと思います。

僕は釣りをする時に『普遍的な理論』というものを結構重要視しています。
あらゆる現象・反応は理論化して頭の中に詰め込んだ方が釣果に繋がると信じていますが相手は生き物。

この理論という固定概念がたまーに邪魔をして新たな可能性に気付けないこともしばしばあるんですが前回の釣行がまさにそれでした。

普通に考えて釣ってもそれなりに釣れる。

でももっと釣れる可能性を見逃している気がする。

そんな時にそれまでの反応と少し変わった反応をヒントに思い浮かんだ1種のベイトの存在という言い方をしましたがそのベイトが『ハス』です。

河川や琵琶湖のようなフィールドだと自然と連想するベイトなんですがリザーバー(本湖エリア)となった時に僕の頭の中では少し薄い存在となってしまうベイトでもあります。

とは言えあれだけ小鮎が群れで居るんです。
その稚魚放流に混ざって本湖でも少しずつ増えたと考えてもおかしくありません。

先日の釣行で感じた点として…
明らかにハスを積極的に捕食している個体がいるということ。

その個体は群れで動いているため連発しやすいということ。

なにより
アベレージサイズが大きく、ハスの群れがデカいとMAXサイズのバスも着いているということ。
 
かなり強烈ですよね…?
 

季節的な側面から見るとフィールドによる個体差はあるとはいえ全国的にアフタースポーン~回復直後の釣りがメインになることは容易に想像できます。

この時期は体力の回復を優先するため、とにかく捕食しやすいと思われるエビ系がメインベイトとなる事が多い印象です。(特にテナガエビが生息する河川)

遠賀川も良い例だと思います。

ルアー選びにおいても『遅く』『弱く』という要素を持ったルアーへの反応が良くなります。
アフター前期だと金属音系(羽モノ、スウィッシャー、バズ)を中心にポッパーなどの反応が良くなるのもこの時期の特徴ですよね。

個人的に愛してやまないステルスペッパー90Sが最も輝くのもこの時期だと思っています。

先日のフィールドに関しても釣れた魚を見る限り、季節の進行具合的には決してずれていない。

ただ、追っているベイトが想像と違ったんです。

岸際の至る所にベイトとなりそうなハゼやエビがうじゃうじゃといるのにデカい魚はほぼそれを狙っていないのでしょう。

小さいベイトを追うとエネルギーの消費に対して供給のコスパが悪そうですし…💦

とはいえハスって動きも速いしこの時期の捕食対象としてはどうなの?と正直思いました。

そこでハスの生態について色々と調べているとどうやら6月~8月が産卵期らしくここでようやく納得。

なぜ納得できたのか?

○○パターンと名付けられるパターンの多くはベイトの名前が頭に付いていると思いませんか?

この時のベイトって何故強烈なパターンになるほどバスから積極的に狙われるのか…?

そう、
産卵期だからだと僕は考えます。

パッと思いつくものでも『ワカサギ』『テナガエビ』『アカガエル』『ブルーギル』等が挙げられますがワカサギとアカガエルなんかは特に強烈(常識外れ)です。

普通に考えたらそんな時期(2~3月)に多くのバスが表層を意識する必要なんてないんです。
(シャロー越冬だけとは思えないほどの魚が引っ張られていますしシャロー越冬明けをメインで狙えるから魚もデカい。)
 

それほど産卵に集中した生物って栄養価も高く産卵場所への依存度も高まり捕食しやすい存在なんだと捉えています。

実際、ベイトに限らずバスだって春が一番賢い特大サイズを騙せます。
シーバスやほかの魚種においても重なる部分は多いです。

スピードの最大値はかなり速いと思われるハスですら産卵期になると狙いやすい獲物に変わるのでしょう。


ここまでの仮説が立てられればあとはそこに何を投げるか?

これがまた面白くて安定の信頼の『アライブシャッド』をはじめとした4インチ前後のサイズ感はハスのサイズ感に合っていないせいか爆発力は低く、アベレージも小さめ。
よほど依存しているんだと思いました。

琵琶湖であれだけ強力だったギルパターンもギルが激減したとたんワカサギやハスなど他ベイトへの依存度が一段と高まりましたからね。

時に生物的要因が環境的要因を凌駕する瞬間がありこの二つの要因はやはり同じくらい重要な要因であり特に爆発力を求めると前者の占めるウエイトは大きいです。

先日の釣行で釣れちゃったこのバスも今思えばハスが絡まないエリアだから釣れたのかもなぁと考えています。

ハスが絡まないエリアだとエビ、ハゼ、稚鮎といった3~4インチ前後のサイズ感がむしろ丁度良いくらい。
 

逆に手持ちの駒で試した超即席セッティングでもハスが絡むエリアにルアーを合わせていけばサイズ感?シルエット?が合った瞬間怒涛のバイトラッシュが起こるわけです。
 
この最後をピースを埋めるのに必要なのが道具的要因ってわけですね。笑
 

そんなこんなで魚って僕らが難しく考える一方、環境の変化に対応しながら必死に、素直に生きているだけなんだと改めて感じました。
 

ハスの産卵期的にも来月くらいまでは似たようなパターンがかなり効く気がしますしそれ以降の動きも何となく予想が付いているので次回以降色々と試すのが楽しみです。

ある程度手持ちのタックルでどのようなタックルを組むかを頭の中でシミュレーションしながら必要な物資を調達。

頻繁に行けない分、一釣行の密度をより高めていかねばならんのです…笑

この釣りに関してはあえて釣行に行く前にこのタックルで挑むという記事を書いてから実際にはどうだったというところまで書けたらと思います。

丁度後輩が対策を練って近日再出撃するようなのでその釣果を見るのも楽しみです!!笑

ちょいと長くなってきたので今回はこの辺で…

でゎでゎ👋

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