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ランクマッチの活かし方 (1)

ランクマの良さ。それは「いつでも手軽に対戦できて、極めてローコストで経験が積める」ところ。ここを理解して取り組むと吉かもねって話。

ランクマッチは上達の味方

ランクマ。それは色々な感情が生まれるところ。9割方が負の感情な気がしますが。

さて、スト5においてランクマッチは避けては通れない部分があります。良くも悪くもプレイヤーをポイントによって序列化する側面があり、自分のレベルを思い知らされる知ることができます。

そんなランクマですが、僕が思うに上達するためにはやっぱり不可避です。不可避というか、うまく利用するのが有利に働きます。

かく言う僕も主に練習の場としてきたのはランクマッチで、僕の強さのほとんどはランクマで形成されてしまったわけです。

筆者のPS4版スト5の最終戦績。ランクマは4万試合程度。大して勝率は高くないですし直近でもめちゃ負けてますね。ウォーロード(笑)

ところが、ランクマは一部の人に忌避される傾向にもあります。理由は明確で、あんま楽しくないし何ならちょいちょい不快だからですね。めっちゃわかります。

それでも強くなるためにはランクマは利用した方がいいと思います。ここではその理由を改めて説明しようかなと。

ランクマの最大の長所

ランクマの最大の長所は冒頭にも書いた通りですが、こんな感じです。

いつでも対戦できる。
たくさんの人と対戦できる。
極めてローコストに対戦できる。

つまり、早い、でかい、安い。三拍子揃った神環境と言えます。美味くはないかもしれませんが…

昨今のゲーマーはネット対戦を当然のものとして捉えているでしょう。しかし、この環境の意味を考え直し、どう利用するか一度考えるべきと思います。

ネットで対戦できない頃は、それなりに都会の人が集まるゲーセンに行く必要があり、しかも1回負けるごとに50円なり100円なり取られるわけです。とんでもない労力とコストです。
(ただ、その価値ある環境ではあります)

今はその頃よりたくさんの対戦ができるわけです。たくさん対戦して経験を得ることができる。これは泥臭くて時間もかかるけど非常に大事なことです。

経験という下地があってこそ咄嗟の状況判断を下し、強い行動をうまく通し、大幅な体力差を逆転する戦略を練ることができます。これが上級者への必須項目であることは記事を別にして書く予定です。

ここでは格ゲーの体系的な教育法や上達法はほとんど研究されていないため、上達は個人的な体験の量と質に大きく依存するとだけ書いておきます。

いや、あなたさぁ…
たくさんの対戦をしている暇はないから
要領よく上達したいんじゃんねえ…

そんな気持ち、痛いほどわかります。しかし、残念ながらなかなかそうはいきません。

前述の通り大量に対戦をこなす事が容易になった昨今、大量に対戦している人の中で戦い、彼らと差をつける必要があります。

率直に書いてしまいます。

そもそもこれだけ手軽に対戦できる環境において、量をこなすことさえ後手に回ってたら相対的に上手くなるわけないというあったりめーの事実を再認識しておきましょう。

実力の維持すらひとしごと

前の節では、他人と自分を比べる相対的な話を書きました。一方で、

他人に比べて強くならないとしても、
自分自身と比べたら、
ゆっくりとでも強くなっているはず…

と考え、それで良しとする方も多いと思います。

しかし覚えておいてください。やらない期間は確実に人間を退化させます。

徳川家康は「人生とはクッソ重たい荷物を持って遠き道を行くが如し」的なことを述べていました。

技能の上達に関しては、道は平坦ではありません。下りエスカレーターを逆走して登っていくが如しです。生半可な技術は使わないとすぐダメになります。

そういう日々の逆走のためには、インスタントな対戦が特効薬になるわけです。そこで、そう、ランクマッチ。

ところで、一部の猛者がしばらくプレイしてないのにかなりの実力を維持しているケースがあります。

それは例えるなら、エスカレーターの間の踊り場のようなところまで一旦到達できているおかげです。

ただし、そこに行くまでには結構な逆走期間と経験を積む必要があります。

安全な「実力の踊り場」に行くまで走り切る。これ、大事な考え方だと思います。

ポイントは上達の見返り

少し違う話題ですが。ポイントを目標にするのは全く悪いことではありません。ダイヤになりたい、グラマスになりたい。大いに結構です。

ただ、対戦数とポイントが比例せず、重ねた経験が逆に辛さに繋がる時期もあります。これは誰もが必ず経験するはずです。

そこは上達の踊り場。学習心理学ではプラトーと呼ばれているようです。

そうなると、真剣に取り組む人ほど苦しんでしまいます。したがって、上手にこころのバランスを取る必要があります。

前に負け越した人に勝ち越した。
前は知らなかった確定反撃を取れた。
新しい選択肢で場面を好転させられた。

そういう小さな達成、前より強いという実感を意図的に見つけ出し、数えていくとよいでしょう。

少しずつ強くなった結果として自然にポイントが上がる。それが理想かなと。あまりポイントを気にすることなく、まずは手軽な対戦ツールとしてランクマを使うと良いと思います。

ランクマのいいところを活かそう

この記事はまぁ、一言で言っちゃうとランクマまわせという根性論丸出しの趣旨に受け取る人も居るでしょう。ですが、相応の根拠を以てそれが強くなるための必要条件の一つだよねと主張してるわけです。

ランクマをうまく利用する具体的な取り組み方まで書けなかったため、後編で書いていきたいなと。

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