妖艶な昭和歌謡カヴァー「恋のハレルヤ」

久しぶりに動画サイトであっちゃん（BUCK-TICK・櫻井敦司）関連のあれこれを漁っていたら、聴いたことないのが上がってきた。

「恋のハレルヤ」
え、なにこの昭和歌謡チックな歌。ISSAYさんって、こんな曲もお歌いになるのね！（愛するあっちゃんが敬愛するISSAYさんということで敬語だがいろいろおかしい。）と驚く。
あまりの妖艶さにくらくら。イヤホンから聴こえるお二方の声が刺激が強すぎて、鼻血でそうになりました。あっちゃんの声が若くて、今とは違う青くて固そうな、熟しきってない感じの色気がまたよい。

それにしてもイントロの暗黒っぷりがすごい。（語彙）ここだけ聴いて恋の歌とは思うまい。昭和歌謡とも思うまい。
そしてこの妖しさは癖になる。繰り返し聴いてしまう。

なんか聴いたことある気がする…と思ったら原曲はこれでした。

昭和歌謡チックではなく、昭和歌謡そのもの。

調べてみたら、1994年発売のISSAYさんのソロアルバム「Flowers」(カヴァー集）収録曲で、英彦さん（BUCK-TICK・星野英彦）もギターで参加。
歪んだギターの音がまた妖艶な雰囲気を盛り上げておりました。

サビの

もえる思いを　
あなたにぶっつけた　だけなの

恋のハレルヤ（作詞：なかにし礼・作曲：鈴木邦彦）

の「だけなの」がねぇ。これぞあっちゃん！って感じでドキドキしましたよ。歌詞の感情がそのまんま迸る感じ。胸がぎゅっとなります。

このアルバムではジュリーの「時の過ぎゆくままに」もカバー。
バクチク脳のワタクシとしては即座にあっちゃんの「LOVE(抱きしめたい）」が浮かぶわけですが、この曲もぜひあっちゃんにカヴァーしていただきたい！と思った次第でございます。

ジュリーの曲はいいよねぇ。
男の色気が「これでもか！」ってくらい出てるところがねぇ。
てことで（？）あっちゃん、昭和歌謡のカヴァーアルバム早く出してくださいな。切に切にお願いいたします。

ちなみに英彦さんは「朝まで待てない」「シーサイドバウンド」にも参加。
ISSAYさんの「シーサイドバウンド」って！？と思ったけど、なるほど納得。なアレンジでした。
英彦さんのサーフロック好き（？）の片鱗は、すでにこの頃から表れていたってことなんでしょうかね。

ISSAYさんの「Flowers」
昭和歌謡なんだけど、ダークでデカダン（ってよくわからんが言ってみたい）な匂いがぷんぷんしつつ、昭和歌謡ならではのもの悲しさの中の突き抜けた軽やかさ、みたいなものも感じる不思議なアルバム。
「宵待草」とか意外な選曲もあって、ISSAYさんのいろんなお顔・お声を知ることができました。

あっちゃんとISSAYさんといえばBUCK-TICKの「愛しのロックスター」。

でもこの曲ISSAYさんがどこを歌っていらっしゃるのか、未だによく分からないのですよねぇ。