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6月。彦月。

6月はBUCK-TICKギタリスト・星野英彦氏の誕生月。
毎年恒例の「音楽と人」でのインタビュー記事を読みました。


前に前に進む姿を見せ続けてくれている今井さんのインスタを見るのが正直苦しくて……。最近はほとんど見ていないし、この記事を読むのもちょっと怖かった。
でも、ヒデさんの穏やかで柔らかい、変わらぬ自然体な雰囲気と言葉に触れたら少しほっとした。

58歳還暦間近、これから目指すところ(?)が所ジョージさんと高田純次さん(!)っていうね。意外なようで、でも力むことなく自然体で人生を楽しむ姿が理想って、あぁ、すごくヒデさんらしいなぁ。って思ったよ。

ご家族の話や家族サービスの話もありつつ、今後のBUCK-TICKの形や作品については、歌ってます、ボイトレに通ってますって話もあって、試行錯誤しながら新体制でのレコーディングが着々と進んでいるんだなぁ。
当たり前だけど”あっちゃんがいない”って現実をちゃんと(?)受け入れて、それぞれがやれることをこれからもやり続ける。これからもBUCK-TICKは続くって、そういうことだもんね。

でも、ヒデさんが58歳になって、今井さんは来年還暦を迎えて、メンバーは歳を重ねていくけど、あっちゃんはずーっと57歳のままで。
これからどんな作品が生まれても、そこにあっちゃんの新しい生きた声は入らなくて(AIとか使ってやることが将来的にあるのかもしれないけど)。
……なんてことを思ってしまって、新作楽しみとか嬉しいって気持ちにはどうしてもまだなれない。

あっちゃんが歌わないBUCK-TICKを想像できない。
新作が想像の遥か斜め上なのはいつものことだけど、今回ばかりはその変化を受け止められるかわからなくて心許ない。

しばらく聴けていた過去作品は、結局また聴けなくなった。
時々聴いてみるけれど、勝手に涙が出るのがしんどくて、泣きたくなくて無意識に感情を押し殺してしまう。あんなに大好きで心震わせながら聴いていたあっちゃんの声を、心が死んだみたいな状態で聴いている自分が嫌で、悲しくてたまらなくて、聴こうと思えなくなってしまった。

もうすぐ8回目の月命日。
悲しみや虚しさは少しずつ形を変えているけれど、それが消える日は来ないんだろうな。以前のように、悲しみに暮れることもできなくなったのに、あっちゃんが生きていたこと・遺したものに想いを馳せることすら、私はまだ上手くできずにいるよ。

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