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ショートストーリー

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ちいさな物語を書いています。 月や星、魔女をモチーフにした作品が多いです。 目標はいつか一冊の本にすること。
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2022年6月の記事一覧

140字小説「太陽と二本の木」

東の果てにある一本の木は、一日の始まりに太陽を抱き上げて空へ送り出すのが大好きでした。西…

140字小説「消しゴムと目打ち」

なんだかむしゃくしゃして、夜空に消しゴムをかけた。さっぱりすっきりするはずが、独りぼっち…

140字小説「夜空の散歩」

「やぁ、一緒に空の散歩と洒落込もうじゃないか。」流れ星に促されるまま尻尾に掴まると、みる…

140字小説「赤い涙」

とても愛された人形が、持ち主の死後涙を零すようになった。気味悪がっていた遺族は、涙が金剛…

140字小説「アンモナイトの恋」

人間に恋をした人魚の話は有名ですが、その人魚に恋をした菊石のことをご存知ですか。人魚の幸…