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ショートストーリー

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ちいさな物語を書いています。 月や星、魔女をモチーフにした作品が多いです。 目標はいつか一冊の本にすること。
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2022年3月の記事一覧

140字小説「はたらく星」

夜は、我々が一日の終わりに吐いた溜息で出来ている。 我々の喜びや悲しみ、笑いや涙で色づき…

140字小説「静かな掛け時計」

おや、お客さん左利きだね。 ちょいと面白いものがあるよ。 古道具屋の主人に見せられたのは…

140字小説「悲しい宝石」

街外れの廃棄工場。 不良品の多くは稀に現れる左利きの機械人形。 動作に支障はないのに嫌う人…

140字小説「魔女の秘薬」

隻眼の騎士が森を行く。 手には婚約者の髪が一房。 魔女の薬の材料となる。 薬の報酬は己の…