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龍頭龍尾とオランウータン

田んぼやっていた頃から、長いことずっと、龍頭&龍尾って何のことだろうと思ってました。いわゆるドラゴンヘッドとドラゴンテイルのことですが、よくわかっていませんでした。名前には惹かれるものがあったので、気にはなってたけど、調べるところまではいかなかったのでした。

前世と今世

西洋占星術の本をしっかり向き合って読むようになっても、しばらくはわかっていなかったのですが、ある時期から、どうやらドラゴンテイルが前世のことで、ドラゴンヘッドは今世の課題みたいなものらしいとわかってきました。

ドラゴンテイルが示す分野は、過去にやってきた領域で、既に経験があるので、当たり前にできるけれど、ドラゴンヘッドが示す分野はどちらかというとこれから開拓していくべき方向で、まだまだ苦手だけど、今世においてはそこをやることで運が開けていくと言われているところです。

そもそも、このポイントは何を意味するのかと調べてみたら、月と太陽の軌道が重なるポイントなんですね。黄道に対して月が昇っていくポイントをドラゴンヘッド、月が降りていくポイントをドラゴンテイルといいます。

ドラゴンヘッドかドラゴンテイルで満月が起これば、月食となり、新月になれば日食が起こるというようなポイントのことで、具体的な天体があるわけではないということで、感受点と呼ばれています。

最近やたらと日食月食の話が聞こえてくるなと思ってましたが、地球や月の公転軌道など様々な条件を加味して計算していくと、理論上 は1年の間に、日食は最大5回、月食は最大3回起こるのだそうです。

それにしても、日食や月食の時に生まれた人というのは、ホロスコープ上では、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルに太陽と月がコンジャンクトしている時に生まれたのかと思うと、なんだか不思議な感じがしました。

ヘッドとテイルはその性格上、黄道と白道が交差する点で、必ず180°対面に位置しているので、意味を見ていく時にも必ず対で見ていくことになります。

例えば1室と7室、2室と8室、3室と9室、4室と10室、5室と11室、6室と12室はという具合。

天体でも同じで、牡羊座と天秤座、牡牛座と蠍座、双子座と射手座、蟹座と山羊座、獅子座と水瓶座、乙女座と魚座という具合です。

対面するハウスもサインも、正反対の要素を持つものが多いですが、どうしても昔やっていたことの方が慣れてますから、ドラゴンテイルにウェイトを取り過ぎて、ドラゴンヘッドが使えていないということがあり得るわけで、その場合は、今はうまくいっているように思えても、だんだんとじり貧になっていく可能性があるので、やはり少しがんばって、慣れていなくても、苦手と感じても、ドラゴンヘッドの方を頑張ってやるということが大事なのだと言うことです。

龍頭&龍尾開運トークショー

そもそもなんで今、ドラゴンヘッドのことを書こうと思ったのかというと、ミカミポーラさんのチャリティーイベントに参加して、2020年の冬に開催された龍頭&龍尾開運トークショーの動画を見る権利をゲットしたからなのでした。

その中で、それぞれのハウス、サインにヘッドがある人、テイルがある人の話を聞いてたんだけど、その中でも特に、心に残ったのは、10室の話でした。

「10室にドラゴンヘッドを持っている人は、見えるところに出て、光を灯してください。皆さんは灯台として生まれてきたので、その光を待っている人は必ずいるから、あなたが光を灯さないと、船が座礁するかも知れないわけですよ。」との言葉でした。

そう僕のドラゴンヘッドは10室にあり、乙女座の16°で、ドラゴンテイルは4室にあり、魚座の16°なのです。

魚座の16°はある意味スピリチュアルなお仕事を含みますね。なので、田んぼやる前にやってたようなこともたぶん魚座のお仕事で、家でやるという意味でも4室だったわけだけど、どうやらこれから目指すのは、10室であり、乙女座らしいということです。

外に出るということは、今まで応援してくれた人というよりは、これから僕のことを新たに知る人に向けて、僕は書いていくことになるし、光を届けることになるのだろうと思います。

そういうことをやっていくのかと思うと、ちょっと武者震いしたりします。

オランウータン

ちなみに乙女座の16°はサビアンシンボルではオランウータンです。15°までに培ってきた、乙女座らしさ、完璧な乙女座の象徴である、レースのハンカチから、野生味を帯びたオランウータンを取り入れた乙女座として、僕は語り始めるということなんだなと思います。

16°という度数は特殊な度数で、15°で一旦完成したはずの乙女座に対して、反対側の魚座の要素が流れ込んできて、それまでの乙女座とはまったく違うエネルギーを放ち始めるわけです。

知性や理性ばかり使用してきた完璧主義の乙女座に、魚座が司る本能や感情や霊感の領域を突きつける感じ。それがオランウータン=本能の力、生命力であり、それが僕の仕事ということになるわけです。

ちゃんとしてるだけでは、物足りないんですよね。ちゃんとしてるのはそれはそれでいいけれど、足りないものを吹き込みたいという感じ。たぶんそれが僕の仕事。

少しぐらいやんちゃな方がいいし、少しぐらいのバイキンは残ってた方がいいし、完全な免疫というものがあるとするならば、それは野生の中にあるのだろうと思っています。

若い頃、オランウータンに会うために何度も動物園に行きましたが、彼らに会うたびに、あの純粋な目を見るたびに、心がときめいたことをよく覚えています。今のパートナーとも、結婚前に何度も動物園デートをしました。いつも真っ先にオランウータンのところに行くのが僕たちのお決まりのコースだったんですよね。

余談

そうそう、これは余談ですが、うちのパートナーも治療の仕事をしていましたが、骨盤の歪みを治す時にほんの小さなエネルギーだけで治療をするというようなことをしていたことがあります。

その時、心にオランウータンの姿をイメージして、その純粋さに心を合わせたときに、とてもよく骨盤がそろったんだということを話していました。

この話は直接は関係ないのかもしれませんが、僕の中ではなんかわかる感じがしています。あの純粋な目というのは、昔の人間の姿でもあるのでしょう。だから、心が洗われるのではないかという気がします。

ずいぶん話がそれたような気もしますが、むしろ本質に近づいたような気もします。これからやろうとしている占星術は、むしろ魚座的な領域のものですが、乙女座にオランウータンの風味をまぶすことで、スピ以上にスピな領域に入っていけるのではないかと思います。

水星をベースに置いたスピという感じでしょうか。そんなことを思いながら、オランウータンの写真を見ていたら、まるで魔術師か、隠者か、はたまた愚者か、いろんなものに見えてきました。

いずれにしても、僕が向かうべき方向はわかったような気がしています。こういうことを書いていくということは、まさにその方向に向けた準備の一環という感じかなと思います。

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