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月の門をくぐる

トートタロットのリーディング講座の2回目、終了しました。9月17日の1回目から、一月ちょっと。濃い時間を過ごしてきましたが、講座としてはこれでひと段落です。

講座の前には、トートタロットには触れたことがなかったのに、今ではすっかり馴染みました。

作者のアレイスター•クロウリーの本も読み始めたわけですが、書かれている内容が違和感なく、僕がこれまでの人生でやってきたこと、考えてきたことと、リンクする部分があまりにたくさんあるので、驚いてしまったという感じです。

他人とは思えないくらいに似ているとさえ、思うところがあります。

そういえば、少し前にクロウリーのホロスコープと僕のホロスコープを並べたことがありましたが、そのことをあらためて見直してみました。

あの時は生まれた時間がわかりませんでしたが、その後、本の中に夜の12時の少し前に生まれたと書いてあったので、より正確なホロスコープを作ることができました。

あらためて僕のホロスコープと重ねて、シナストリーを見てみると、やはりかなりお互いに影響を与え合う関係であると思われます。アスペクトが多いです。

月の位置も明確になったのでさらにはっきりしましたが、19°〜24°あたりに、二人ともたくさんの星があるのがわかります。

特に目立つのはクロウリーの天王星が僕の太陽、天王星とコンジャンクトしているということ。さらにはMCにも乗ってきているので、僕の仕事、社会活動、キャリアにとっても天王星的な部分で影響があるということです。

天王星というと、それは大アルカナ0番の愚者「フール」を表しますから、僕のキャリアはまさに愚者であるということだと思います。

また、そのオポジションの位置には土星がありますし、しっかりやれよと睨まれてる様な感じもしますね。

まさに、クロウリーの言葉、「汝の意志するところを行なえ。これこそ「法」のすべてとならん。」

これが土星として、睨みを効かせているという感じがしてきます。

そして、僕の12室にクロウリーは星をたくさんくれてるんですね。ざっと太陽、金星、木星、水星が、僕の12室に入るので、クロウリーに接することで、僕の12室はとても賑やかになるということがわかります。

まさに彼のテーマである、神秘主義と魔術というのは、僕の12室を豊かに満たしてくれるだろうということが見えてきますし、それだからこそ、僕は反応してるんでしょう。

また、クロウリーの水星は僕のアセンダントに乗ってもいるので、僕自身、彼の水星にはフィットするだろうと思われます。

そして、逆に僕の太陽、天王星は彼の1室に星を与えることになりますから、クロウリーとしても、僕のことは気になる存在として見える可能性はあると思います。

また、クロウリーの火星と土星は僕の3室に入りますから、僕の創作意欲に火をつけるにはうってつけといえるのでしょう。

僕の3室ルーラーは2室に行っているので、そこで創作されるものが、コンテンツとして、僕がこの世に残すものであり、それがお金にもつながる可能性があるということです。

クロウリーを研究することは、僕にとってはお宝でもあるということかも知れません。

他にも、30°や60°、150°などのアスペクトがたくさんありますから、もし同じ時代に生きていたとしたら、お互いに興味を引き合う関係になっていたのではないかと思いますが、もちろん時代が違うので、ただ僕が影響を受けるだけというだけなんですけどね。

まあ、それはしょうがないか。(^^)


ここで今日の講座の話に戻りますが、今日はケルト十字スプレッドで今の自分のテーマを見てみるということをやりました。そして出てきたのはこの様なカードたちです。

テーマは、これからまたangelspaceを再出発するということです。

最初のカードがソードの10 Ruin破滅、2番目がソードの3 Sorrow悲痛という、上々の滑り出し。(笑)

動き出そうとすると足がすくむということですね。そして昔のうまくいかなかったことも脳裏をよぎるのだと思います。

ここで主催のモルフォさんから、10はFortuneであり、3はEmpressなのだとの示唆があり、なるほどと思いました。

10は最後なんですね。9なら、まだもう一段階あるけれど、10だから、本当はもう動くタイミングなのだということでもあるわけです。破滅は終わりであり、終わりを受け入れたら始まりはあるともいえるかも知れません。

その上にある悲痛のところを見つめる必要はあるかも知れませんね。それが今の課題と言えそうです。

その下、潜在意識にはワンドのクイーンがあります。僕が元々やりたかったことであり、それは率先して情熱をほとばしらせること。

左側の過去の位置には大アルカナ15番の悪魔です。

悪魔はやりたいことをやるということであり、人目を気にせず、やりたいことをやるということであり、それは先ほどのクロウリーの言葉、「汝の意志するところを行なえ。これこそ「法」のすべてとならん。」に通じるとのだと思います。

そういう意味では、ちゃんと悪魔としても生きてきたし、かなりいろいろとチャレンジしてきたということを認めてあげたらよいということなのでしょう。

そして上のカードがカップの2 Loveでした。

最初一人で読んでいた時には、このカードの意味するところがよくわからなかったのですが、絵について、2匹のイルカが交わっているというところを指摘されて、なるほどとつながりました。

そこに溢れる気持ちよさとか、まさに、汝の意志することを行なうということであり、体内を巡るエネルギーがこんこんと溢れ続けて、迸り続けて、それが循環するんですよね。

身体は気持ちよさの塊なのだということを、僕は踊りや小周天の中で何度も味わいましたし、それはエクスタシーですし、オーガズムですし、さらにいうならば、それがサマーディーにもつながっているのです。

そういうことを人と分かち合うこと、そういうことを人に伝えるということ、それが目的であり、目指すところであり、angelspaceの意味なのだと言ってもいいのかなと思いました。

そして右手には未来のカード、目的のために何をするのかというカードなわけですが、ここに大アルカナ18番「月」というカード。

これもよくわからなかったんですよね。月と言えば、迷い、不安だから、その不安をなんとかするということかと思いながら、いまいちスッキリしないと感じていたところ、月のカードの意味は、門なんですよとの示唆。

門の先は暗いからよく見えないので門の中に入ることを躊躇しているというのがポイントなのですね。

あああ、なるほどとなりました。

スカラベが太陽を運んでるので、灯りはじゅうぶんあるのです。でも、暗いからと躊躇して一歩が踏み出せないということなんですね。

だから、最初の破滅やら、悲痛やらのカードにエネルギーが向いていたということかも知れません。

ほんとなるほど、という感じ。門の中に足を踏み入れる選択をするというのが、やるべきことなのだと思います。

その後のカード、まず僕自身を示すのはソードのエースです。これもまた「汝の意志するところを行なえ。これこそ「法」のすべてとならん。」ということですね。それを生きようとしているということです。

そして周囲の状況はソードのプリンスです。煙幕の中で剣を振り回しながらなんとかしようと葛藤しているけれど、いろんな考え方に振り回されて、方向を見失っている人たちに向けて、方向を指し示したいということが、これからやりたいことだということです。

そして、次に来るのがカップのナイト。女性性の強い男性であり、背中には羽が生えています。これは右脳の象徴であると感じました。

さらに最終結果のカードが、ソードのナイト。こちらも背中に羽が生えている、男性性であり、左脳の象徴だと思いました。

右脳と左脳が手を合わせて、協調することで、方向は見えてくるし、道は開けるということなのかなと思います。

それにしても、背中に羽が生えたカップのナイトとソードのナイトを見ていて、1998年にangelspaceという名前で活動を始めた時のことを思い出しました。

なぜ名前にエンジェルとつけたかというと、瞑想していたときに、背中に羽が生えてきたのを感じたからというのが理由なのでした。

キネシオロジーをシェアする場としてエンジェルという名前はどうかなとも思いましたが、その時の瞑想の中での体験がとてもありありと残っていたので、左脳的な理由ではなく、右脳的にエンジェルスペースという名前を選択したのです。

クロウリーの本の中にも聖守護天使とのつながりのことが書かれていますし、もちろんトートタロットの中のカップとソードのナイトが羽根を持っているということも、彼らが天使であるということを示しているのだと思います。

だから、それでいいんでしょうね。むしろそういうことだったのだと思ったということもあり、これからもそのままangelspaceという名前で、今回も活動を再開させたいと思いました。


今日のもっとも印象に残ったのは、やはり月は門であるということでした。その門をくぐる時に、準備ができているならば、プリーステスの案内があったりもするんでしょうね。

月の意味について、過去に何度も書いてきましたが、月にこだわる理由というのは、こういうところにもあったのかと思い、なんだか腑に落ちた感じがします。

そしてその先に太陽があるのだということを忘れないようにしたいと思います。


トートタロットと出会って1ヶ月とちょっと。ここまで深い体験になるとは、正直思っていませんでした。思いがけず、これからの方向性について、とてつもなく大きな発見がありました。まさに基盤となるべきものを見つけたということです。

一昔前にこれだけのことを残してくれたアレイスター•クロウリーという人に感謝したいと思います。手に入れた本をこれから読んで、さらに腑に落とし込みたいと思います。

そして、そのうち、始めるよーという案内を出す日も近いと感じます。ほんと、最後のところに来たという実感ですね。

今回のトートタロットリーディング講座を主催してくださったモルフォさん、そして一緒にプロセスを共有していただいたTさんとMさんにも感謝です。本当にありがとうございました。

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