見出し画像

ホラリー占星術を学ぶ!?

ホラリーって何?

ホラリーという名前はずいぶん前から知っていました。それはキネシオロジーのテクニックのひとつとして、ホラリーポイントというのがあったからなんですが、このポイントは体内時間を司る経穴のことを指していました。各経絡にひとつずつホラリーポイントというのはあるんですよね。

時間と五行には関係性があり、一日のうちのある時間からある時間までは、それに関係する経絡が最も活性化しています。それが時間とともに次々と経絡を移動していき、一日でその回路が一周するというような考え方でした。

具体的には特定の時間に、それに関係する経穴を刺激することで、体内時間を調整する方法というようなものだったのですが、それを利用することで、乱れた体内時計を調節したり、時差のある外国に旅行するときなどに、素早く時差調整する方法として、有効とされていたものでした。

実際にアメリカに行くときとか、現地についたときに、速く時差ボケが解消できるように、飛行機で移動中から、現地時間に合わせてホラリーポイントを刺激したりしました。効果のほどははっきり言って、わからないことも多かったですが、興味のある分野だったので、ずいぶん試してみたりしていたんですよね。

いずれにしてもそういうことで、ホラリーというのは、時間に関係している言葉だということは知っていました。しかし、まさか、それをつかった占星術があるというのは、驚きでした。

ホラリー占星術ってどんな感じ!?

最初にホラリー占星術というものがどういうものかを見せてもらったのは、ミカミポーラさんの講座の中でのことでした。あるホロスコープを例にして、それをホラリー的に見ていくならという設定で、ざっと流れを見せてもらったという感じでした。

たとえば、子供が筆箱をどこかでなくしてしまったけれど、その筆箱はどこにありますか? まだ無事ですか? いつ戻ってくるでしょうか? と言うようなことをホロスコープを使って探す方法なのだということでした。

その質問を問いだてした時のホロスコープを使います。その時のアセンダントが質問者で、アセンダントルーラーが質問者がいる場所を示します。子供は5室にあたり、筆箱は子供の持ち物だから、5室にとっての2室に当たるところということで、6室が筆箱のある場所。6室のルーラーを調べて、そのルーラーが入っているハウスの状態や、ルーラーの品位を調べます。

そしてもし品位が高ければ、まだ壊れてなくて、返ってくる可能性があるとか、品位が低ければ、もしかしたらもう壊れてしまっていたり、返ってこないかも知れないと見たりします。

またそのハウスが4室ならば、家にあるかも知れないし、3室なら学校にあるかも知れないとか、11室なら友達のところにあるかも知れないとか、その時の星の度数によっては5日後くらいには見つかるであろうとか、1ヶ月くらいで返ってくるだろうとか、そういうことを星のチャートから読み取って、調べていくのが、ホラリー占星術なのだと教えてもらいました。

非常におもしろいけれど、当たるときはすごい当たるけど、まるで当たらないということもあって、まだまだわからないところがある占術なのだというようなことを聞きました。

それを聞いて、僕の中でホラリー占星術という名前がとても印象に残り、それでいつか機会があれば勉強してみたいと思うようになったということがありました。

ホラリーの研究会

そんなある日、ツイッターを見ていたら、ホラリー占星術の勉強会の募集があるのを見つけました。お値段も手頃だったので、後先考えずに申し込んだのですが、それがいけだ笑み先生主催のホラリー研究会というものでした。

当日、ZOOMにアクセスし、実際に参加してみると、他の参加者の方は皆さんほとんどベテランの占星術師の方ばかりで、ほとんど何も知らない僕は明らかに場違いではありましたが、皆さんの発表やら、考え方やら、いろんなホロスコープを見ながら、検討されているのを聞きながら、実際のホラリー占星術というものを目の前で目撃しているという感覚になりました。

ポーラさんに聞いたように、質問者が1室でそのルーラーはどこにあるのかということとか、関係者が子供であれば5室だし、パートナーであれば7室であるとか、その星の配置から、湿っているからその日は曇り空になるであろうとか、熱くて乾いているから、あるイベントの進行具合がこんな感じになるだろうとか、この星のアスペクトがあるから、もしかしたらこんな問題が発生するかも知れないとか、とにかく、占星術のあらゆる象意を自在に使いながら、未来のことを想像していくというようなことを、たくさんの例を挙げて、検討し、研究されている場という感じでした。

中には2年前に問いだてした事象がようやく解決したので、そのことを報告される方がいたりもしました。どのような形で解決したのかということと、当時立てたチャートを読みながら、当時検討したことと比べながら、出てきてた「2」という数字は、結局2年かかるということだったみたいだとか、あのときどう読み解いていいのかわからなかったことが、実際にはこのようになったとか、とても複雑なことをホロスコープを手がかりに、読み解き、その読んだことがどの程度当たっていたかを評価したり、そういう試行錯誤の中からホラリーの可能性を探っていこうとする試みなのだということがだんだんわかってきました。まさに研究会というのにふさわしい場だったのですね。とても面白いと思いました。

僕は今日初めての参加者ということで、発言の機会をいただいたのですが、まるで何もわかっていなかったので、息子の就職がどうなるかとかもホラリーで見ることができますかと質問したりしました。

その答えとしていけだ笑み先生がおっしゃったのは、今は月がボイドなので、チャートを立てるにはふさわしくないということ。また息子の問題ということは他人の問題を扱うということになるので、その問題自体が質問者本人の問題として、どうしても解決しないといけないと思うくらいになっている必要があり、そうなって初めてチャート立てできる可能性が出てくると言うようなこと。また次に参加することがあったら、ぜひ自分でチャートを用意してきてくださいというようなことでした。

今回はただ、見学させてもらうだけのつもりで、発言するつもりはなかったのですが、そのような流れで少し話させてもらって、まるで場違いであったことが恥ずかしいとも思いましたが、果敢にここに来たからこそ知れた事がたくさんあったので、それはそれでよしとしようと思いました。

本を買いました

その後、これはまじでちゃんと勉強したいなとも思ったので、本を探してみたところ、いけだ笑み先生の「ホラリー占星術」という本を発見し、購入しました。

ホラリー占星術 いけだ笑み click to amazon ↑

今まだ読み始めたところで、1/5ほど読み終えただけですが、ホラリーでチャートを立てるということはどういうことなのか、どういう条件があるのか、ふさわしいチャートとふさわしくないチャートがあるということなども、丁寧に書かれていて、なるほどと思いながら読んでいます。

さらにはエッセンシャルディグニティーのこととか、熱冷乾湿で見ていくこととか、ポーラ先生の講座の中でさんざん苦労して学んできたことが、この本の中にも書かれていて、学んだことがさらに深みを増して、自分の中でつながり始めるような感じがあります。

ポーラ先生の講座を受けていなければ、とても難解に感じたかも知れませんが、受けていたことで、すんなりと情報が入ってきて、はいはい、これねという感じで、必要なところに、必要なパーツがどんどん収まっていくような快感を感じながら、読んでいます。

もう少し勉強してみよう

まだまだ、細かい決まり事とかもありそうですが、この調子でもう少し勉強したら、チャートを立てることはできるようになるかも知れません。もしできたら、おもしろいだろうと思います。

そしたらば、またホラリー研究会に参加することの意義も高まるのではないかと思うんですよね。新しい分野の開拓でもあり、それが具体的に西洋占星術の世界に参入していくことの足がかりになっていくという事もあるかも知れません。

そんなことを思いながら、新しいことにどんどん挑戦していくことの喜びを感じているのは、やはり獅子座水星がゆえなのでしょうか? 考えてみたら、様子もわからないのに、いきなりいけだ笑み先生の研究会に参加するなんて言う無謀なことをするのも、火の星座だからこそ可能だったのかも知れないと思います。恥もかきますが、そこに挑戦するということの意義を感じますし、しっかりそこで得たことを未来につなげていきたいと思います。

さて、7月の研究会の案内は来ていますが、果たして参加できるでしょうか? まだ勉強は足りてない感じはしますが、さてさて、どうするか? とにかく、この本をまずは読み終えたいと思います。(*^-^*)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?