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キース・ヘリング展🩷アートは全ての人のために
こんにちは、大阪の魔法使いアートマインドコーチギータです。
音声で聞くならこちら
「キース・ヘリング展」を兵庫県立美術館で観覧。
現代アートは難しい、なんならアートって何?という人だって知っているのではないか?
それがキース・ヘリング。
彼が描いたと知らずに日常に取り入れているかもしれない。
こんなの見たことないだろうか?
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名前を知らなくても見たことある、Tシャツやグッズに描かれたものを使ってる。
なんて人は多そう。
これこそキース・ヘリングの望みだった。
「アートはみんなのために」がスローガンだったから。
グラフィックアーティストに憧れたキース・ヘリング。
自由はニューヨークにこそあり、と出てきたキース。
バイト通勤の地下鉄構内からチョークで描き始め、ストリートアーティストとして名を馳せたキース・ヘリング。
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31歳と若くして亡くなった彼ですが、来日してます。当時、美学・芸術学の学生だったギータは現代アートはな〜と言いつつ知ってました。
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来日した時の原宿でのビデオが最後の展示。
道路、人の服に描きまくってた。
この頃、大御所でキースを推してたアンディー・ウォーホール、なんでも包んじゃうクリストとアートが日常で見られる時代だった。
今回、アンディー・ウォーホールとのコラボ作品も展示。
ウォーホールがアイコン的サングラス、銀髪で特徴的な髪型。そしてミッキーマウスみたい。ドル紙幣が散りばめられ、大量生産、資本主義世界を表しているよう。
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ウォーホールの推しもあって、今では珍しくないアーティストのポップ・ショップを展開。
とはいえ、アーティストとして、メッセージ性は強い人だと再認識。
線と色でアイコンのように描かれる人たちは生まれてくる子供だったり、暴力的だったり、ダンスしていたりと見て分かりやすい。
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個人的にはUFOモチーフが気になるポイント。
UFOは未確認飛行物体、つまり得体の知れない未知のもの。彼にとっては他者を表すもの。
他者はどう行動するか予測がつかない不安なもの。仲良くできるかも知れないし、攻撃してくるかも知れない。
自分以外は他者、他者から見たら自分がUFO。世界はわからないもの同士が一緒に住んでいる。
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もうひとつ前から気になっていた「吠える犬」モチーフ。
有名だけど、なんか怖い。
線だけで描かれ、顔の表情はないからこそ想像が膨らむのがキースの作品。
見る人によって印象は違うだろう。
可愛いなんて言われるけど、可愛くはない、と改めて。
噛みつかれたら痛そう。
力で推してくる存在なのかも知れない。
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輝く子供。「ラディアント・ベイビー」は繰り返し描かれた未来への可能性を示すシンボル。
ギータは今回マグカップを購入。
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ポスター作品、戦争、エイズ、差別など。
ポスターは多くの人に訴えかけられるツールと考えていたそう。
読書をしようと呼びかけポスターは素晴らしい!!!
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キース・ヘリングのアートには人の世界での理不尽なことと生まれくる子供の輝きが見えてくる。
『ブループリント・ドローイング』の部屋は圧巻でした。
コミック形式なのに変形カンヴァスになっていて平面なのに平面でなく見える。不思議空間。
彼の最後の個展の再現で「ニューヨークでの始まりを啓示するタイムカプセル」だそう。
資本主義に翻弄され不平等さ、争い蔓延る社会、テクノロジーが人を支配する未来をコミック形式で見やすいが、テーマは重い。
今、これから起こりそうなテーマ。
AIとの付き合い方、暴力的な事件がなくなるわけではない世の中への警告かもしれない。
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先にも書いた「原宿は遊園地みたいで楽しい」と言ったキース・ヘリングの笑顔を思い出しながら、今なら彼は何をどうどこに描くのだろうか?と思いを馳せている。
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キース・ヘリング略歴
(1958年5月4日 - 1990年2月16日)アメリカペンシルベニア州生まれ。
1980年にニューヨークの地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描サブウェイ・ドローイングと呼ばれる活動をスタート。
社会的なプロジェクトも数多く手がける。
1988年にはHIV感染と診断され、その翌年に財団。
1990年31歳で亡くなるまで、アート活動を通してHIV/AIDS予防啓発運動にも最後まで積極的に関わった。
会期:神戸
2024年4月27日(土)~6月23日(日)
開場時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)
休館日:月曜日 ※祝日(5月6日振替休日も含む)の場合は翌日
会場:兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー
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