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【水瓶座の神話を西洋絵画から知る】

2023年1月22日水瓶座新月にちなみ、西洋絵画から水瓶座の神話を覗いてみましょう。

【星空の水瓶座】


みずがめ座は、10月下旬の夜8時頃、南の空の中ほどに見える星座で、秋の星空を代表する星座の一つです。
みずがめ座の起源は古く、古代メソポタミアの頃から存在していた星座だと考えられています。 ギリシア神話では、美少年の姿が描かれていますが、 古代メソポタニアでは、みずがめ座は水の女神の姿と考えられていたようです。

【ギリシア神話での水瓶座】


ガニュメデスは、トロイア国に住む美しい少年。
彼の美しさは誰もがうっとり見つめてしまうほどで、若さに輝くガニュメデスの身体は黄金に輝いていたといいます。
そんなとき、天界では、英雄ヘラクレスと女神ヘラの娘へーべが結婚することになりました。
へーべは、オリンポス宮殿で神々にお酒をつぐ役目を司っていたので、 彼女の後継者が必要になりました。
そこでゼウスが目に付けたのが、ガニュメデスでした。
ゼウスは大きな鷲に姿を変えると、ガニュメデスを見つけると、 急降下して少年を連れさらってきました。
オリュンポス山につくと、ゼウスはガニュメデスを少年のまま不老不死にしました。
そして、神々の食卓で美酒(ネクタル)を注ぐ役目をあたえました。

しかし、突然のガニュメデスの失踪に、両親は悲しんでいたのです。
悲しみにくれる両親を見たゼウスは、風のように速く走る神馬と
ゼウスの下でお酒を注ぐ給仕をしており、不老不死で生き続けるから安心す流ようにというメッセージをヘルメスをお使いに出しました。
さらに両親がいつも少年を見られるよう水瓶座を作ったのだといわれています。

【西洋絵画のガニュメデスとゼウス】



今回はコレッジョの絵画。
アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ(1489年頃–1534年)はイタリア、盛期ルネサンスを代表する画家でパルマで活躍。
晩年の神話画で有名です。
その一つが、『ガニュメデスの略奪』

『ガニュメデスの略奪』アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ作1531年–1532年頃 
油彩、キャンバス 163.5 cm × 70.5 cm 所蔵:美術史美術館、ウィーン

大きな鷲がゼウス。
ゼウス悪いことする時必ず動物に変身しますね。
鷲は「神の鳥」とダンテは言っており、ゼウスとオーディーン(北欧神話の最高神)は鷲の姿をとるとされています。
ガニュメデスはまだ幼い面影のある少年ですね。
友人と狩りの途中に攫われたということで、地上では犬が吠えてます。
犬は忠実さでもあり、地上の汚れた生き物ともされるので、地上に残り、天に昇るガニュメデスは神聖なものへ変わる途中とも言えます。
広く山が見えて風景が美しく、高くに舞い上がっているのですが、少年は鷲の翼に捕まって振り返っていますが、それほど恐怖に怯えた様子はありません。まだ事態がわかっていないのかもしれませんね。または美しく描くことを優先したのでしょうか?

この作品は、イタリアのマントヴァ公、フェデリーコ2世・ゴンザーガが注文。
『レダと白鳥』(Leda e il cigno)、『ダナエ』(Danae)、『ユピテルとイオ』とともに、ユピテル(ユピテルはゼウス)の愛にまつわる4点の神話画連作。
フェデリコ2世・ゴンザーガはマントヴァ郊外に建設したテ離宮の《オウィディウスの間》を飾るため発注。
『ガニュメデスの略奪』と『ユピテルとイオ』と一緒に窓の両側に飾られていたと言われています。
『ユピテルとイオ』はゼウスの妻の女神官イオを誘惑している場面。
画面背景はグレーで不穏な空気。イオはうっとりした顔にも見え、しっかり誘惑されていますが。
ゼウスってひどいとしか思えないのですが、神だからっていいんでしょうか?
水瓶座の神話のガニュメデスも可哀想すぎ、星座神話って今の私たちからしたら無理矢理感があるような。

 『ユピテルとイオ』アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ  1531年-1532年 油彩、キャンバス  163.5 cm × 70.5 cm  所蔵 美術史美術館、ウィーン

1月22日水瓶座新月についてはこちらも


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