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美術で楽しく知る西洋占星術 天秤座


🖼️今回の絵は天秤座に関連

「正義と不正」ジョット・ディ・ボンドーネ作

「人を助け、正しい行いをしなさい。
間違っても人を騙して利益をぶんどることはしないよう。」というメッセージ。

ジョット・ディ・ボンドーネはイタリア出身の中世後期の画家。
彼の有名な作品は1305年に描かれた、スクロヴェーニ礼拝堂の一連の宗教画。
その中に「美徳と悪徳」とされる14枚の寓意画があります。
寓意画は概念を擬人化した絵画のことを指します。
中世の人たちは絵画を見て、美徳と悪徳を学んでいました。
タロットの「正義」もこの美徳を描いています。

天秤座のイメージは、この美徳を表す「正義の女神」の持つ天秤を示しています。天秤の両側にはそれぞれ人が乗っていて重さを測っているようです。お皿を乗せている両手を離したら釣り合うのか?それとも?

「正義」は主観的に決めるものではないんですよね。
いろんな条件を天秤に乗せてちょうど真ん中を採用する。
客観的に考えることが大切ですね。


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