多様性と勇気ある人たち
多様性は、いろんな分野で声を挙げられて、認められている昨今かと思います。
これは個人的には良い感じって思います。
私自身もドイツに暮らす日本人女性としてマイノリティですし、HSPなどもマイノリティです。
今日書きたいなと思ったのは、そんな多様性を反映する動きの中の、ドイツで見るLGBTについてです。
私自身が当事者として関わるテーマではありませんが、身近にも、たとえば同性婚しているカップルさんが近所にいたり、友人がゲイだったりと、あまりそれで個人的には驚いたりしない分野です。
昨日テレビを見ていたら、ドイツの番組で、昔ならレズビアンと言われた人たちが、一人のプリンセスを巡って争って、最終的にペアになる人は、勝ち抜き、めでたし、めでたしという、バッチェラーってありますよね、あの感じです。
(ゲイ、レズビアンという呼称が良いのかはわかりませんが、特にその面で知識もないのでその点はご了承ください。)
少し前はプリンス・チャーミングという題でしたが、今回は『プリンセス・チャーミング』。
そして名前通り、すごく素敵な女性なんです。(お名前 Irina さん)
美しくてとても好感の持てる女性で、プリンセスという呼び名にぴったりです。
普通の番組ではまだ最終回の結末まで行っていないのですが、私は特にすごく興味もあるわけでもなく、眺める感じで見ていました。
そして思っていたのは、ドイツではLGBTの人って普通に見かけることと、勇気ある、自分の真実を表してくれる人のおかげでの、ある意味の浸透なんだなということです。
ヨーロッパでも、ある時代はそれが罪だとされて罰せられたこともあったということですが、今は個人のその多様性はより尊重される方向であること。
それがすごく良いなと思ったのでした。
例えばご近所のゲイカップルさんも、場所が田舎なわけですから、時代が変わったら公にできない感じで暮らすしかなかったかもしれないですが、結婚パーティーもお庭で隣人も招いて開催して、さすが社交性とEQ抜群な人たちなので、すごくなじんで調和的に暮らしています。
実はうちも、近所のことで小さな悩み事がある時など、駆け込みます。
そして、ここで番組のあれこれとか写真などを貼ってしまうと、ゴシップ雑誌?と自分でも思ってしまうので(笑)、多様性に絞って書いてみました。
偏見をなくして、いろんな分野で、少数派の人も肩身の狭い思いなく暮らせる時、人類もすごく成熟したなと言える時なんでしょうね。
そしてそれを開けてくれる役目も果たしてくれる人たち、勇気ある人に拍手を贈りたい気持ちがします。
少数派であるということでのマイナス面ってありますし、それにもめげず自分の真実で生きるということは、チャレンジも伴うと思います。
けれどその人たちがカーテンの陰に隠れず、等身大の姿を見せてくれることで、私たちの意識も耕される。
理由もない偏見があったところに、共感が育つ。
それは小さなことのようで、暮らしやすい世界にはとても大切なことだと思います。