私について

未来の私が「早くおいで!」と呼んでいる。

最近、よく眠れない。

寒くなってきたからかな。 ダブルベッドでいつも一緒に寝ている夫が夜中にモゾモゾ動くからかな。 それとも、中2女子の娘が朝起きられるかどうか気になっているのかな。

と、考えてみたけれどそうではない。

不安や緊張で眠れないのではなく、ワクワクしすぎて眠れないのだ。

アイディアがどんどん湧いてきて、気持ちが落ち着かないまま朝を迎える。

そのアイディアを形にしようと一日活動しているうちに、また次の素敵なアイディアがむくむくと湧いてきて、体にも心にもエネルギーがあふれ出して止まらない。


こんな状態になる時期が、私には定期的にやってくる。

まるで未来の私が、

「早くおいで!」

と大声で私を呼んでいるような気がして、大急ぎで準備をして早くそこにたどり着きたくなるような時期が。

「いよいよ、来たか・・・。」

そう。

2025年が、間もなくやってくる。


それは、10年おきにやってくる。

人生を振り返ってみて、私には大きな転機が10年おきにやってきていることに、ある日気が付いた。

しかも、それは末尾が数字の「5」になる年に、やってくるのだ。

最初の転機は、1995年。

当時の私は23歳で、大学を卒業して小さな印刷会社に就職したものの仕事が物足りず、1年ほどでエイっと転職をしてもっと小さなNPOの立ち上げスタッフとして採用されたのだった。

今や8億円を売り上げるようになった「フェアトレードカンパニー株式会社」の立ち上げメンバーとして、私は本当に多くのことを学ばせていただいた。

この時期のことは、少しずつブログにも書いてゆこうと思う。

次の転機は2005年。

結婚して母となり、生まれたばかりの息子を抱えながら英語教室を立ちあげた記念すべき年。若かった私は大きな希望を胸に、たくさん学んでたくさん働き、たくさんの売上を上げた。

一方で、家族とは何か。夫婦とは何か。本当の自分とは何か。理想的な仕事と非理想的なパートナーシップの狭間で、苦しみぬいた10年の始まりでもあった。


最も最近の転機は2015年。

13年続いた結婚生活に終止符を打つと同時に、最愛の長男(当時10歳)の親権を失った。

経営していた会社も清算したため、40代にして仕事も住む場所も財産も子どもも失うという人生のどん底を経験。

そこをなんとか切り抜け、当時5歳だった娘を連れて、私のことを誰も知らない土地で人生の新しいステージが始まったのが2015年だった。

果てしない自由を求めて

2015年当時の自分のことを思い出すと、今でも涙が湧いてくる。

とにかく、誰も私を知らない場所に行きたかった。何も持たずに生まれてきた自分に戻って、最初からやり直したかった。

仕事がない、住む場所がない、未来が何も決まっていない・・・
ということは、目の前に果てしない自由が広がっているということでもあった。

その自由に賭けたあの時の私は、きっとベストな決断をしたのだと思う。

2015年から今までの8年間は、私を確実により幸せで満たされた人間に変えてくれた。


2025年がやってくる。

この記事を書いている時点で、2023年はすでに残り18日しかない。

次の転機がやってくるであろう2025年まで、あと1年。

ここから先の2年ほどはきっと素晴らしいものになるだろうと、根拠のない自信がこんなに湧いてくるのはなぜだろう?

アイディアが次々に湧いてきて、やる気にもエネルギーにもあふれて眠れないのはなぜだろう?

やはりきっと、未来の自分が私を急かしているに違いない!

その感覚を信頼して、未来の自分が喜ぶような記事をたくさん書いてゆきたいと思うようになった。

2025年の私がこの記事を読んで、何と言うかが楽しみだ。


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