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【解説編】 悩み解決徹底解説②


悩み解決徹底解説②では
悩みから解決までの流れについて詳しく解説して参ります。


▽ 悩み解決徹底解説①はこちらから





▶︎解決までの流れ


悩みから解決までの流れは、3ステップで進める事が出来ます。

▶︎STEP1 出来事をきっかけに、感じたことや考えたことを把握する

→何が起きたかを理解し、出来事に対してどんな感情を抱いたか
   どんな考えが浮かんだかを確認します。


▶︎STEP2 感情と思考を整理する


▶︎STEP3 仮説を立てて実行に移す

→整理した感情や思考を元に、悩みの解決に向けた仮説を立て
   実際に行動に移します。


この流れの中でも
境界線よりも左側でつまずいていると
悩みから抜け出す事が出来ません。


それぞれの間には
パターンがありましたね。

整理以前の状態、つまりパターン①②③では
悩みから抜け出すことが難しいというのが「悩み解決徹底解説①」でした。


悩みを解決するためには、【整理】が必要です。


あなたの感情や思考を整理できるかどうかが
悩み解決の鍵となります。


【感情】【思考】【整理】については
「悩み解決徹底解説①」でお伝えしています。

今回の「悩み解決徹底解説②」では
【仮説】【解決】に焦点を当ててお話して参ります。


▶︎仮説とは


仮説の前に【感情】【思考】【整理】のおさらいをします。

【感情】【思考】【整理】がスムーズにできると

このような答えが見つかります。


これらの答えは、はじめからあなたの中に存在しています。
ですが、その答えを選び取れない
見えない縛り(思い込み・ブロック)があるため
人は悩んでしまうのです。


また、答えを知りながらも
「知りたくない」という気持ちから
答えが分からないフリをすることもあります。


答えが分からないままなら
現状を変える必要はありません。


しかし、答えが分かっているのに動かないでいると
「今、不満に感じている世界は、すべて私が作っているんだ」
という事実に気づいてしまいます。


この事実に耐えられない場合や
変えることに対して縛りや恐怖がある場合
答えを知りながらも分からないフリをしてしまう人もいるのです。


これらの縛りは、過去の望みや抑圧した感情から生まれており
潜在意識に染みついて
固定されてしまった考え方
です。


ここを丁寧に解き明かし、冷静に考えることで
元々あなたが持っていた答えが表に出てきます。


【感情】【思考】の整理ができたら
解決行動を見つけるための最終段階に入ります。

仮説は、物事を考えるときに
「最も確からしいと考えられる仮の答え」のことを指します。


整理するまでは、さまざまな感情や思考が
あなたの頭の中でぐるぐると巡っている状態です。


しかし、きちんと整理をすることができれば
よりシンプルで純度の高い、望みや答えが見つかります。


あとは、見つけた答えに向かい
実行に移すかどうかですよね。

引き寄せ的に言うと、望みを叶えてあげるのかどうかです。


「悩み解決徹底解説①」で登場した
「高価な靴の例」で引き続き考えてみたいと思います。


この場合の仮説は

「仮に高価な靴を買った未来」
仮に高価な靴を買わなかった未来」を想像することです。


では仮にほしい靴を買ったとしたらどんな気持ちになるでしょうか?
そして反対に、買わない選択をしたらどんな気持ちになりますか?


仮説の前に、不安な要素などは整理をしているので
買った靴を履いて歩いているときの嬉しさも
リアルにイメージできると思います。


同じように、買わない選択をしたときに
「どれくらい残念な気持ちを感じるのだろうか」
ということもリアルにイメージする事ができます。

この両方の選択に対して
仮に現実になったらどう感じるのかを
臨場感を感じながら考えてみましょう。


そして新たなネガティブな気持ちも
仮のイメージの中で
あなたがどう感じるのかを体感するのもおすすめです。

実際にイメージしてみると
あなたが思っているほど、不安なことはないかもしれません。


もう一度言いますが
仮説は解決(実行)に移す前のテスト段階です。


もし望みが叶った場合、どんなメリットがありますか?

望みが叶ったとしても不安な気持ちを感じますか?
反対に望みを叶えない選択をしたらどんな気持ちですか?

ここまでイメージしてから答えを出します。

本当の望みや気持ちが分かったとしても
行動に移すか移さないのかを
すぐに決める必要はありません。


行動に移すと決めても
すぐに実行しなくてもいいのです。


1度決めた答えを、実際に行動に移してみて
思っていたものと違えば、しっくりこない場合は
変えてしまってもいいのです。


仮に変えられないのであれば
今回の経験を糧に、次に訪れる機会に気をつければいいんです。


望みを叶えるために行動しないといけないのは事実ですが
行動に移すタイミングは、心の準備が整ってからで大丈夫です。


「失敗してはいけない」と思うから
1歩が踏み出せなくなります。


人は失敗から学びます。


あなたの答えの選び方が違ったのであれば
次は工夫をしてやってみればいいだけのことです。


ですが、やみくもにやるのではなく
あなたの気持ちや思考を整理して
「仮にこんな選択をしたらどうなるかな?」と考えてみてください。


心の中で「大丈夫」と思えるタイミングで
実行すればOKです。


仮説を立てられるようになると

・どんな結論が今の自分にとって最善なのかが分かる
・実行するタイミングが分かる


仮説はあなたが答えを選ぶ後押しをしてくれます。

仮の答えを設定し、それぞれをイメージしてみる。
これはなかなか行動を起こせない場合にも使える技術です。

AかBの答えで迷ったときは
ぜひ仮のイメージを存分に想像してみてくださいね。




▶︎解決(実行)とは


最後に「解決」について解説します。

【解決(実行)】は
悩みから抜け出すための実際の行動を指します。


【仮説】まで進めば
ほぼ悩みから解放されることがありますが
それで終わりではありません。


心のモヤモヤが晴れて、気持ちがクリアになったからこそ
解決のために、実行(行動)できるようになります。


ただし、大きな望みを一気に叶えようとするのは難しいこともありますし
恐怖心や不安を感じることもあります。


【解決(実行)】をスムーズに進めるために
3つのコツをご紹介します。


①行動を起こしやすくする魔法の言葉


解決のために行動を起こすときに役立つ魔法の言葉があります。

それが「実験してみよう」です。

「悩みも解決できたし、私の答えはハッキリした!あとは買うだけ」
と思っても、実際に行動しようとすると
再び恐怖が襲ってくることがあります。

人にはコンフォートゾーンと呼ばれる心地いいレベルがあり
その外側に出ようとすると(変化しようとすると)
元の状態に戻し、一定の状態を保とうとする
ホメオスタシスという働きがあるからですね。


そんなとき、「実験してみよう」という言葉を使うと
行動を起こしやすくなります。


この「実験してみよう」とは、どういう意味なのかというと


今までこんなに高価な靴を買ったことがないし怖いけど
買ったらワクワクすることも分かっている。

そう、これは実験だ。

本当に欲しいと思った靴を
買ってみたらどうなるのかを
実験してみよう。

もし最悪の結果になっても
次は同じことを繰り返さなければいい。

やってみないと分からないし
体験してみないと分からない事だから。

だから1回、試しに買ってみよう。


と、いうことです。
お試しですね、ポジティブな言い訳とも言います。


これまで「諦める」や「やらない」という決断をしてきたのなら
その結果は既に知っていますよね。

ですが、実際にやってみたらどうなるかは
挑戦してみないと分かりません。


だからまずは実験してみるのです。


似た言葉ですが、「試しにやってみよう!」という言葉も
行動を起こしやすくしてくれます。

もし「どうしよう」と迷ったら
「試しにやってみよ」「どうなるのか実験してみよう」
と言って、実際にやってみてください。


言葉は思っている以上に
行動に影響を与えてくれます。


もちろん、あなたにとって
行動を起こしやすくする言葉を見つけてもらっても全然OKです。



②許可が出せるラインから挑戦する


もうひとつ、実行するときの大切なポイントがあります。

それは「今できる範囲から挑戦してみること」です。


例えば、いつもコーヒーショップで
1番安い300円のコーヒーを飲んでいるとします。

けれども、その日「飲みたいな」と思ったものが
1000円の商品だとします。


今まで1番安い商品しか頼んだことがない人にとっては
例え100円や200円の値上がりだけでも
すごく恐怖を感じてしまうかもしれません。


それが700円となると
かなり大きな挑戦ですね。


「さすがに700円となると、心も頭も恐怖でいっぱいになる」と感じる場合は
自分の中で許可が出せる価格まで
調整してみる事も1つの方法です。


許可が出せるというのは
「これなら挑戦できるかも…」と
あなたの中でOKサインが出せる価格のことです。


「さすがに1000円の商品は頼めないけど
500円ならいつもよりも200円のアップだから
私の中でOKが出せそう」
この様な小さいと感じるラインから、練習をしてみる事もオススメです。


そして最終的には、心の底から望んだものを手に入れられるように
日頃からトレーニングをすることが大切です。


「許可が出せる範囲から挑戦する」というのは
他の言葉で言えば「ハードルを下げる」や
「小さなステップを積み重ねる」と同じ事ですね。


大きな目標に向けて成功体験を積み重ねることは
行動分析学でもオススメされている考え方です。


行動だけではなく、考え方なども適応していくことで
「できる」の範囲がどんどん広がっていきます。



③見送るというのも大事な決断


解決に向けて行動をする、と言うことについてお話をしてきましたが
実は行動を起こさないことも訓練が必要です。


自己対話の結果
「すでに現状でやるべきことはきちんとやっているから問題ない。
新たな行動は必要ない」という結論に至ることもあります。


よくあるのは、不安や恐怖
不足感から行動をおこしていることです。

こんな時は逆に
【行動をおこさない】​という選択をすることもあります。


例えば、「限定品」という言葉に弱い人は
本当に欲しいのよく考えずに
無くなる不安や不足感から反射的に買ってしまうことがあります。


何かを学ぶときも同じです。

「このセミナーを受けなければ置いていかれる」
「この人のセミナーに参加しなければ私の人生は良くならない」

といった恐怖や不足感から行動をすると
逆に望ましくない結果につながります。


前向きな気持ちではなく、焦りや恐怖がある場合は
あえて「買わない」「行動を起こさない」
といった堪える選択も大切です。


今この瞬間
最適な答えを選び抜くことが重要です。


そして未来から振り返った時に
「あの時、こうしてよかった」と思える答えを
できる限り選択できるようにしたいですね。



悩みから抜け出せないパターンと解決までの流れは
とても重要な軸となります。



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