1988年
1988年…この年の私は多分ボケーとしながら日々を過ごしていたが35年後の今になって【運命】の年(大袈裟)と驚いた。
3月28日にHOUND DOGのLIVEが東京ドームで行われた。
『Bloods LIVE Concert Tour 1986-1988』という足掛け3年、207本のロングツアーのファイルが東京ドームだった。
まだ誰も単独公演を行なっていなかった地にHOUND DOGが辿りついた。
バンドが一気にピークに登り詰めてゆく瞬間だったと思う。
(実際、人気、観客動員数、アルバムの売り上げのピークはこの次のツアー『OVER LAND』だったしアルバムも『GOLD』が発売された89年がピークだと思う)
4月4・5日はBOOWYがやはり東京ドームで『LAST GIGS』を行なった。
(私はBOOWY自体は好きではなかった(今でも好きではない)
確かチケットが恐ろしくプレミアついた。
7月21日に『ANGEL』で氷室京介がソロデビュー!
9月1日に1stアルバム『FLOWERS for ALGERNON』が発売された。
当時は氷室京介もあまり好きでなかった(後に大好きになると当時の私は知らない)がWALKMANに浅香唯の『C-Girl』と一緒に聴いていた(レンタルで借りたのであろう)
9月21日、B'zがシングル『だからその手を離して』アルバム『B'z』でデビューした。
B'zに関しては当時親しくしていた人の自動車から
『BAD COMMUNICATION』が流れていたのを聴いたのが最初で「カッコいい曲だな」とは思ったがそれ以降に爆発的に売れたのには正直驚いた。
…さらに35年後にLIVE初参戦するって本当ビックリ!
1988年は本当最高な年だよね。
あれから35年…HOUND DOGは2005年にバンド形態ではなくなり大友康平が音楽をする際の名義として年に数回【懐メロ】公演を細々と続けている。
氷室京介は耳の不調の為に2016年5月23日を最後に無期限活動休止に入った。
彼のLIVEの最終地点はバンド時代と同じ東京ドームだった。
B'zはシングル『STARS』を発売。54作目のこの作品もオリコン週間ランキングで1位をとり5thシングル『太陽のKomachi Angel』から50作連続首位獲得となった。それだけでも前人未踏だし偉大な記録だが圧巻なのはベスト選曲による5年ぶりの全国ツアー「B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」が開催された事だ。
全国のアリーナおよびスタジアム会場で全28公演って大規模な内容…実際に9月3日の日産スタジアムで初参戦したが本当に最高でした。
長いキャリアを持つアーティストって固定のファンだけでも客席も埋まるし盛り上がるから無意識に沸点が低くなったり或いは身内だけで盛り上がって新規の人が溶け込めない雰囲気があったりするのですがB'zにはネガティヴな部分が一切なくてそれが本当嬉しかった。
35年の年月は決して短くなくて当たり前だが様々なモノは変化する。
当時独身だった私も結婚し子供も生まれて、その子供は成人した。
世紀は変わりさらに後少しで21世紀も1/4が過ぎようとしている。
もう新しいモノを見たり触れる事より過去を懐かしむ年齢なのか?って思う事もあるが35年前にデビューしたアーティストがまだ最前線にいて更にチャレンジし進化している姿を見て自分もまだまだたどり着いたと思わないようにしたいと思った。
あの1988年みたいに2023年が誰かにとって【運命】の年になれば幸いです。
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