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皇后杯中国地区予選レポ

アンジュヴィオレ広島に関わる全ての皆様
いつもありがとうございます。

アンジュヴィオレ広島は
2020年9月19日に、リーグ戦4連勝と好調を維持するアンジュは、
神原スポーツ公園で皇后杯出場をかけて、
同じ広島をホームとするディアヴォロッソ広島と対戦。

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試合は慣れない人工芝グラウンドで行われるため、
試合前にはいつも以上に感覚を確かめる選手達の姿が。
そしてこの試合もリーグ戦と同じメンバーがスタメンに名を連ねた。
赤井歩トレーナーの指導のもと、選手達が好調を維持している証拠だろう。

今年はCKからチャンスが

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前半開始早々から相手陣へ攻め込むアンジュイレブン。
前後半を通して見られたのが、両サイドを使った攻撃。
左サイドの池崎 愛選手は、DF陣からの裏へのスペースを突くパスを受け、
右サイドの岡野 有里子選手は、ドリブルで相手陣深くまで切り込み何度もチャンスを演出した。

サイド攻撃が活発になるとおのずと増えるCK。
今シーズンは右CKを小川 優花選手、左CKを神田 若帆選手が蹴っている。
2人が蹴るボールの軌道が違うので、相手にとってはやっかいだろう。
そしてこの試合はそんなCKから先制点が生まれた。

前半14分小川選手のCKに、「練習でも決めたことがない」と話す、本藤 理佐選手のヘディングシュートが決まり、1-0とする。
先制点を奪ったアンジュは攻撃の手を緩めることなく攻め続ける。
サイドを起点とした攻撃に加え、中央でパスを回しながら攻め込む場面も見られ、『パスを回しながら自分たちのリズムを作る』という結城 治男監督の目指すサッカーを体現する選手達。

そんな中、前半21分には、松田 遥奈選手からパスを受けた川﨑 咲耶選手がシュートを放つもGKに阻まれる。しかしそのこぼれ球に反応した斉藤 礼佳選手が、ゴール右隅への狙いすましたシュートを決め追加点を奪い2-0で前半を折り返す。

後半は相手ペースになる時間帯も

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後半も攻め込みたいアンジュだが、開始早々、足立 英梨子選手にゴールを決められてしまい2-1とされる。
その後、足立選手、赤嶺 美月選手を中心とした攻撃が続き、しばらく相手にペースを握られる時間帯が続く。
しかし、田中 幸奈選手を中心としたDF陣が体を張ったプレーで追加点を許さない。

そんな中、後半14分、またも小川選手のCKから今度は斉藤選手がこの日2点目となるゴールを決め、3-1とする。

その後は再び、相手にペースを握られる時間帯が続くが、アンジュも神田選手や川﨑選手を中心に相手陣に攻め込む。

すると後半終了間際には、斉藤選手に代わって入った松山 夢選手が打ったシュートのこぼれ球に詰めていた岡野選手がゴールを決め4-1とし勝利を納めた

この試合に勝ったアンジュは皇后杯本戦への出場を決めた

最終スコアは4-1と攻撃陣の活躍が目立った試合だったが、DF陣の安定した守備も光った。特に昨シーズン、チャレンジリーグの得点王に輝いた足立選手や、攻撃の起点となる新城 舞選手にほとんど仕事をさせなかったのが勝利の要因だろう。特に、足立選手には島村 公美子選手がピタリと付き、前を向かせないDFをしていたのが印象的だった。

攻撃陣は、サイドを使ったら中を、中を使ったらサイドをと相手に的を絞らせない攻撃をし続けた結果が、大量点を生んだ要因だろう。

試合後の監督・選手のコメント

結城監督

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皇后杯出場を賭けた負けられない戦いということで、試合開始直後は選手達の気持ちが入りすぎていたように感じた。前半2点取れたのは良かったが、後半開始早々に失点をしてしまってからは、苦しい戦いになった。その後追加点を取れて3-1としてからは、冷静に戦えたと思う。点差や時間帯などの状況によった戦い方をできるようにしていきたい。


本藤選手

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ボールを繋いで自分たちのサッカーをしようということを話しをして試合に臨みました。先制点を早い時間に取れたのは大きく、前半は自分たちのペースで試合を進めることができました。一緒にプレーしていた選手もたくさんいたので、やりにくさはありましたが、自分たちのやるべきことをやれて勝てたのは良かったです。今日も広島から応援ありがとうございます。リーグ戦再開に向けていい準備をしていきますので応援よろしくお願いします。


斉藤選手

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苦しい試合の中で、キャプテンの先制点で勢いに乗ることができました。自分自身2得点できたのは良かったです。特に3点目は、2-1になった後で流れが悪い時間帯だったので、流れを引き戻すことができたかなと思います。相手チームに一緒にプレーしていた選手が多くいるということで、楽しみと不安があったのですが、勝てて良かったです。いつも応援ありがとうございます。皇后杯予選は無事終わりましたが、リーグ戦は続きます。一緒に勝利を掴みましょう。応援よろしくお願いします。


島村選手

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古巣相手ということで、負けたくないという気持ちが一番でした。自分自身が昨年学んだことを生かしてレベルアップした姿を見せることができと思います。足立選手をめがけて蹴ってくるボールが多く、そこは自分自身負けたくないところだったので、チームのためにボールを弾けたので良かったです。足立選手にゴールは決められてしまったのですが、試合を通してボランチと連携して前を向かせない守備ができたかなと思います。いつも応援ありがとうございます。皇后杯の切符を手に入れることができました。一試合でも多くみんなとプレーできるように頑張りますので応援よろしくお願いします。

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