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カカオハンター小方真弓さんとコロンビア・トゥマコのカカオ生産者グスターボさんによるイベント

1月30日、東京・六本木のベーカリーカフェ「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」にて、カカオハンター小方真弓さんとコロンビア・トゥマコのカカオ生産者グスターボさんによるイベントが開催されました。 カカオという植物からチョコレートができるまで、また生産地やそこで働く人々の話などを試食を交えながら1時間半のトークセッションを開催。20名ほどの受講者が熱心に聞き入っていました。 チョコレートはカカオの実(カカオポッド)の中にある果肉を発酵させ、種を取り出して焙煎、薄皮を取り除き

悪魔の牡猫

日本では「ZOPF」(千葉県・松戸市)オーナーシェフの伊原靖友さんが唯一、つくる資格を許されているという「ダイフェカーター」。悪魔の牡猫(オスねこ)というおどろおどろしい名前の飾りパンです。ヨーロッパに400年前から伝わるクリスマスの飾りパンながら、その名前の由来もレシピも長く不明だったものを、パン文化史の研究者である舟田詠子さんが突き止めたそうです。「本来は1本が2kgもある大きなパンで、表面は黒光りし、得体の知らない絵柄がきりこまれていた」ダイフェカーターは、本物の猫を生

モンサンクレール20周年記念トークショー

2018年11月27日、辻口博啓さん率いるパティスリー「モンサンクレール」が開業20周年を迎え、記念するトークショーが開催されました。午前の部は一般のスイーツファンが詰めかけ、チケットは早々に完売。熱気に満ちていました。午後はミコヤ香商の後援により、業界向けに人材育成やパティスリーでの働き方についてトークが行なわれました。 ゲストは「エスコヤマ」小山 進さん、「トシヨロイヅカ」鎧塚俊彦さん、「シェ・シバタ」柴田 武さん。仲良しであり、良き競争相手であり、辻口さん曰く「戦友」

シュトレンのシーズンになりました。

こどもの時分はスパイシーでモソッとしたシュトレンが苦手でした。保存の効くお菓子が生菓子より貴重だとは思えず、味がわかりやすく、その日に食べなければならない生菓子ばかりを愛でていました。 イメージを覆されたのは故・安藤明マイスター(ユーハイム)のお手製を食べてから。イースト生地なのに口溶けが良くて、スパイスとフルーツが甘く彩っていました。焼き上がったシュトレンを、たっぷりと溶かしたバターにドボンと浸けて「バターにどぶ漬けね、ほんと贅沢やね」と言われ、ああそうか、冷蔵庫がなく、

メゾンジブレー(神奈川・中央林間)の新作アントルメグラッセを食べてきました

神奈川県中央林間の「メゾンジブレー」(オーナーシェフ・江森宏之さん)は2017年7月にオープン。フルーツや野菜などの生産者からの産地直送仕入れにこだわり、旬の素材を前面に出した菓子とジェラートが特徴の人気パティスリーだ。パティシエの江森さんはジェラートとアントルメグラッセ(アイスクリームケーキ)の名手として知られ、講習会なども数多く行なう実力派。2015年ミラノ万博で行なわれたアイスクリームとチョコレートのワールドカップにて日本代表のチームキャプテンとして出場し、優勝に導いた

無着色でカカオの天然の色から生まれたルビー色のチョコレート「カレボー®︎ルビーチョコレートRB1」の消費者向け新商品発表・先行試食会に行ってきました。〜その2〜

◎株式会社モンサンクレール 「ソシソンショコラルビー」 2019年1月中旬からモンサンクレールおよび百貨店催事場で販売。価格は2300円(税込) 辻口博啓シェフはルビーチョコレートのフルーティーな香りに着目。ルビーチョコレートのベースにクランブル、ピスタチオ、クルミ、ヘーゼルナッツ、パッションフルーツのギモーヴ、フリーズドライのイチゴを練り込んだ。 「いままでにない色とほのかに香る酸が魅力的なチョコレート。これまでいろいろなカカオの産地も訪れたが、ルビーチョコレートを見

無着色でカカオの天然の色から生まれたルビー色のチョコレート「カレボー®︎ルビーチョコレートRB1」の消費者向け新商品発表・先行試食会に行ってきました〜その1〜

ベルギーの老舗チョコレートメーカー「カレボー®︎」や「カカオバリー®︎」を擁するバリーカレボーから、いままでにないルビー色のクーベルチュールチョコレートが発売される。美しいピンクは着色料によるものではない。カカオ豆の中に天然に含まれる前駆物質によるもので、カレボーはこの特徴が多く現れるカカオ豆を選抜し、細心の注意と技術を持って加工。ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ”第四のチョコレート”として13年かけ、開発。量産化に成功した。 天然の特徴的な色に加えて、味はカカオ豆のもつフル