久米島町立仲里小学校で「働くってなんだろう」を一緒に考えました。
みなさん、こんにちは。
株式会社ANEMONEの崎村です。
沖縄は梅雨明けかな?と思うような天気で
とても気持ちがいい日です。
さて、今日は仲里小学校のみなさんとの授業
「働くってなんだろう」
の様子をお伝えできればと思っています。
久米島町では、小学校6年生を対象に
ジョブシャドーイングという
働く大人を観察する授業があります。
小学生にとっての一番身近な働く大人は
まず、担任の先生と家族です。
ジョブシャドーイングでは
担任と家族以外の、自分が観察したい「働く大人」
を事業所へ行って観察できます。
ジョブシャドーイング(観察時間)
は、2時間という短い時間ですが
有効的な時間になるように
働く大人を観察するポイントや
そもそも、「働くってなんだろう」と
考えてもらうことで
効果的な観察を行うことができます。
この授業の内容は弊社で組み立てました。
キャリア教育を行っている他の企業さんや本などから
情報をいただき、久米島型へと組み立てて
授業しています。
私は、「なぜ僕らは働くのか」著 池上彰
という本に衝撃を受けて、この本の要素も多く入れました。
社会の問題やみんなのやりたいことがどんなふうに役に立っているか考える内容にしました。
私は、アウトプット型の授業が好きで
ワークシートを使った授業を行います。
この授業は正解がないので
子どもたちの数だけいろんな答えが出ます
その答えを、ポンポン発言してもらって
みんなで共有して
自分の考えと比べたり、さらに自分の答えを変えてみたり…
ここでは、子どもたちがどれだけ社会を実生活で観ているか
学校以外の経験をしてるかが大切だなあと感じます。
久米島ならではの答えや
子どもならではのストレートな発想も出てくるので
私もとても勉強になります。
久米島には、世界に評価される
素晴らしいお仕事がたくさんあります。
そのお仕事と、自分自信、社会、世界とのつながりを
想像してもらいます。
子どもたちも、自分が社会の一員であること
自分も将来、仕事を通して世界とつながることができ
誰かの役に立つ仕事ことをする。
そういったことをイメージしてもらえたらと思います。
そして、ここでは、私が知ってる限りの
久米島の事業所さん自慢をします。
中には、自分の親や親族のお仕事を話してくれる子や
久米島にこんな仕事があるんだ!と
言ってくれる児童もいます。
最後に、久米島で飲食店の店長になったつもりで
メニュー開発をするワークショップを行います
このワークショップでは
久米島にある豊かな資源や特産品、サービスを知り
久米島にある豊な資源をどう、生かすことで
付加価値が付いて、販売価値があるかを
考えることができます。
私の時代にはなかったクロムブックで
ワークシートを仕上げていきます。
お友達と相談したり、
自分のアイディアをどう思うか全体に問いかけたりと
みんなで考えてメニュー開発を仕上げていました。
みなさん、身近な資源や島野菜、フルーツなど
何が魅力的で、お金を払ってくれるか考えます。
また、そのメニューの材料費も調べて
原価計算もやってもらいます。
メニュー名もインパクトがありつつ
どんな料理かわかってもらうためにこだわってもらいました。
このワークショップの中で
メニューデザイン(図工)
原価計算(算数)
ネーミング(国語)
生産者から小売の流れ(社会)
など、普段の学校の授業がどれだけ大切で
社会に出ると使われるのかも実感できます。
もちろん、得意不得意はありますが
絵がとても上手な子
計算がめちゃくちゃ細かい子
ターゲットが明確で観察力がある子
文章でメニュー開発のストーリーを作る子
あー、この子は、将来、こんな仕事向いてるなあ
とか、私は勝手に観察してます。
なかなかいいところ点いてますよね!
最後に、みんなでメニューを発表してそれぞれの良いところや
自分にはない着眼点に関心したりとても、良い雰囲気です。
と、いう感じで、働くとは何かを考えて
久米島で働く大人や事業所の仕事がどのように役に立って
より良い社会を、作ってるかを私と一緒に考えました。
本当にいつも、私が勉強になる時間です。
仲里小学校の、みなさんありがとうございました。
来週はマナー学習です。
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