ひとり時間
寄せては返す波のように
ゆっくりとした時間の流れの中で、少しずつ
思い出すことが少なくなる。
思い出すごとに切なくなるあの感じが薄れていく
恋が終わる時ってこんなにゆっくり、時間がかかったっけ。
久々に終わった恋は、自分の中に思ったよりも深い足跡を残して、思いの外多くの時間とエネルギーを費やした。
足跡は消えないだろう、でも他の出来事や出会いの中で塗り重ねていく。
そしてだんだんと暖かい想い出になる。
20代の頃のように恋はできないんだな〜
それが今この時点での何よりの学びかと思う。
その分、ひとつひとつの恋を大切に、恋をすることさえ、ゆっくりときちんと大切に気持ちを育むことが大切と知った。
20代後半に恋をして、瞬く間に結婚をした私。それからの10年は、家族として、彼をなだめ、統制し、なんとかひとつでいようとすることに必死だった。そう、こども達のために。彼を愛していたからこそ、たくさん喧嘩をして、自分のエネルギーを費やした。でもそもそも大きく違う2人、方向性がずれていったふたりが、ひとつになることは難しかった。
2人の関係にそれが良かったのかはわからない、けど。私にとっては自分という畑を耕し、地に足をつける為に必要な作業だったのだと思う。
じゃあ今の私にとって必要なのは、相手を育てるとか、合わせることではなくて、すでにあるお互いをリスペクトし合いながら、愛し合える関係性かと思う。リスペクトし信頼するからこそ、疑わなくても安心して安定していさせてくれる。それでいい、と思える。そんな居心地の良い関係を築くことが今の自分にならきっとできると信じる。
いつ出会うかもどこで出会えるかも分からないあなたに、できるだけ早く出会えるように、自分を整え、大切に、幸せなことをたくさんして、待っています。
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