1、ウグイス鳴き声下手くそ選手権

Twitterを始めてブログをやめてから、まとまった長い文章をあんまり書かなくなりました。横井けいです。

文芸創作「ほしのたね」というサークルに所属しています。昔の話とかネタを書く雑多なものになりそうで、多分需要を無視して好きなことを書きます。正しくないことや思い込みなど書いていくので、ぜひ片手に辞書辞典図鑑等を持ちつつ「メディアリテラシー」と呟きながらお読みください。好きな出版社は民明書房、好きなウェブサイトはアンサイクロペディアです。どうぞよろしくお願いします。

今日は何も書くこと思い浮かばないのですが、この時期なので「ウグイス鳴き方下手くそ選手権」の話をしようと思います。

この「初春のウグイス鳴き方が超ヘタクソ!」というのはわりとメジャーな話だとは思うのですが、なんとなく説明をすると3月〜5月初旬にかけて山のウグイスが鳴き方を練習している間に行われる我が家の恒例行事です。

奴らはどうやら生まれた時から上手に鳴ける訳じゃないようで、例の「ホーホケキョ」を習得するまで血の滲むような努力を要します。(本当に?)

「ホーホケッ」で一言足りずに終わってしまったり「ホキョケキョケキョケキョ」とラップのようなフリースタイルを披露してみたり、「キョケケケ」とワライカワセミもビックリな鳴き声を上げることもあります。「ホー……」とだけ言って続きがないこともしばしば。(フクロウになりたかったのかもしれない)それが5月の下旬にもなると「ホーホケキョ」と鳴けるようになるので、ボイストレーナーの苦労がしのばれます。

選手権の話に戻しますと、家族で集まった時に「今日のホケキョはコイツが一番下手だった」と各人が報告するものになります。それだけです。たまに真似して披露します。ほんとにそれだけです。あとはどの年のウグイスが一番上手かっただとか今年はフリースタイル多めとかそんな品評会じみたこともしてます。ボジョレーか?

みなさんも、ウグイスの声が聞こえたら、ぜひ下手くそな鳴き声に思いを馳せてみてください。そのホケキョもきっと、みっちりと行われてきたトレーニングの賜物なのです。たぶん。

最後に、ウグイスは鶯色をしていません。ヤマンバギャルもびっくりの目元がぐるりと白いそいつらはメジロです。よく桜とか梅の枝に留まって呑気に花の蜜吸ってます。桜の花が花ごと落ちるのは奴らが原因の一つでもあったりする。野鳥観察、楽しいのでおすすめです。


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