2年 秋 ③

◆次の日、今日は木曜日。 今日の放課後は和輝のバンドのLIVEにみんなで行く予定になっていた。 今日はパパがお休みのため夕飯の心配もいらなかったのだ。 そして、授業が終わり放課後。 メンツは未鶴・祐里・沙織・愛鈴・唯だった。 今日の会場は高田馬場エリアだった。 和輝のバンドはとりで最後の演奏。 
祐里)よし! 絶対 和輝君のピックとる
唯 )浮気~~
愛鈴)祐里 気合い入ってるね
沙織)ホントすごい
未鶴)ほっとけ
未鶴が煙草に火をつけようとしたら
沙織)未鶴 制服なんだから煙草はダメ!
未鶴)はいはい・・
そして、和輝のバンドの番になり祐里・愛鈴・唯は一番前に行き手を伸ばしたらしていた。 その頃、未鶴と沙織は一番後ろで見ていた。 特に未鶴はやる気のない感じで。 そして、演奏が終わり外に出ると祐里と愛鈴でもめていた。
祐里)あたしのウインクしたんだよ!!
愛鈴)私だよ!!
祐里)あたし!!
そして、話していると祐里の携帯がなった。
祐里)あ!もしもし なっちゃん!! 聞いて! 聞いて! 和輝君がウインクしてくれたんだよ! 超かっこよかった
那月)和輝って誰?
祐里)あ・・ えっと・・ ごめん またかけなおす
そう言い祐里は電話の電源を切った。
那月)祐里! 祐里!!
那月は電話を切られたので未鶴に電話をかけた。
未鶴)もしもし?
那月)あ 未鶴ちゃん? 祐里そこにいる?
未鶴)はい 今こんな状況です
そう言うと未鶴は携帯を言い争いをする祐里たちの方に向けた。
祐里)あたしのウインクしたんだよ!!
愛鈴)私だよ!!
祐里)あたし!!
未鶴)だって
那月)ぅん・・ わかった・・ また後で電話するって伝えて
未鶴)わかりました
そして、和輝の出待ちをしていると祐里達はキャッキャ騒いでいた。 その頃、那月は・・・
残業中だったが全然仕事が手につかなかった。 それを見ていた上司で兄の羽月が話しかけてき
羽月)那月 お前もぉ帰っていいよ
那月)・・え?
羽月)全然仕事進んでないからもぉ帰っていいよ
那月)そっか・・
羽月)仕事はちゃんとしろ!
那月)はぃ
羽月)ほら ちゃんと帰れよ
那月)・・ 御先に失礼します
そして、那月は帰宅したのかと思いきや近所の居酒屋に向かった。 そして、仲良しの佐久間達也を呼び出し色々愚痴りながら飲めないお酒を飲み進めていた。
達也)那月 大丈夫か?
那月)もぉ 祐里が~ 浮気~ するから~
達也)わかった わかった
と宥めていると那月は眠ってしまった。 そして、少しすると那月の元に落着きを取り戻した祐里から電話がかかった。
達也)もしもし 祐里ちゃん?
祐里)達兄? なんでなっちゃんの携帯に達兄が出るの?
達也)まぁ いろいろあって
祐里)なっちゃんは?
達也)寝てる 迎えに来れる?
祐里)え? あたし免許ないよ
達也)・・・
祐里)タクシー?
達也)そうだね 新宿西口の藤丸って言う飲み屋にいるから
祐里)わかった すぐ行く
そう言い電話を切った。 未鶴達はファミレスで夕飯を食べていた。
唯 )祐里 帰るの?
祐里)うん なっちゃんとこ行かなくちゃ
未鶴)あんま遅くなんなよ
祐里)は―い 行ってきます
みんな)いってらっしゃい
そして、祐里はタクシーに乗り高田馬場から新宿の藤丸に向かった。 そして、お店に着きなんとか起きた那月とタクシーに乗り那月の家に向かった。 那月の家では帰りの遅い那月に父が怒っていた。 那月と祐里がリビングに行くと那月はシャキッとして正座。 そして、そのままお説教。 祐里は那月ママが入れてくれたお茶を羽月と飲んでいた。
羽月)だから早く帰れって言ったのに
祐里)夜分にいきなり押しかけちゃってすみません
那月ママ)いいのよ 那月が悪いんだし
那月パパ)わかったな!!
那月)はい! すいませんでした
そして、那月も祐里達の方に来た。
祐里)なっちゃん 怒られちゃったね
那月)うん↓
羽月)連絡の一本も入れないお前が悪いんだよ
那月)そうだけど・・
祐里が時計を見ると12時を回っていた
祐里)うわぁ! なっちゃんごめん あたし帰るね
那月)え? もぉ~
羽月)もぉじゃねぇよ とっくに12時過ぎてんだよ 祐里ちゃんだって明日学校あるんだし
那月)そっか
祐里)ごめんね なっちゃん
祐里はタクシーで帰宅した。
祐里)ただいま―
未鶴)かえり~ 遅かったね
祐里)うん パパたち?
未鶴)もう寝た  俺が最後
祐里)待っててくれたの?
未鶴)まぁな ほら さっさと風呂はいて寝ろ
祐里)うん みっちぃ 大好き
そう言い祐里は寝っころがっていた未鶴に抱きついた。
未鶴)重い!! はなれろ!
祐里)いっやぁ~☆
未鶴)こら! 祐里!
と繰り返していたら水を飲みにきた純弥が来た。
純弥)なにしてるの?
祐里)いいでしょ ラブラブ♪
未鶴)おい! 祐里!
純弥は水を飲み終えリビングを出て行こうとしながら
純弥)女同士でヤルのって気持ちいいの?
そう言い純弥は出て行ってしまった。
未鶴)(゜o゜)
祐里)(゜o゜)
未鶴)誤解されたぞ
祐里)ショック!!!
未鶴)もぉいい!
祐里)ん?
未鶴)寝る!
祐里)ふぇ? みっちぃ!?
未鶴)おやすみ
そういい未鶴は自室に戻った。 祐里は風呂に入り休んだ。
◆数日後。今日の放課後は生徒会選挙が行われた。 信任投票の人は全員当選。会長→鳴海未鶴(2) 副会長→佐久間沙織(2)・難波雅(1) 会計→大澤慶吾(2)・福原隼人(2) 書記→大森唯(2)・松川絢乃(1) 補佐→鳴海祐里(2)・小島愛鈴(2)・上村允(1)  普通選挙の人は書記に梅津章子(1)・会計に蓮田龍之介(1)が加わった。 そして、選挙も終わり生徒会室に移動した。 生徒会室には新生徒会メンバーと旧生徒会メンバーと担当の先生で引き継ぎが行われた。 教育実習の先生も見学していた。
未鶴)終わった~
杏奈)お疲れ 未鶴ちゃん
未鶴)杏奈さん 芙美さん お疲れ様でした
芙美)ありがとう
杏奈)ありがとう
絢乃)後は私達で出来ますので
祐里)(-_-)
杏奈)そうね 芙美 帰りましょう
芙美)うん じゃぁ これからはみんなでがんばってね
みんな)はい
そして、3年生の杏奈と芙美は引退した。
未鶴)お茶入れるけどいる人
祐里)は―い
章子)あ! 私入れますね
絢乃)お願い 章子さん
章子)はい
そういい章子はキッチンに向かいお茶のお代わりを用意した。 
未鶴)音楽祭についてなんだけど・・ 生徒会でも1曲やるんだけど やりたい曲とかある?
唯 )生徒会でもやるんだ!
沙織)うん 去年から・・ 未鶴が会長になってからバンド部と協力して1曲やることにしてるの
唯 )あたし 去年熱出してやすんだからなぁ~~~~
愛鈴)「月光花」はどぉ?
絢乃)平凡ですわ
未鶴)いいじゃん 俺 あの曲好きだよ
絢乃)しょせんはTVの主題歌ですよ?
未鶴)でもいい歌詞だよ
雅 )俺もその曲好きだから賛成
と次々みんなが賛成した。
未鶴)どぉする? 絢乃ちゃん
絢乃)みんながそこまで言うなら その曲でいいですわ
祐里)素直に初めから賛成すればいいのに
沙織)祐里!
祐里)だって!!
未鶴)はい! 伴奏者と指揮者どうする?
愛鈴)ピアノ弾けるのみぃちゃんかゆぅちゃんかさおりんくらいじゃない?
祐里)バンド部ってだれ来るの?
沙織)和輝くんのバンドだよ
祐里)みたい!!
唯 )じゃぁ指揮者やれば?
祐里)うん
未鶴)指揮者は祐里で決定で 伴奏は・・
沙織)・・・
未鶴・沙織)最初はグー ジャンケンポン!
沙織)勝った(^^)v
未鶴)うわぁ~ 伴奏 俺?
みんな)うん
未鶴)え~~~~~~~~~
沙織)決定!
とそんな感じで決まった。 そして、音楽祭までの練習が始まった。
◆音楽祭・体育祭の準備で未鶴は毎日バタバタしていたある日の昼休み。 未鶴はお昼ご飯も食べずに生徒会室で仕事をしていた。 
未鶴)沙織 祐里は?
沙織)祐里なら那月先輩に電話しに行ったよ
未鶴)ふ~ん
沙織)未鶴 お昼は?
未鶴)食ったよ
沙織)え? お弁当なくない?
未鶴)ゼリー
沙織)ちゃんと食べなよ
未鶴)う~ん  沙織 40分になったら起こし
沙織)うん どぉしたの?
未鶴)寝不足
沙織)大丈夫?
未鶴)平気~ おやすみ
そう言い未鶴はソファーで寝た。 そして、沙織は言われた時間に未鶴を起こした。 それから未鶴はまた仕事をしていた。 それから午後の授業を受けた。 未鶴は帰宅したかったが練習試合前だったので仕方なく部活に参加した。 そして、練習が終わり5対5のゲームが始まった。 未鶴が攻めを和輝が守りをしていた時勢いよくぶつかり未鶴が倒れた。 
和輝)いって~ 未鶴 大丈夫?
雅 )未鶴先輩?
若林)鳴海 大丈夫か?
と次々声が上がっていたが未鶴は目を覚まさなかった。
若林)鳴海! おい!
祐里)脳震盪かな?
沙織)とりあえず 保健室に!
和輝)未鶴! 未鶴!
沙織)和輝君 落ち着いて
若林)慎吾 後頼む!
直江)はい!
そして、未鶴は若林に抱えられ保健室に運ばれた。 ガラ
祐里)二葉姉ちゃん
・・・・・
祐里)羽美ちゃん
羽美)は―い  どぉしたの!?
祐里)今 部活やってたんだけど~ みっちぃ倒れちゃった!
羽美)え!? 二葉さん!!
沙織)羽美ちゃん 落ち着いて! 
と騒いでいたら奥から二葉が出てきた。 そして、二葉が軽く診察したらやはり脳震盪という判断だった。
二葉)脳震盪だと思うけどCTとったほうがいいわね 顔色悪いし・・
若林)じゃぁ 車回してくるから 鳴海ご両親に連絡入れて
祐里)は―い!
そして、若林が昇降口に車を持ってきて未鶴を運び病院に向かった。 車内で・・
祐里)もしもし パパ? みっちぃ倒れちゃった!
パパ)え!?
祐里)みっちぃが倒れちゃったの~
パパ)いつもの貧血?
祐里)違う!! 
沙織)祐里代わって説明するから
そう言い祐里から携帯をかり沙織は事情を説明した。 そして、病院に着きストレッチャーに乗せられCTをとったが異常はみられなく意識が戻るまで病室で安静にさせることになった。 病室の前では和輝が落ち着かずうろうろ。若林がうろうろ。と病室の前でうろつくのが2名いた。
沙織)あ!お兄ちゃん
伸也)沙織 未鶴は?
沙織)まだ意識戻らなくて・・
伸也)大丈夫だよ 未鶴は頑丈だから
祐里)そうだよ! みっちぃだよ! 大丈夫だよ!! 和輝君 座って 座って
伸也)先生も少しは落ち着いて
若林)だってさ! だって・・・
伸也)大丈夫だよ 俺見てくるから
そう言い伸也は病室へはいっていった。 すると未鶴が目を覚ました。
未鶴)ん・・・・・
伸也)具合どうだ?
未鶴)いって
パパ)どこ痛い?
未鶴)手首痛い あとなんか頭痛い?
パパ)手首? 診せて
未鶴)はい
パパ)あぁ 腫れてるね 倒れた時についちゃったんだろうね
伸也)顔色悪いな 大丈夫か?
未鶴)うん 
パパ)とりあえず今日は泊まって様子見ようか 明日の夕方パパと帰ろう
未鶴)・・・わかった
伸也)外のやつら入れていいですか?
パパ)あぁ
そして、外で待っていた祐里・沙織・和輝・若林が呼ばれ病室に入った。 そして、未鶴は看護師さんに手首の手当をしてもらっていた。
沙織)未鶴 大丈夫?
未鶴)平気 平気
和輝)未鶴 ごめんな
未鶴)和輝悪くないよ 平気だよ
祐里)みっちぃ 左手首どうしたの?
未鶴)捻った まぁ平気
祐里)じゃぁ帰ろう(*^_^*)
パパ)未鶴は今日はここに泊まって様子みるから今日は帰れないよ
祐里)え―――
若林)じゃぁ 鳴海も目を覚ましたしとりあえず学院戻るぞ
みんな)は―い
未鶴)祐里 俺の荷物頼む 後 春ちゃんと純弥
祐里)わかった
そう言いみんな学院に戻った。
沙織)祐里 春ちゃんや純くん迎えに行くんでしょ?
祐里)うん
沙織)一緒に行こうか?
祐里)うん
そして、沙織と祐里は小等部の学童に春希と純弥を迎えに行った。
春希)ゆぅ姉ちゃん さお姉ちゃんだ!
純弥)祐里 姉貴は?
祐里)みっちぃなら病院!
純弥)病院デート?
祐里)そう(笑)
沙織)祐里ったら 
純弥)んで ホントにデートなの?
祐里)脳震盪で入院!
純弥)は!?
沙織)部活中に倒れちゃって脳震盪なんだけどねんのため今日一日入院すんことになったの 明日の夕方には帰ってくるかね
純弥)そうなの?
沙織)うん
祐里)春ちゃん 夕飯何食べたい?
春希)くるくる寿司
沙織)くるくる寿司?
祐里)回転寿司とか言うの!
沙織)あぁ!
と話しながら沙織と途中まで一緒に帰った。 そして、祐里たちが家に着くとママが待っていた。
みんな)ただいま
ママ)おかえり! もぉ 遅かったわねぇ!! ママ心配してたんだから!! みぃちゃんは?
祐里)パパから連絡なかった?
ママ)忙しいから今日は病院に泊まるって言ってたけど? 
純弥)姉貴 脳震盪で入院だって
ママ)(゜o゜)
純弥)明日の夕方には帰るって
ママ)(゜o゜) パパそんなこと言ってなかった
祐里)ママ 車出して
ママ)なんで?
祐里)春ちゃんがくるくる寿司食べたいんだって
ママ)くるくる寿司?
純弥)回転寿司 寿司が回ってんの
ママ)ママ行ってみたい
祐里)じゃぁ ボコで行こう
ママ)ボコ?
祐里)間違えたモコ
ママ)じゃぁ みんな着替えて来なさい
みんな)は―い
そして、ママの運転で回転寿司に向かった。 ママと春希は大騒ぎで喜んでいた。 ちなみに祐里がボコといったのはママの車モコがぶつけ過ぎでボコボコになっているからボコといわれるのだ。

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