2年 秋 ②

◆次の日。 今日は珍しく未鶴が起きてこなかった。 いつもなら朝食を作りお弁当を作ってみんなが起きてくるのを待っているのだが今日は違った。 パパが朝食の準備をしていると祐里と春希が起きてきた。
パパ)おはよう
祐里)パパ おはよう
春希)おはようございます
祐里)あれ? みっちぃは?
パパ)まだ 起きて来てないんだ そろそろ起こさないと
祐里)見てこようか?
パパ)パパが未鶴起こしてくるから祐里は純弥起こしてもらえる?
祐里)は―い
そう言い祐里は純弥の部屋へ。 パパは未鶴の部屋に向かった。 純弥は単純にいつもの寝坊だった。 祐里は純弥の部屋の入りベッドにのり純弥を転がし落とした。
純弥)わぁ~~ 痛てぇ!!
祐里)おはよう 純弥くん
純弥)何しやがる祐里!!
祐里)え? 起こしてあげたの あたしって優しい
純弥)どこがだよ
その頃、パパは未鶴の部屋のドアをノックして未鶴の部屋に入ると未鶴は起きてベッドに座っているが何かボーっとしていた。
パパ)未鶴?
未鶴)ん?
パパ)大丈夫?
未鶴)う~ん 眠いだけ
パパ)ちゃんと寝た?
未鶴)・・・ 最近寝付き悪くて気づいたら4時とかで
パパ)休むかい?
未鶴)平気 今日もやることあるし
パパ)じゃあ 取り合えず着替えておいで
未鶴)は―い
そして、パパはリビングに戻った。 そして、みんなで朝食を食べ子供たちは学院に。 パパとママは病院に出勤した。 今日からもう普通授業が始まる。 午前中の授業が終わりお昼休み。 今日はお弁当がないからサロンでランチ。 メンバーは祐里・愛鈴・唯だった。
祐里)サロン 久しぶりに来た
愛鈴)私や唯ちゃんは毎日だから飽きちゃうよ ね?
唯 )そうそう でもお弁当ないなんて珍しいね
祐里)みっちぃが寝坊した
唯 )未鶴でも寝坊するんだ
愛鈴)みぃちゃんでも寝坊するんだ
と唯と愛鈴は同時に言った。
祐里)何食べようかな♪
唯 )あたし かつカレー
愛鈴)私カルボナーラ
祐里)あたし たらこパスタとBランチとポテトでいいかなぁ
唯 )あいかわらずよく食べるね
祐里)普通だよ♪
とサロンの時間を楽しんでいた。 その頃、未鶴と沙織は生徒会室でお昼タイム。 沙織は毎日お弁当を持ってきているのでサロンには行かなかった。 未鶴はボーっとしながら楽譜を見てクラスごとに振り分けをしていた。
未鶴)・・・・
沙織)未鶴?
未鶴)ん?
沙織)大丈夫?
未鶴)え? あぁ 平気
沙織)なんか食べた方がいいよ
未鶴)食欲ない よし こでいいや
沙織)できたの?
未鶴)とりあえずね 後は鶴ちゃんに任せる
未鶴のいう鶴ちゃんとは音楽担当の鶴見の事だ。 
沙織)うちのクラスなに?
未鶴)「明日への扉」だよ
沙織)あ!その曲好き
そして、沙織がお弁当を食べ終わると2人は職員室に行き鶴見に提出した。 そして、クラスに戻った。 今日は火曜日だから5限が英語・6限が音楽だった。 5限目の始まりに教育自習生の井上秀汰から挨拶があった。
秀汰)教育自習の井上秀汰です 英語の染谷先生と一緒に授業してます よろしくお願いします
夢子)はい みんな 井上先生と仲良くしてね
唯 )夢ちゃん手出しちゃダメだよ
秀汰)え!?
夢子)出しません! ほら 授業やるわよ
と授業が始まり英語が終わり6限の音楽となった。 みんなで音楽室に移動し席は自由は為みんなでかたまって座った。
鶴見)はい 今日は音楽祭の曲発表!
みんな)おぉ!!
祐里)鶴ちゃん 早く教えて!
唯 )なになに!
鶴見)まぁ そんなにあわてんな 2-Aの曲は「明日への扉」だよ 今曲流すから
そう言い鶴見はMDを出し曲を流した。 それから伴奏者と指揮者を決めることになった。
鶴見)さてぇ 誰がやる?
唯 )みっちぃ!
未鶴)パス
愛鈴)じゃぁ祐里でしょ!
祐里)え?
鶴見)わかった! 伴奏者が祐里ちゃんで指揮者が未鶴ちゃんで
祐里)なんで!?
未鶴)ヤダよ~
鶴見)決定!
双子)え――――――
そんなこんなで双子に楽譜が渡された。 そして、放課後。 今日はバスケ部に行った。 未鶴が着替えてコートに向かうと1年生は全員いたが和輝がいなかった。
未鶴)あれ? 和輝は?
沙織)今日LIVEだからって早退したってよ 祐里と愛鈴も行くって騒いでたし
未鶴)ふ~ん てか俺聞いてねぇぞ
沙織)春くんたち平気?
未鶴)うん がくどうに預けてあるから平気
そういい練習を始めた。 その頃、LIVEに行った祐里と愛鈴はきゃっきゃ騒いでいた。この日は未鶴に言うの忘れていたため祐里と愛鈴は早めに帰宅した。 そして、未鶴は練習が終わり春希と純弥を迎え行き帰宅。 そして、未鶴は部屋に引きこもった。 その後、祐里が帰宅した。 そして、夕飯の時間になったが未鶴は一向に部屋から出てこなかった。 パパは夜勤。 ママは友達と外食で家には子供達しかいない。 祐里は未鶴の部屋の前に行きノックをしながら名前を呼んだ。
祐里)みっちぃ?
未鶴)・・・・
祐里)みっちぃ入るよ
祐里が部屋に入ると未鶴は毛布にくるまってベッドにいた。
祐里)みっちぃ どうしたの?
未鶴)なんでもない
祐里)夕飯は?
未鶴)なんか適当に食べて
祐里)なんかとってもいい?
未鶴)うん 財布から金抜いて
祐里)わかった
祐里は未鶴の財布からお金を抜いてリビングに戻った。
祐里)さて! 夕飯何食べた?
純弥)焼肉!
祐里)車ないから無理
純弥)え―――――――
祐里)ちょっと待ってって
そう言い祐里はキッチンに行き、茶碗にご飯をよそり塩とトマトをお盆にのせてもってきた。
祐里)お待たせ! 純弥はこれね
純弥)なにこれ!?
祐里)ご飯と塩とトマト
純弥)そんなの見りゃぁわかるわ!
祐里)おたべ☆
純弥)え―――――
祐里)春ちゃん何食べる?
春希)カレーがいい
祐里)カレーってなに入ってたっけ? ・・・ 芋? ニンジン? 後は・・ みっちぃのこり過ぎててわかんないよ
純弥)玉ねぎと肉は?
祐里)あぁ! 材料あるかな? 
そう言い祐里は冷蔵庫を見たら野菜はすぐわかったが、肉が鶏肉とひき肉があり迷った。
祐里)お肉って鶏肉? ひき肉?
純弥)ねぇ なつ兄呼んで焼肉行こうよ
祐里)ダメ! 今日はカレー もぉお肉全部入れちゃえ
春希)お手伝いする
祐里)うん お願い
純弥)ねぇ 姉貴は――――?
祐里)今日はご飯作りたくないんだって
純弥)じゃぁ焼肉行こうよ
祐里)今日はカレー ルーあるかな?
そう言っていると春希がカレーのルーを発見した!
春希)みっけ
祐里)えらい! 春ちゃん♪ しかも甘口だ♪
純弥)俺 中辛がいい
祐里)却下 さて作るか
そう言い祐里と春希で夕飯の用意をした。 1時間半後・・・ 夕飯のカレーが完成した。 祐里は一応、未鶴の部屋に声をかけに言った。
祐里)みっちぃ 大丈夫?
未鶴)ぅ~ん
祐里)カレー作ったからお金戻しておくね みっちぃの分もあるからお腹すいたら食べてね
未鶴)わかった・・・ ありがとう・・
そして、祐里は部屋を出てリビングに戻り夕飯を食べた。 そして、春希とお風呂に入り寝ました。
◆次の日。 案の定、未鶴は部屋から出てこなかった。 祐里は少し早く起きて朝ご飯の準備をした。 今日のメニューはウィンナーと玉子焼きとトーストだった。 そこママが仕事に行く準備をしたママがやってきた。
祐里)ママ おはよう
ママ)おはよう あれ? みぃちゃんは?
祐里)んと・・ 役員の仕事とかで先いったよ
ママ)そう
祐里)ママ 朝ご飯は?
ママ)ごめん 今日は時間ないんだ もぉ出なくちゃ
祐里)そっか  行ってらっしゃい
ママ)いってきます
そして、ママは仕事に向かった。 そして、春希が起きた。 祐里は春希に朝食を食べさせている間に純弥を起こしに行った。 そして、朝ご飯を食べ登校した。 小等部に春希と純弥を行かせ教室に向かった。 1限前のHRが始まった。
英二)出席とるよ 有森
有森)はい
英二)福田
福田)はい
と順番に出席をとられ未鶴の番になった。
英二)鳴海
・・・・・
英二)あれ?
朝山)鳴海 鳴海は?
祐里)みっちぃはお休みです
英二)お休みっと 佐久間
沙織)はい
と出席をとり終わった。 そして、授業が始まった。 その頃家では。 夜勤明けで帰ってきたパパが未鶴の靴がある事を不思議に思い未鶴の部屋に向かった。 未鶴は自分の部屋にある熱帯魚の水槽の前に座り込んでいた。
パパ)未鶴?
未鶴)・・・ ん?
パパ)ドライブ行こうよ 
未鶴)え?
パパ)パパとドライブ行こう 
未鶴)いいよ・・
パパ)まぁいいじゃん たまにはパパに付き合ってよ ほらシャワー浴びて着替えてきな
そして、未鶴はシャワーを浴び着替えをしパパとGTRでドライブにむかった。
その頃、学院では今日は5・6限が体育だった。 男子が若林・女子が野久保・河村が担当だった。
若林)のっく! 鳴海貸して
野久保)姉ですか?
若林)うん
祐里)みっちぃなら休みだよ
若林)え―――!?
祐里)え―――
と言うやり取りをしていた。 その頃、未鶴とパパはドライブを楽しんでいた。
パパ)未鶴 どこ行きたい?
未鶴)・・・ お魚見たい・・・
パパ)よし 水族館行くか!
そう言いパパは車を水族館に向かわせた。
そして、未鶴はボーっと魚を見ているうちにだいぶ落ち着きを取り戻した。その頃、学院ではバスケ部の新人戦のレギュラー決めが始まっていた。 
和輝)沙織ちゃん 未鶴は?
沙織)今日は休み
みんな)え―――――――!?
雅 )祐里先輩! ホントですか!?
祐里)ホント
みんな)え――――――
祐里)え―――――――
沙織)うるさい しょうがないでしょ! ほら和輝くんUP初めて
和輝)は―い↓
そして、和輝は集合をかけUPをして先生たちをいれレギュラー決めの試合を始めた。 休憩のたびに祐里はタオル・濡れタオル・飲みのもを和輝に渡していた。
祐里)和輝くん お疲れ様
和輝)ありがとう 冷たくて気持ちい!
沙織)浮気~~~
祐里)お・う・え・ん!!
忍 )俺達のは?
祐里)あ? え?
聖菜)はいはい こっちにあるよ 
真稀)お疲れ様です
そして、若林と直江が話し合った結果。レギュラーが決まった。 レギュラーは和輝・雅・泉・桜也・未鶴だった。 そして、レギュラー発表され解散した。 そして、祐里は純弥と春希を学童に向かいに行き家に帰った。 家に帰り祐里は未鶴の様子を見に未鶴の部屋に向かったが未鶴の姿はなかった。 夜勤明けでいるはずのパパの姿もなく祐里はパパに電話をかけた。 パパは携帯を見たら祐里だった。 車の運転をしていたパパは未鶴に出るように頼んだ。
未鶴)はい
祐里)あれ? みっちぃ!? なにしてんの?
未鶴)パパとドライブ
祐里)パパとデート?
未鶴)デートじゃないよ んでなんのよう?
祐里)あぁ! どこ行ったのかなって思って! ついでにいつ帰ってくるの?
未鶴)まだ時間かかるかな あと1時間半とか
祐里)じゃぁ今日もカレーでいい?
未鶴)うん いいんじゃん
祐里)わかった あ!あと みっちぃレギュラー決まったよ
未鶴)はぁ?
祐里)決まったから じゃぁね
そして、祐里は夕飯のカレーを温めていたら純弥と春希が来た。
純弥)祐里 夕飯なに?
祐里)カレー
純弥)え― また―――?
祐里)だっていっぱいなんだもん
純弥)それお前のミスだろ 
祐里)うるさい 春ちゃんなに食べたい?
春希)ハンバーグが食べたい
と言われ祐里は冷蔵庫と冷凍庫をあさっていたら、未鶴がお弁当用に作っていたハンバーグが冷凍庫にあった。
祐里)春ちゃん あったよ♪
春希)わ―い
と喜んでいたら純弥がキッチンに入ってきて料理を始めた。
祐里)なんか作れるの?
純弥)姉貴程じゃないけど なんか食えるもんくらい作れんだろ
祐里)ちゃんと作ってよ―――――
純弥)わかってるよ
祐里)責任とってね
純弥)わかったよ!! だまって待ってろ
そして、祐里と春希はリビングでゲームをしていた。 そして、1時間後。 夕飯のカレードリアが出来上がった。
祐里)なにこれ!? 食べれるの!?
純弥)食えるわ! とっとと食え!
祐里)え―――――――
未鶴)たぁいま
パパ)ただいま
とそこにパパと未鶴が帰ってきた。
祐里)おかえり
純弥)おかえり
春希)おかえりなさい
パパ)何作ってるんだい?
純弥)夕飯 今できたとこ 祐里がカレーしか作ってくんねぇんだもん
祐里)だって カレーしか作れないんだもん
純弥)他のも作れるようになれよ
祐里)だって~~~~~~
食べ物を見つけた未鶴は
未鶴)いただき
といい祐里の分をサクッとさして一口食べた。
未鶴)うまいじゃん ごちそぉさん
パパ)未鶴 お行儀悪いぞ
未鶴)はぁい
パパ)まぁ一口でも食ってくれればいいか
そう言い未鶴は部屋に戻って行った。
祐里)これ・・・ 美味しいの?
純弥)いいから食え 
そこに残業で帰りが遅れていたママが帰宅した。
ママ)ただいま
祐里)ママ ママ ママ ママ!!
ママ)ゆぅちゃんどうしたの?
祐里)パパとみっちぃがぁ~
ママ)パパとみぃちゃんがどうかしたの?
祐里)パパとみっちぃがデートしたんだって
ママ)パパどう言うことなの!! みぃちゃん!!
パパ)ママ 落ち着いて
ママ)イヤ!!
祐里)ママとのデートが一番だって!
ママ)もぉ! 早く言ってよ!!  ママお腹すいた
純弥)ご飯あるよ
ママ)さぁみんなで食べましょう  純くんが作ったの?
純弥)うん
ママ)すごいね
そして、見た目はものすごい悪いカレーハンバーグリゾットを食べた。 そして、着替えを済ませた未鶴が戻ってきた。  そして、未鶴は珍しくリビングでレースゲームをしていた。 そして、みんな夕飯を食べ終わりゆっくりと過ごしていた。

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