2年 秋 ⑦

◆次の日。久しぶりの学院に登校。登校しているだけで中等部や高等部の子は未鶴を見るだけで「キャーキャー」。ファンクラブでもできるんじゃないかって言う勢い。 クラスに行き席に着いた。
未鶴)沙織 ノートかして
沙織)どれがいい?
未鶴)古典以外全部
祐里)みっちぃが沙織なら あたしは愛鈴にかりよ
唯 )愛鈴なら今日休みだよ
祐里)え―――! 嘘!?
唯 )ホントだよ はい ノートかしてあげるから
祐里)ありがとう
と双子は授業中に休んでいた分のノートを写した。 そして、放課後。 未鶴は部活。 祐里は春希と純弥を連れて帰ってから、那月とデート。 デートと言っても家でテスト勉強だが。 その後、未鶴が帰宅。 夕飯の準備をしているとパパ・ママ・伸也が帰宅し、みんなで夕食を食べた。 未鶴は後片付けをし、部屋に戻り伸也と飲みながらテスト勉強していたら、伸也が未鶴を襲い始めた。とそこに祐里と那月が・・・
祐里)・・・・!!!
未鶴)・・・
伸也)あ・・!!
那月)あ・・ 失礼しました!!!
と慌ててドアを閉めた。
未鶴)バーカ
伸也)俺のせぇ!?
未鶴)酒
伸也)お前飲みすぎだよ 飲んだらやってくれる?
未鶴)そんなにしたいの?
伸也)うん
未鶴)はぁ~
と会話をしていた。 その頃、那月と祐里は部屋に戻りドキドキしていた。
那月)タイミング悪かったね(^_^;)
祐里)そうだね(^_^;)
那月)久しぶりの2人の時間だもんね邪魔しちゃいけなかったね
祐里)あたしたちもラブラブしよう
那月)祐里
といい那月は祐里を抱きしめ、そのままいただきました。
◆そして、中間も終わり音楽祭の前の日。リハが行われた。 お祭り事は基本生徒会が仕切るため生徒会のメンバーの仕事はたくさんある。
絢乃)未鶴先輩 絢乃 疲れちゃった
未鶴)・・・
祐里)(一_一)
沙織)祐里 顔!
祐里)いいの
絢乃)そうだ! 今日はここらへんで終わりにしてみんなでサロンでお茶しませんか?
雅 )だめだよ 今日しかリハできる日ないんだから
沙織)そうだよ
未鶴)帰りたければ一人で帰れ
みんな)!
祐里)(^皿^)
絢乃)え~ 未鶴先輩~
と腕にしがみついたので未鶴は振りはらった
未鶴)お前のわがままに付き合ってるほど俺も暇じゃないんだよ
絢乃)(゜o゜)
未鶴)ここから松川抜きでやるから
絢乃)待って下さい! 絢乃やります
祐里)だったら初めから文句言わなきゃいいのに
沙織)ホント 未鶴の機嫌がどんどん悪くなって大変なんだから
祐里)それにしても 今日みっちぃ機嫌悪いね 女の子の日?
沙織)未鶴が女の子の日なら生理痛で逆に静かだよ
祐里)あぁ! みっちぃいつもお腹かかえてるもんね
そんなこんなでリハが進み生徒会の出し物の番となった。
祐里)和輝くん かっこいい
未鶴)見とれててもいいからちゃんと指揮してくれ
祐里)わかってる
未鶴)じゃぁ よろしく
和輝)よろしく
そして、「月光花」の練習も終わり帰宅した。
◆次の日。 今日は音楽祭。 各クラス歌を発表したり吹奏楽部の演奏を聴いたり、軽音部の演奏を聴いたりするのだ。 会場は、学院の大ホール。 今日は祝日なので保護者や関係者などで席はいっぱいになった。 もちろん、パパ・ママ・伸也・那月・達也も会場にきていた。春希のクラスは[さんぽ]純弥のクラスは[翼をください]未鶴・祐里のクラスは[明日への扉]生徒会+和輝のバンドで[月光花]となっていた。 そして、未鶴と祐里のクラスの時、ピアノが置かれているところはみやすいように一段高くなっていた。 そこに祐里が向かうとゴン!という音が弾いた。
祐里)う・・・・
未鶴)バカ
弁慶の泣き所を打ち祐里はそのままうずくまっていた。 未鶴は咳ばらいをし祐里を誘導しピアノへ。 そして、演奏が始まった。 と途中で祐里が緊張のあまりてんぱりピアノからパッと手をはなして演奏がとまった。 祐里はうるうるな目で未鶴をみた。 未鶴はうまく合わせ演奏を戻した。 そして、何とか最後まで終わった。
祐里)ふぅ―――
未鶴)はぁ~~
唯 )みっちぃお疲れ
沙織)ホントよく戻せたね
未鶴)必死だよ
愛鈴)後は生徒会のだけだね
未鶴)祐里 これ以上失敗すんなよ
祐里)し―ま―せ―ん―!
未鶴)うっし いくぞ
みんな)おー
とみんなで気合いを入れステージに。 女子は未鶴釘付け。 祐里は和輝に釘付け。 そして、演奏が最後の方で祐里が降っていた指揮棒が後ろに飛んだ! ・・・ コロン ・・・! 
伸也)今何か飛ばなかった?
那月)指揮棒?
伸也)未鶴の顔が引きつってる(笑) こりゃ祐里ちゃん後で未鶴の怒られんな
那月)あはは
そして、演奏は終了した。 祐里は何もなかった顔で袖に戻ると未鶴にスコーンって叩かれた。
祐里)痛い!!! みっちぃのバカ!!
という声がステージに響いた。 そんなこんなで音楽祭も無事に?終わった。
◆次の日。 今日は授業が終わってから生徒会で昨日の反省会と文化祭の話し合いが行われた。
絢乃)反省点は祐里先輩が指揮棒飛ばしたことくらいですわ
祐里)あれはちょっと手を滑らせちゃっただけだもん!
未鶴)まぁ大した問題もなく終わったんだからいいじゃん
章子)文化祭は何やるんですか?
未鶴)何やりたい?
雅 )去年は何やったんですか?
沙織)去年に生徒会は白雪姫だよ
唯 )今年も劇やりたい
祐里)あたしも!
章子)何やるんですか?
沙織)う~ん
未鶴)めんどくさくないもんがいい
絢乃)お姫様がいいですわ
龍之介)ピーターパンとかどうですか?
みんな)ピーターパン!?
龍之介)聖ルカドームを使ってワイヤーアクションとか入れてピーターパンとか
祐里)いい! 龍之介くん! ピーターパンで決定!!
沙織)ちょっと祐里そんな簡単に決定しちゃって ね!
雅 )僕も賛成!
祐里)みっちぃは?
未鶴)なんでもいいよ
沙織)未鶴 機嫌悪い?
未鶴)頭痛い てな訳でピーターパンに決定 明後日までに台本用意するから今日は解散
みんな)は―い お疲れ様でした
そして、未鶴と祐里は春希と純弥を迎えに行き帰宅した。
純弥)姉貴 夕飯なに?
未鶴)ビーフシチュー
祐里)マジ パンある?
未鶴)あ 忘れた
祐里)え~
未鶴)買ってくるよ
祐里)じゃぁついでにアイス!
純弥)俺も!
未鶴)・・・ 春希なんかいる?
祐里)ちょっと!!
春希)一緒に行く
未鶴)じゃぁ行くか
春希)うん 行ってきます♪
そのまま未鶴と春希は下のショッピングモールへ。 
未鶴)春希 ほしいもん持っておいで
春希)うん
そして、春希は両手いっぱいにヨーグルトやプリンやゼリーを持って戻ってきた。
未鶴)そんなに食えんの?
春希)ゆぅ姉ちゃんとお兄ちゃんの
未鶴)・・ まぁいいか あとアイス買って帰るか
春希)うん
そして、買い物を終え家に戻るとママが帰ってきていた。
祐里)あ!おかえり
未鶴)たぁいま
春希)はい
祐里)うん?
春希)ゆぅ姉ちゃんはヨーグルト お兄ちゃんはゼリー
祐里)はい!?
純弥)アイスは?
未鶴)それ食っとけ
といい未鶴がキッチンに行くと祐里が来た。
祐里)ねぇ~ アイスは?
未鶴)デザートで出してやるから 春希の気持ち食ってやれよ
祐里)これ 春ちゃんが選んだの?
未鶴)そぉ
祐里)じゃぁ食べなきゃ! 春ちゃん ありがとう
それを聞いてたママは
ママ)春ちゃん ママには?
春希)え? えっと・・
と困りながら自分の食べていてプリンをすくい
春希)あーん♪
ママ)ぱく ありがとう♪
未鶴)アホか 
祐里)ママらしいね
未鶴)さぁ 飯だよ
と夕飯になった。 未鶴は夕飯の後、部屋にもどり酒を飲みながらピーターパンの資料を集めた。 そして、朝方休んだ。
◆次の日。 今日は休み。 未鶴は昼まで寝ていたら祐里がやってきた。
祐里)みっちぃ―――――!
未鶴)うっせぇ なんだよ!
祐里)なっちゃんとデートだから髪結って♪
未鶴)自分でやれよ
祐里)できないから頼んでるんじゃん!!
未鶴)はぁ~ んでどぉすんだよ
祐里)これ
と祐里は雑誌を指した。 未鶴はしぶしぶ祐里の言う髪型を作った。
祐里)ありがとう  みっちぃ 愛してる
未鶴)愛してねぇ
そして、祐里は那月とデートへ。 未鶴はお昼の用意をした。 純弥もデートで外出。 春希と2人だけのお昼だった。 そして、少しすると伸也がやってきた。 ちなみに伸也は夜勤明け。
伸也)春ちゃん
春希)伸兄ちゃん
伸也)あれ? 2人だけ?
未鶴)うん
伸也)じゃぁ 買い物でも行くか!
春希)うん! 
未鶴)ふぁ~~
伸也)なに お前眠いの?
未鶴)悪い?
伸也)いや 別に
未鶴)昼飯は?
伸也)食ってきたから大丈夫
春希)みぃ姉ちゃん お買いもの行こう
未鶴)じゃぁ シャワー浴びてくるから待ってて
春希)うん
そして、未鶴はシャワーを浴び着替えをして出かけた。 買い物と言っても下のショッピングモールだ。 未鶴が疲れてもすぐ帰れるように伸也はあまり遠出はしないのだ。 買い物をして春希はお目当てのおもちゃがあったらしく満足げ。そして、夕飯の買い物をて帰宅した。 春希は部屋にこもりおもちゃで遊んでいた。 未鶴はベッドへ。
伸也)疲れた?
未鶴)ん~
伸也)お前うっすらクマできてるぞ
未鶴)そぉ~
伸也)ほら 少し寝るか?
未鶴)平気
伸也がソファーに座ろうとしたらずたずたで血のついたYシャツを見つけた
伸也)ねぇ
未鶴)ん?
そういい伸也は左腕の袖をめくった。
未鶴)あ!
伸也)隠さなくていいよ
未鶴)ぅん・・
そこにコンコンと小窓をたたく音がした。
未鶴)春希 どぉした?
春希)伸兄ちゃんの車でドライブ行こう
未鶴)いいよ 伸也 車出して
伸也)え?
未鶴)海行こう
伸也)今から?
未鶴)そう ほら行くぞ
春希)わぁい
そして、伸也の車でドライブ♪ 未鶴はパパ・祐里・純弥に夕飯は各自で食うようにと送りドライブを楽しんだ。 そして、夜遅くに帰宅し伸也と一緒に休んだ。
◆次の日。 未鶴はお弁当と朝食を用意した。 そして、登校。 その後、授業をうけ放課後。 今日はピーターパンの配役を決めることになっていた。
未鶴)さてと配役決めてくか 
祐里)ピーターパンはみっちぃ!
未鶴)黙れ
祐里)え~ん 愛鈴
愛鈴)よしよし
未鶴)唯か松川ホワイトボードに書いってて
唯 )は―い
そして、ホワイトボードにはピーターパン・ウェンディ・ジョン・マイケル・母・父・フック船長・カーリー・ティンカーベルなどなど書かれた。
沙織)どうやって決める?
未鶴)一日限定で一般生徒に投票してもらうのは?
雅 )それいいですね!
愛鈴)小・中・高限定?
未鶴)いや 大学部の先輩や専門部の先輩 聖ルカ学院の生徒なら投票OK
祐里)すごーい 規模にならない??
未鶴)そのための選挙管理委員でしょ
みんな)なるほど!
未鶴)てな訳で先生いいよね?
若林)お前らダメって言っても無駄じゃん 理事長に許可もらってくればいいよ
祐里)わーい みっちぃ行こう!!
そう言い祐里は未鶴をひっぱり職員室へ。
祐里)あ!英二君! 秀汰君
河村)先生!
祐里)え~
秀汰)こんにちは
井上)生徒会終わっちゃった?
未鶴)まだだよ
そこに理事長の愛美が通った。
愛美)なに職員室で騒いでいるの!
未鶴)あ!ばぁちゃん
井上・河村)ばぁちゃん?
愛美)学院では理事長先生って呼びなさい
祐里)でも~ おばぁちゃんはおばぁちゃんじゃん
愛美)愛美ママ! もしくは理事長!
未鶴)それを言うなら 理事長もしくは愛美ママじゃねぇの?
愛美)もぉ!いいの! 用事がないならさっさと帰りなさい!
祐里)用事ならあるよ~
河村)あの~ お取り込み中申し訳ありません
愛美)あら 河村先生 井上先生
河村)さっきからお話聞いてたんですけども・・ 理事長と鳴海姉妹ってどう言った御関係なんですか?
未鶴・祐里・愛美)孫
井上)孫・・ 孫!?
愛美)そうよ 私の娘の子
河村・井上)え――――――――――――――――――――
未鶴)うっせぇよ
愛美)未鶴 口が悪いわよ
河村)こんな大きなお孫さんがいたんですか!?
愛美)そうよ
祐里)えへへ 
未鶴)あ!ばぁちゃん 話し変わるんだいけど・・・
といい未鶴はさっきの事を説明した。 そして、簡単にOKをもらい愛美は理事長室に戻った。
祐里)英二君 秀汰君 驚いた?
河村)驚き過ぎて何も言えないよ
未鶴)だから仲良くしとくといい事あるよっていったじゃん
河村)いったけど・・
井上)俺知らないよ~
未鶴)まぁ いいじゃん ほら生徒会室戻ぞ
祐里)は―い 行こう 英二君 秀汰君
河村)なんかもぉ くん呼びでもいいや
井上)ホントですね
そして、生徒会室に戻った。
唯 )どうだった?
祐里)OK
沙織)じゃぁ今から投票用紙作るから
未鶴)頼む
章子)投票はいつにするんですか?
未鶴)明日 選管に声かけるから 明後日だね
章子)わかりました
雅 )はい
未鶴)必要なものは俺と沙織で用意するから
みんな)はい
そんな感じで生徒会の仕事は進んでいった。 
◆次の日。未鶴は選挙管理委員に説明をした。 そして、次の日。 今日は投票日。 放課後にみんなに投票してもらった。 投票の結果・・・・・
ピーターパン→未鶴 ウィンディ→愛鈴 ティンカーベル→雅 ジョン→絢乃  マイケル→允 フック船長→慶吾 カーリー→唯 父→隼人 母→祐里 語り→沙織 その他・・・となった。 そして、台本が配られた。 練習が始まった。 ちなみにクラスの出し物は「病院喫茶」だった。
◆そして、徐々に学院祭が近づきつつある10月30日。 未鶴は仕事がハードになりかなりピリピリしていた。  練習が終わり、教育自習生と生徒会の話し合いをしていた時。 未鶴が話しを進めていると絢乃が髪をくるくるさせながらこう言った。
絢乃)あ~あ 絢乃 シンデレラがよかったですわ
未鶴)じゃぁ ここは祐里と愛鈴でお願い
祐里・愛鈴)はい
絢乃)シンデレラなら綺麗なドレス着し~ ガラスの靴もはけたし~
未鶴)じゃぁこれは龍之介頼む
龍之介)はい
絢乃)絶対 シンデレラになれたし~
唯 )絢乃ちゃん いいかげんにしなよ 
絢乃)なんでシンデレラじゃないんですか! もしくは私がウィンディじゃないんですか!!
みんな)!?
未鶴)・・・・
イライラしていた未鶴はプチッときれ机を蹴りあげ、その後蹴りつけた。
未鶴)うだうだ うるせぇんだよ 決まったことを今更色々いってんじゃねぇよ
みんな)!?!?!?!?
祐里)あ~ぁ 
沙織)未鶴 きれちゃった
未鶴がきれたのを見て絢乃は泣きマネをし始めた。
未鶴)ふざけんなよ 泣きマネなんかしんじゃねぇよ
絢乃)絢乃は・・ 絢乃は・・
未鶴)もぉ聞きたくねぇ! 
絢乃)絢乃はただ・・
未鶴)黙れ!! 
絢乃)・・・・
未鶴)俺 帰る
祐里)それならあしも!
未鶴)お前は最後まで話し聞いて俺に報告 
祐里)え~
未鶴)死にたい?
祐里)いいえ
未鶴)後、純弥と春希もよろしく じゃぁ あ!松川
絢乃)はぃ・・
未鶴)お前クビね
そう言い未鶴は荷物を持ち部屋を出て行く時、おもいっきりドアを閉めた。 ドン ガン とかかっていた生徒会の約束などが降ってきた。
祐里)わ――――!!
みんな)・・・
静まり返る生徒会室。そこに未鶴とすれ違った若林が入ってきた。
若林)ねぇ 鳴海帰ったけど・・ なんかあった・・・みないだねぇ(^_^;)
祐里)全部 あの子[絢乃]のわがままです!!
若林)え?
沙織)また 祐里ったら!!
沙織は1から説明をした。 
若林)そっか・・ じゃぁとりあえず松川は今日は帰りなさい
絢乃)はい
絢乃は帰宅した。 その頃、未鶴は。 パパがいたリビングを無言で通過。 部屋にこもった。
パパ)??
部屋に入った未鶴は大量に睡眠薬・精神安定剤を飲み、その後リストカットと前に手に入れた注射針を左腕の動脈に刺し血を出し。少しすると出血が多く意識を失った。 そして、話し合いを終えた祐里が春希と純弥を連れて帰宅した。
祐里)ただいま
純弥・春希)ただいま
パパ)おかえり
祐里)みっちぃは?
パパ)部屋だよ なんかすごい機嫌悪そうだったよ 学院でなんかあった?
祐里)うん 松川が悪いの!
パパ)・・ パパちょっと様子見てくるよ
祐里)え~ 触らぬ未鶴にたたりなしだと思うよ~
パパ)でも・・ ね? さぁみんなわ着替えておいで
みんな)は―い
みんなは自室に行き着替えをした。 そして、パパは未鶴の部屋へ。 ノックをするが返事はない。
パパ)未鶴? 未鶴はいるよ
とパパが部屋に入ると未鶴は血だまりの中に倒れていた。 パパは針を抜き脈と息をしているか確認し未鶴を毛布でくるみ、そのまま抱えた。 そして、廊下を走りながらパパはこう言った。
パパ)祐里! あと頼んだ
祐里)あ・・え?
パパはそのまま下に降り車に未鶴を乗せ病院に向かった。 病院に行く途中パパは伸也に電話を入れた。
パパ)佐久間 今どこにいる?
伸也)今日は夜勤何で病院にいますよ
パパ)今そっち向ってるから救急あけといて
伸也)はい?
パパ)未鶴はやらかした 
伸也)・・ わかりました 
そして、電話は終わり病院に到着。 救急の前には伸也と救急の医師・看護師が待っていた。 そして、未鶴が救急の医師たちに預けパパと伸也は廊下で待った。
伸也)なにがあったんだ・・
パパ)学院でなんかあったらし
伸也)ここのところピリピリしてて リストカットもしていたから心配はしていたんですけど・・ すいません・・
パパ)佐久間のせえじゃないよ・・
その頃、家では。
純弥)ねぇ パパは?
祐里)さぁ?
春希)お腹すいた
祐里)ご飯できてるから食べちゃおうか
春希)うん
みんな)いただきます
と夕飯タイム。 すると残業だったママが帰宅し、一緒に夕飯タイム。 そして、未鶴の治療が終わり病状が安定し病室にうつされた。 パパは未鶴を伸也に任せ一度帰宅した。 そして、祐里の部屋へ。
祐里)あ!パパ どこ行ってたの?
パパ)未鶴が倒れたから病院に
祐里)みっちぃは?
パパ)しばらくは入院かな
祐里)みっちぃ大丈夫なの?
パパ)大丈夫だよ んで悪いんだけど入院の準備してくれないかな? パジャマとか パパわからないから
祐里)うん すぐ用意してくる
そう言い祐里はクローゼットに行きパジャマとか下着とか色々詰めた。 そして、パパはそれを待つ間に未鶴の部屋を掃除した。 そして、ママに事情を話しにママの元へ向かった。 そして、事情を説明しママは家にいる祐里や純弥や春希の為に留守番をすることにした。 パパは荷物をもちまた病院に向かった。 そして、病室へ。 未鶴の右手をしっかり握ったまま伸也は眠っていた。 左手には点滴と縫合したあとがあり動かせない。 するとちょうど未鶴が目を覚ました。
未鶴)温かい・・ 人の温もりってこんなに温かいんだ・・
パパ)未鶴?
未鶴)パパ
パパ)大丈夫?
未鶴)ぅん ごめん
パパ)いいよ 大事に至らなかったし 佐久間 起きろ
パパに起こされ伸也が起きた。
伸也)あれ? 俺・・
未鶴)・・・
伸也)未鶴!? 目が覚めたんだ
未鶴)ごめん 伸也
伸也)よかった
パパ)後は俺がついてるからお前は病棟に戻って仕事してこい
伸也)はい 目が覚めれば安心です
パパ)ありがとな
伸也は仕事に戻り、未鶴はまた眠った。 

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