2年 秋 ⑤

◆今日は月曜日。 祐里の大嫌いな古典が6限にある日だ。 お昼休みが終わり5限目の理科が始まった。 祐里の席からメモが回ってきた。[古典ヤダ(>_<) お腹痛い] 未鶴は[しるか]とメモに書きたし戻した。 古典の先生は青谷紀子(34歳)で男子生徒には色目を使い授業はあんまうまくないため、女子生徒からかなり嫌われていて祐里は授業が始まるとよく保健室に逃走したりして、後で未鶴のノートを移したりしているのだ。 そして、6限が始まり祐里は案の定・・・・
祐里)先生!
青谷)はい 鳴海さん
祐里)頭が痛いので保健室に行ってきます
青谷)それじゃぁ 保健委員さん 連れってって・・
祐里)大丈夫です 姉に連れってってもらいます  じゃぁ!
そう言い祐里は未鶴の手を引き廊下にでた。
未鶴)腹痛かったんじゃねぇの?
祐里)いいの!!
そう言いながら保健室に行った。 
祐里)羽美ちゃん
羽美)は~い あ!祐里ちゃん 未鶴くんも
祐里)二葉姉は?
羽美)今日はお休み どうしたの?
未鶴)ただのサボり よ!
未鶴が声かけたのは中3でいじめられ教室に行けなくなって保健室登校している飯島菫と中2の二宮和瑚と中等部の先生伊東知佳だった。
菫 )キャ~ 未鶴先輩だ!
和湖)未鶴先輩だ! こんにちは
未鶴)ちわ
祐里)羽美ちゃん ベッド借りるね
羽美)は~い
祐里は二段ベッドの下に消えていった。 未鶴は手当て用のベッドに座り和湖や菫と会話をしてあげた。 そして、6限目も終わり今日は生徒会の話し合いが行われる日だった。今日の話し合いの内容は音楽祭で行われる「明日への扉」の練習と体育祭についてだった。
生徒会メンバーは音楽室に集まり未鶴が伴奏。 祐里が指揮。 バックバンドに和輝のいるクイロンのメンバーで練習を始めた。 2時間練習したころ・・・
絢乃)あ~ぁ 絢乃 疲れちゃった
祐里)・・・(`^´)
絢乃)未鶴先輩 そろそろ戻って体育祭の打ち合わせしませんか?
未鶴)・・・ 後30分後ね
絢乃)え~ 絢乃 疲れた
沙織)絢乃ちゃん!
未鶴)はぁ~ 
祐里)(`^´)
未鶴)じゃぁ 今日はここまでで 後は各自練習してきて 
みんな)はい
未鶴)生徒会メンバーはこのまま生徒会室で体育祭の話し合い 15分後に集合で
みんな)はい
未鶴)和輝 お疲れ
和輝)おう! お疲れ
そして、生徒会メンバーは生徒会室に移動した。 ここからは先生+教育自習生が加わり話し合いが始まった。 今日はプログラムの最終確認だった。 プログラムの最終確認は30分程度で終わりみんな帰宅した。
◆今日は水曜日。今日は体育祭の練習が5・6限にある日だ。 1限目は社会。 今は日本史をやっている。 2限目・・・古典・・・ 授業が始まると祐里が手をあげた。
祐里)先生!
青谷)はい 鳴海さん
祐里)お腹が痛いです
青谷)じゃぁ保健室に・・
祐里)いってきます!
青谷)え!? あ・・ え!?
そう言い祐里は教室を出て行った。
直実)てかさ~ この授業 ちょ―――つまんないんですけど――――
唯 )みっちぃに教えてもらった方がわかりやすいし
直実)ね―――
唯 )ね―――
直実)なんなら 未鶴ちゃんに授業してもらちゃう!?
未鶴)は?
唯 )いいねぇ いいねぇ
青谷)えっと・・
直実)先生は黙ってて!
唯 )先生は黙ってて!
沙織)なんか面倒なことになってない
未鶴)俺しらねぇよ
直実)そうだ! 先生 見学でぇ 未鶴ちゃん授業やってよ
愛鈴)おもしろそう
沙織)愛鈴まで・・
唯 )わかった!
直実)なになに!!
唯 )来週の授業 みっちぃに先生してもらって今日はあきらめる!
直実)なんで今日じゃないの?
唯 )だって みっちぃ 生徒会の仕事してて忙しそうなんだもん
直実)そっか! わかった! てな訳で先生来週見学で!
その頃、祐里は保健室に到着。
祐里)羽~美~ちゃん
羽美)は~い
祐里)ベッド借りていい?
羽美)うん どうぞ
そう言いいつものベッド緑の下に入ろうとしたら誰かが寝ていた。 ちなみに青とかの色はベッドにつているカーテンの色です。 祐里はカーテンの隙間からそっと覗くとそこに寝ていたのは和輝だった。 祐里は「キャ~ 和輝くん(*^_^*)」とい心の中で叫びベッドに潜り込もうとした時、後ろから誰かに引っ張られ首がしまった。祐里が慌てて振り返ると二葉がそこに立っていた。
二葉)何してるのよ?
祐里)え!? そい寝?
二葉)バカなこと言ってないで寝るなら緑の下で寝なさい!
祐里)は―い
祐里はそのまま引きずられながら緑のカーテンのベッドに移動しベッドにもぐりお昼寝をした。 そして、4限目が始まる前。 祐里が保健室から教室に戻ろうとそた時、生徒会室に入って行く未鶴の姿を見つけた。 未鶴は買ってきたお茶で薬を流し込みそのままソファーに倒れこんだ。 未鶴が飲んだ薬は・・
祐里)ロキソニン?
未鶴)う~ん
祐里)頭痛いなら保健室行ってくれば?
未鶴)う~ん・・・ 授業始まるぞ
祐里)みっちぃ置いていけない
未鶴)サボりだろ
祐里)えへへ
未鶴)頭痛すぎて 気持ち悪い
祐里)大丈夫?
未鶴)ダメ 帰りてぇ
祐里)みっちぃ帰ったら体育祭のリレーどなるの!? 練習だけど!
未鶴)だからいんだろ 騒ぐな!
と話していたら体育の若林と教育実習生の河村が来た。
若林)お前ら何やってるんだ!
祐里)あ! 勇ちゃん!
河村)いまわ授業中だよ 
祐里)知ってるよ 英二君
河村)せ・ん・せ・い!
若林)ほら 教室戻れ
祐里)みっちぃ具合悪くて休んでるの!
若林)鳴海 大丈夫か?
未鶴)頼むから静かにしてくれない?
河村)顔色悪いですね
若林)よし 保健室いくか! 祐里ちゃんは授業に戻って
祐里)え―――
未鶴)祐里 黙れ・・
祐里)はい!
若林)じゃぁ 河村は祐里ちゃんを教室に 俺は鳴海を保健室に連れてくから
河村)わかりました
そして、祐里は河村に連れられて教室に戻った。
若林)鳴海 大丈夫か?
未鶴)ぅん・・ もうすぐ薬効いてくるだろうし
若林)とりあえず保健室行くぞ
そう言い若林は未鶴の荷物を持ち腕をつかみ保健室に連れて行った。
若林)若葉さん! じゃねぇや 二葉さん!
二葉)はい あら 未鶴
若林)具合悪いみたいなんでお願いします
二葉)わかりました
菫 )未鶴先輩 大丈夫ですか?
未鶴)ぅん 平気 ありがとう
二葉)どこが平気よ 偏頭痛のひどいのがでてるくせに 薬は?
未鶴)飲んだ
二葉)ほらベッド行きなさい
未鶴)どこ?
二葉)青-1
未鶴はベッドに行き眠りについた。 そして、昼休みが終わる前に教室に戻った。そして、ジャージに着替え体育祭の練習に参加した。
若林)鳴海 大丈夫か?
未鶴)とりあえず
若林)無理すんなよ!
未鶴)へ―い
そして、リレーの練習や組み体操などの練習をした。 そして、5・6限も終わり今日は真っ直ぐ帰宅した。 本当ならバスケ部の練習があったが若林が帰宅するように言ったので未鶴と祐里は春希と純弥を迎えに行き帰宅した。 未鶴はそのままリビングのソファーに倒れこんだ。
未鶴)疲れた~
純弥)なんで今日早いの?
祐里)みっちぃが調子悪いから
純弥)姉貴 調子悪いの?
未鶴)だったらなんだ
純弥)いや 別に・・ 俺デートしてこよ
未鶴)7時には帰れよ
純弥)は―い
純弥は花穂の元へ出掛けて行った。
祐里)みっちぃ 部屋で寝る?
未鶴)みっちぃ言うな! 平気 今夕飯作るよ 春希 夕飯ない食いたい?
春希)焼肉
双子)焼肉!?
春希)うん
未鶴)じゃぁ着替えて買い出し行くか!
春希)はい
祐里)あたしも行く
そいて、みんな着替えをすませ下のショッピングモールに買い物に向かった。
未鶴)肉と野菜と・・
春希)ウィンナー!
祐里)とうもろこし!
未鶴)はいはい 欲しい物カゴに入れとけ 
春希)は―い
未鶴)ママたちいるから肉2kg買ってけばいいか
そして、未鶴がいろいろ食材を入れて歩いているとお菓子を大量に持った祐里と春希が戻ってきた。
未鶴)何これ?
祐里)え? お菓子
未鶴)買わないよ
祐里)なんで!?
春希)買って! 買って!
未鶴)だ―め!
春希)じゃぁ1つだけ
未鶴)しゃぁねぇなぁ 1つずつだぞ
春希)わぁ~い
祐里)よし これにしよ♪
春希)僕 これ☆
未鶴)ほら 会計して帰るぞ
祐里)は―い
春希)は―い
そして、会計をすませ自宅に戻った。 そして、未鶴は焼肉の準備をした。 
未鶴)祐里
祐里)はーい?
未鶴)ばぁちゃんに電話して夕飯うちで食うように言ってくんねぇ?
祐里)わかった! なっちゃん呼んでもいい?
未鶴)いいよ ついでに伸也にもメールしといて
祐里)うん 愛してるって送っておく
未鶴)死にたい?
祐里)嘘です 
そう言い祐里はばぁちゃんに電話しそれから那月と伸也にメールしみんなで夕飯を楽しむことになった。
未鶴)祐里 ホットプレート出すから手伝って
祐里)何台だすの?
未鶴)3?
そして、未鶴と祐里は倉庫に行きホットプレートを3台出しリビングのテーブルに並べた。そして、パパ・ママ・伸也・じぃちゃん・ばぁちゃんが帰宅。20分後に那月が来た。 それからみんなで酒を飲み始めた。
明菜ばぁ)さぁ未鶴 じゃんじゃん焼いて
未鶴)はいはい
伸也)春くん お肉とれる?
春希)とって! とって!
伸也)はい 
祐里)なっちゃん いっぱい食べてね
那月)うん
パパ)那月くんビールは?
那月)いえ 明日も仕事ですから今日はお茶で
それを聞いた未鶴は伸也に向かって
未鶴)お前仕事じゃねぇの?
伸也)仕事だよ
未鶴)飲みすぎるなよ
伸也)わぁってるよ てかお前飲まないの?
未鶴)今日はやめとく
伸也)?
そして、夕飯を食べ終わり片付けをし各部屋に戻った。 祐里の部屋を覗いてみよう。 
祐里)なっちゃん ゲームやろう
那月)いいよ
祐里)wiiのマリオカート♪
といいながら祐里はゲームの設定をした。
祐里)どっちが早いか競争しよう!
那月)いいよ
祐里)スタート
とゲームが始まると
祐里)キャ―――!  わぁ――――――! うぉ―――――! 
ガン!
祐里)痛い!!!!
那月)大丈夫!?
祐里)うん えい!
那月)うわぁ~~~ 負けた~
祐里)もっかいやろ
那月)いいよ
祐里)次も頑張る
とそのままゲームをした。 その頃、未鶴の部屋ではろれつの回らないくらい酔った伸也がいた。
未鶴)だから飲みすぎるなって言ったのに
伸也)い~じゃん! 
未鶴)よくねぇよ バーカ
未鶴は冷蔵庫から水を出し薬を流し込んだ。
伸也)ロ~キ~ソ~ニ~ン?
未鶴)ずっと頭いてぇんだよ
と会話していたら、wiiをもった祐里と那月が乱入してきた。 
祐里)きちゃった
未鶴)彼氏か!
祐里)彼女
未鶴)・・・・・
祐里)ゲームしよう♪ チーム戦で! みっちぃと伸兄vsなっちゃんとあたし
未鶴)こんなベロベロと組んでも負けんじゃん
那月)いや 未鶴ちゃんの運転なら勝てるよ
伸也)ほらやんぞ
未鶴)え~
そして、ゲームが始まった。 ゲームの結果は未鶴チームの勝ち。
伸也)わぁ~ やべぇ~ このままじゃ・・・・
祐里)伸兄!? ダメだよ! トイレ トイレ!!
祐里は伸也の手を引きトイレへ。
未鶴)ふ~
那月)あれ? 未鶴ちゃん もしかして具合とか悪い?
未鶴)あ・・・ いや・・
那月)顔色悪いよ? 早めに休んだ方がいいよ
未鶴)うん
そして、那月は部屋を出ていった。
那月)祐里 
祐里)うん?
那月)俺 そろそろ帰るよ
祐里)え!? 帰っちゃうの?
那月)うん 明日も早いし
祐里)帰っちゃいや~
那月)ほら お前も明日学校なんだから
祐里)ブ―――(>ε<) 着替えもあるじゃん
那月)でも 今日は・・ ね?
祐里)ブ―――(>ε<)
那月)あ!後 未鶴ちゃん具合悪そうだから明日様子見てあげて
祐里)みっちぃ? あ!今日頭痛がってた
那月)だったら尚更
祐里)わかった
那月)じゃぁおやすみ
祐里)おやすみ
そして、那月は帰宅。 それから伸也は部屋に戻り寝ました。
◆次の日。今日は木曜日。朝食を食べパパ・ママ・伸也を送り出し学院へ向かった。 そして、授業が終わり未鶴はバスケ部へ。 祐里は春希と純弥を連れ帰宅。 今日はママが午前中で仕事が終わるから、みんなでピアノの練習の日だった。  ピンポーン!
春希)は―い 
桜月)こんにちは♪
春希)どうぞ
桜月)おじゃまします
そして、リビングへ。
祐里)桜月ちゃん いらっしゃい
桜月)おじゃまします 祐里さま あ!おばさま これ母からです
ママ)ん? なぁに?
桜月)マドレーゼのお菓子です
ママ)まぁ わざわざ 気をつかさせちゃって ありがとう
春希)さっちゃん練習しよう
桜月)はい
今年の音楽祭は春希のクラスは春希と桜月が伴奏を務めるのだ。曲は「さんぽ」トトロでつかられている曲である。 春希・桜月・祐里・ママの4人はママの書斎に移動した。 そして、ママに教えてもらいながら練習をしていった。 ママはピアノの先生の資格を持っているのだ。 初めに春希と桜月が演奏を始めた。
ママ)2人共上手よ
そして、1時間後。 祐里と交代。 春希と桜月はおやつタイム。
ママ)さぁ ゆぅちゃん 練習! 練習!
祐里)そんなに気合い入れなくていいよ(^_^;)
そして、祐里の練習も始まった。 数十分後、未鶴が帰宅。
未鶴)ただいま
春希)みぃ姉ちゃん おかえりなさい
桜月)未鶴さま おかえりなさい お邪魔してます
未鶴)桜月ちゃん いらっしゃい 春希 練習終わったの?
春希)うん
未鶴)じゃぁ今は祐里か・・ 2人とも夕飯何食べたい?
桜月)え?
未鶴)桜月ちゃんは那月先輩が迎えに来るまでうちにいるってきいてるけど?
桜月)そうなんですか?
未鶴)うん  んで夕飯もうちで食べる 何食べたい?
桜月)なにか申し訳ないような気がします
未鶴)子供は気にしなくていいんだよ
春希)そうだよ!
桜月)はい
未鶴)あ!お子様ランチにしようか!
春希)うん
未鶴)桜月ちゃん 大丈夫?
桜月)はい
未鶴)嫌いな食べ物とかある?
桜月)プチトマト・・・
未鶴)じゃぁ プチトマトは抜きで作るね
桜月)ありがとうございます
未鶴)春希 俺の携帯なったら教えて
春希)は―い
そして、未鶴は夕飯のお子様ランチの用意を始めたら携帯が鳴った。
春希)みぃ姉ちゃん 携帯鳴ったよ!!
未鶴)サンキュー 
携帯を見るとパパからだった。「今日は夜勤になったから夕飯いらないよ」と書いてあった。未鶴は「あとで差し入れ持ってくね」と送り返し夕飯を作った。 そして、出来上がり春希と桜月に食べさせている間にパパと伸也の差し入れをもち病院に向かった。
未鶴)パパ お疲れ
パパ)未鶴 
未鶴)差し入れ
パパ)ありがと~ 今日は何?
未鶴)お子様ランチ
パパ)お子様ランチ!?
未鶴)うん これ 伸也の分だから渡しておいて
パパ)わかった
未鶴)パパ コントミン何錠かもらえない?
パパ)処方されたのは?
未鶴)効かなくて
パパ)・・・ とりあえど3錠あげるから 次の診察の時、佐久間にちゃんと相談しなさい
未鶴)うん わかった じゃぁ俺帰るね
パパ)気おつけてな
未鶴)は―い
そして、未鶴は帰宅した。 そして、ママの書斎に向かった。
未鶴)終わった?
祐里)みっちぃ~  交代?
未鶴)うん
祐里)やったぁ~ お腹すいた~ ママ スパルタなんだもん
ママ)何言ってるの~ ピアノの先生の娘がまともに弾けなかったら恥ずかしいでしょ でも みんなでピアノ弾いてくれるならグランドピアノ買おうかしら
未鶴)え!?
祐里)いらない!! 絶対いらない!
未鶴)そうだよ 弾くのはこう言う時だけなんだから
そう言いママを説得した。 そして、祐里と未鶴は交代し未鶴が練習を始めた。 祐里はリビングに行き夕飯タイム。 春希と桜月は春希の部屋で遊んでいた。 そして、那月が迎えに来て帰宅した。

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