2年 秋 ⑩

◆そして、生徒会にピーターパンの練習やバスケ部のOB戦の練習などをし、数日後。 まちに待った学院祭の日となった。 今日は高等部の中からミス聖ルカ学院とミスター聖ルカ学院が選ばれる日でもある。 ミス聖ルカとミスター聖ルカは12月に発表される。 生徒・保護者などの来場者が1人一票投票し決まるのだ。 
そして、未鶴はまず生徒会のピーターパンをやり、その後バスケ部の試合をやりシャワーを浴び教室に戻ると、祐里に手を引かれ女子ロッカーへ。 そして、無理やり着替えさせられ黒いナース服に着替えた。
祐里)ピッタリ!
未鶴)なんだよ これ
祐里)え? みっちぃの
未鶴)1人一着でサイズはかって作ったはずだぞ
祐里)・・・
ダッシュで祐里は逃げた。 それを追う未鶴。 2人は教室をでて廊下を走って行った。 
未鶴)祐里 まて!
祐里)待たない!!
そこに未鶴ファンの一年生の群れが通った。
A )キャー 未鶴先輩
B )未鶴先輩がナース服着て走ってたよ
C )追いかけよう!!
みんな)キャー
と未鶴が後ろを振り向くと15人位の女子が追いかけてきた。 祐里が左に曲がると未鶴は右に曲がり教室に向かった。 そして、教室に着くと未鶴はロッカーに行き着替えた。 そして、白衣に着替えて出てきたら一年生やついてきたファンの子はキャーキャー言っていた。
唯 )ブラックナース終わり?
未鶴)誰があんなもの着るか
唯 )でも みっちぃ 目当てのお客さんいっぱい
その頃、祐里は沙織と一緒にふらふら。 そして、4Fの窓から昇降口を見ていた。 
沙織)あ!パパだ
祐里)ホントだ♪ ねぇ!!隣のかっこいい人誰!?
沙織)え? あぁ!
そこに通りかかった和輝が加わった。
和輝)あぁ~ あれうちの親父
祐里)え―――――!! 超かっこイイ!! てかどっかで見たことあるようなぁ?
和輝)一応芸能人だからTVで見たんじゃん?
祐里)Mステだ!! ライフのVoだぁ!!
沙織)うちのパパと仲いいんだよ
祐里)和輝くんが琉輝の息子で沙織のパパの友達!?
和輝)そう
沙織)あれ? 達也兄と愛鈴? 気のせいかな?
祐里)沙織! 戻るよ
沙織)は―い
そして、教室に戻った。 
唯 )はい みっちぃの診察を受けたい人はこちらにならんで―――――――
沙織)すごい人だね
祐里)ならばないとみっちぃいなくなっちゃうよ
と言ったとたん綺麗に一列にならんだ。 そして、未鶴の診察室では
未鶴)今日はどうしましたか?
K )胸がドキドキして 
未鶴)恋煩いかな?
K )はい!
未鶴)では このお薬を
K )はい
未鶴が薬と手渡したのは瓶に入っちゃチョコレートだった。
祐里)次の人どぉぞ
未鶴)え? 休憩じゃねぇの?
祐里)だ―め!
未鶴)ヤニ切れだよ
そんな感じで文化祭も無事に終わった。
◆そして、祐里が早瀬家にご挨拶に行く日になった。 祐里はスーツを着て未鶴に髪をいじってもらい迎えに来た那月の車に乗り早瀬家へ。
那月ママ)いらっしゃい
祐里)お おじゃまします
羽月)祐里ちゃん いらっしゃい
祐里)羽月さん こんにちは
那月パパ)那月話しってなんだ
那月)えっと・・・ 
祐里)なっちゃん しっかり!
那月)うん! 祐里さんと婚約しました!!
羽月)え?
那月ママ)まぁ
那月パパ)・・・
那月)12月から祐里の実家で一緒に暮らすことになりました!
羽月)お前 まさか 子供できたとかじゃねぇよな?
那月)違うよ
那月ママ)祐里ちゃん こんな息子だけどよろしくねぇ
祐里)大丈夫です なっちゃんはどんなときでも大好きですから
那月)ねぇ
そんな様子を見ていた那月の父は自室にこもってしまった。
那月ママ)ショックだったのかしら?
羽月)まさか
そして、その自室に那月が呼ばれ30分ご那月は笑顔で戻ってきた。
祐里)なっちゃん?
那月)親父もOKしてくれたよ
祐里)本当!?
那月)うん
那月ママ)お祝いしなくちゃ!
そう言い那月ママはパーティーの準備をした。 そして、祐里は御馳走になり夜も遅くなったので帰宅した。
祐里)ただいも
未鶴)おかえり
祐里)みんなは?
未鶴)パパは夜勤 純弥と春希は風呂 ママは友達と買い物
祐里)伸兄は?
未鶴)今日は日勤だったから来てないよ
祐里)そうなんだぁ♪
未鶴)ご機嫌だね おじさんOKしたの?
祐里)あたしの前ではなにも言わなかったけど なっちゃんにはOKしたみたい お母さんがお祝いって御馳走用意してくれた
未鶴)よかったな
祐里)うん
そんな感じで秋の夜長は過ぎて行った。


~秋~ 終わり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?