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第2回 開封大好きパイオニアグランプリ デッキレシピ~イゼットサーペント~
おはこんばんにちわ。あんでぃです。
この記事は「第2回 開封大好きパイオニアグランプリ」で使用したデッキ「イゼットサーペント」の解説記事になります。
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1.デッキ紹介
この「イゼットサーペント」は、軽量スペルを早期に墓地へ落とし、墓地にあるスペルの数だけコストが軽減される〈謎めいた海蛇〉を高速召喚するデッキとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658314058322-Q1VshMY5XQ.png)
現パイオニア環境では、メインの除去が火力や〈致命的な一押し〉に大きく片寄っており、高コストの大型クリーチャーが除去されにくい環境と言えます。この為、元々が7コスト6/5でありながら、実質2コストで出せる〈謎めいた海蛇〉を高速で叩きつけて盤面を早期に制圧する動きは、かなり強力な動きであると考えられます。
プランとしては、1本目を初見殺しして取り、2本目以降を何とかして1本取る感じにしています。(当日はサイドチェンジが下手くそ過ぎて何とかなりませんでした)
2.デッキリスト
デッキリストは以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1658296852913-nPtwEhxCM2.png?width=800)
〈デッキリスト〉合計60枚
・クリーチャー
帳簿裂き2
アゴナスの雄牛 2
謎めいた海蛇4
騒乱の歓楽者 2
合計:10枚
・呪文(インスタント、ソーサリー、プレインズウォーカー)
考慮 4
絞殺1
焦熱の衝動2
稲妻の斧3
航路の作成3
巧みな軍略4
検閲2
溶岩コイル1
稲妻の一撃3
イゼットの魔除け2
パズルの欠片2
プリズマリの命令2
王家の跡継ぎ1
合計:30枚
・土地
天井都市、大田原1
ストーム・ジャイアントの聖堂1
島1
バグベアの居住地1
河川滑りの小道4
尖塔断の運河4
蒸気孔4
嵐削りの海岸4
合計:20枚
〈サイドボード〉
霊気の疾風2
軽蔑的な一撃2
氷の中の存在2
若き紅蓮術師2
溶岩コイル1
未認可霊柩車1
神秘の論争3
反逆の先導者、チャンドラ1
弾けるドレイク1
合計:15枚
各種カードの解説
メインボード
・クリーチャーについて
![](https://assets.st-note.com/img/1658312313733-3yXdNUMsi0.png?width=800)
メインのクロックは、〈謎めいた海蛇〉で行います。それに加えて〈騒乱の歓楽者〉と〈アゴナスの牡牛〉を追加し、盤面を制圧して殴り切ります。〈騒乱の歓楽者〉と〈アゴナスの牡牛〉は、打点にもなるリソース回復手段として採用しており、「イゼットフェニックス」の〈宝船の巡航〉のような役割もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1658312372010-u2DQuXCkSN.png)
〈帳簿裂き〉は、アグロデッキへの受けと謀議による墓地へスペルを貯める役割として採用しています。
・インスタント、ソーサリー、プレインズウォーカーについて
![](https://assets.st-note.com/img/1658312595269-0WyIpyqq1s.png?width=800)
〈考慮〉、〈巧みな軍略〉、〈航路の作成〉、〈パズルの欠片〉といった、1枚で複数枚スペルが墓地に落ちるカードでデッキを回し、〈謎めいた海蛇〉の早期着地を狙います。
![](https://assets.st-note.com/img/1658312893068-yviZvvwRNj.png?width=800)
火力は、相手の〈帳簿裂き〉を始めとしたタフネス3のクリーチャーを警戒して、3点火力を厚くしています。また、「緑単」にメインから多少抗えるように〈溶岩コイル〉の4点火力を採用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658312987549-YqQaIN0dKW.png)
〈プリズマリの命令〉は、「ラクドスサクリファイス」を警戒してメインに2枚投入し、アーティファクト破壊をできるようにしています。このデッキは、猫釜戸ギミックを成立させられると打点が全く通らなくなるため非常に危険です。
![](https://assets.st-note.com/img/1658313053120-kOzEjeLehk.png)
これに加えて、〈王家の跡継ぎ〉を1枚入れて、+1効果の「+2/0修正 先制攻撃とトランプル付与」によって安易なブロックを許さないようにしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658313125130-ywsKJUSebr.png)
〈検閲〉は、スペルであり1マナドローにもなるカウンターということで採用してみました。
・土地について
![](https://assets.st-note.com/img/1658313403244-Cww3VwP7oW.png?width=800)
〈謎めいた海蛇〉や〈騒乱の歓楽者〉、〈アゴナスの牡牛〉など色拘束があるカードを多数使用する必要があるため、ファストランド、スロウランド、ショックランド、小道をフル投入しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658313525240-zkbv29fB7e.png?width=800)
ミシュラは終盤の詰めの為に、〈バグベアの居住地〉と〈ストームジャイアントの聖堂〉を1枚ずつ入れてみました。
サイドボード
それぞれ相手のデッキに合わせて、メインの刺さらないカードと入れ替えられるような調整にしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1658313887790-MbXFz4JjNg.png?width=800)
霊気の疾風:緑単用
軽蔑的な一撃:緑単、アゾリウスコントロール用
氷の中の存在:緑単、各種アグロデッキ用
若き紅蓮術師:アゾリウスコントロール用
溶岩コイル:緑単、各種アグロデッキ用
未認可霊柩車:パルヘリオンシュートなど墓地利用デッキ用
神秘の論争:イゼットフェニックス、アゾリウスコントロール用
反逆の先導者、チャンドラと弾けるドレイク
:白、黒などの墓地対策が強いデッキの2本目以降のフィニッシャー
3.デッキの動かし方
1本目は相手がわからないため、最低限2ターン目に〈巧みな軍略〉か〈航路の作成〉を打てる手札でキープして、4ターン目に〈謎めいた海蛇〉+αのアクションを狙います。〈謎めいた海蛇〉の着地後は盤面を捲られないように意識して除去を打ち、遅くても7ターン目に決着をつけるようにします。これ以上にかかると、リソース差で負けやすくなるため注意します。
2本目以降はほぼ確実に墓地対策カードが投入されるため、そこを意識してサイドチェンジします。特に黒いデッキだと〈真っ白〉、白いデッキだと〈静かなる眠り〉の強力墓地対策が投入されるため、〈反逆の先導者、チャンドラ〉と〈弾けるドレイク〉を投入して、墓地に頼らない勝ち筋を追います。墓地対策が〈未認可霊柩車〉だけであれば、〈プリズマリの命令〉で破壊ができるため全力で探しにいきます。
4.当日のマッチアップ
大会は6回戦スイスドローでした。
マッチアップと戦績は以下の通りです。
1 戦目:オルゾフヴァンプ 2-0 後
2 戦目:グリクシスルーツリー 2-1 後
3 戦目:5色ヒューマン 0-2 後
4 戦目:アゾリウスアーティファクト 1-2 先
5 戦目:アゾリウスコントロール 1-2 先
6 戦目:アブザンデスタッチ 1-2 後
2勝4敗
5.最後に
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。私自身は「マジックは自由であるべきである」の精神で、あまり目立っていないカードやデッキをよく使っています。今回は「イゼットサーペント」という形で、それを表現できたかと思います。
まだ腕が未熟であるため、デッキの最大限の力を発揮できなかったのが心残りですが、これをバネにして、さらに面白いゲームができるように精進していきたいと思います。それでは、またね!
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