成人知能検査から人生を好転させる方法をお伝えします

以前、成人知能検査を受けることになり、
「成人知能検査とは自分探しの検査」
だと感じたことを記事にしました。

そして、待ちに待った検査結果を本日ご報告いただきました。

今回の報告で感じたのは、
(自分の生き方に悩みを抱えている)
(自分の強みを知りたい)

そんな方にとって、成人知能検査が悩み解決のきっかけになると確信したこと。

そこで、本記事ではあんでぃの成人知能検査(WAIS-Ⅳ)における、

1・成人知能検査を受けるきっかけから検査結果を受けるまでの流れ
2・
成人知能検査結果報告書(添付)
3・検査時の様子
4・検査結果
5・所見
6・支援の方針と内容
(ここまでは公認心理師の報告)
7・検査結果を受けて個性を活かす方法

について、まとめています。

知能検査の結果を公開。。。
って、かなりプライベートな内容になります。

あんでぃという人間をある意味、丸裸にして公衆の面前にさらすような行為です。

しかし、私個人の人生のテーマでもある
「個性を生かした世の中創り」
のためにも、悩みを抱えている方にとっては有益な情報だと判断し、公開することにしました。


「成人知能検査ってどんなことがわかるの?」
という方向けに、あんでぃの検査結果の報告書の内容を全部公開しています。

・全検査IQ及び4種類の指標の得点
・検査を担当した公認心理師による所見や今後についての見立て

がどのように報告されるのか分かります。
検査の理解が深まりますので、1-6の部分だけでも十分検査の理解が深まると思います。

更に、
「私も検査を受けて、人生を好転させたい!」
という方向けに、7ではあんでぃの実体験からの解釈を加えています。


全て読み終えたときに、
あなたが個性を活かして生きていくためにどんな考え方をしたらいいのか、
ヒントを得られることでしょう。


ではでは、早速本題に移ります!

1・成人知能検査を受けるきっかけから検査結果を受けるまでの流れ

まずは、私が成人知能検査の結果を受けるまでの流れから解説しておきます。

「人の名前覚えられないし、忘れ物は多いし、頭の中がよくとっちらかるし、衝動買いは多いし、自分ってちょっと人と違くないか?」
と思う場面が日常生活や仕事面で多発。

ネットで調べてみると、ADHDっぽいことが判明

自分の生きる上での方向性を決めるべく、精神科の先生の診断を受けてみようと決意する。

近場の心療内科クリニックにて、こころの診断科があることを知り、予約する。

日本精神神経学会専門医の先生の診察を受ける。
過去の経験などを丸裸にされるほど語り尽くす1時間半ほどの問診の末、先生の見立てとしては「ADHD」との診断。
自分の能力を客観的に知りたいと直訴したところ、成人知能検査を受けてみたらどうかと提案され、次回検査を予約する。

公認心理師の方による成人知能検査を受ける。
マンツーマンで1時間半ノンストップの成人知能検査を実施。
(途中で休みます?と何度も聞かれたが、楽しすぎて集中したかったので休憩取らずw)

本日、検査結果報告を受ける。
そして、いろんなことに合点がいき、今に至る。

ざっくりとこんな流れです。
途中、ADHDとかぶっ込んじゃいましたが、これは事前の予想通りでしたw
その話は一旦置いておいて、検査結果に移ります。

ここからが検査結果の報告書の内容
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2・成人知能検査結果報告書(画像添付)

画像1

3・検査時の様子

丁寧な受け答えで、終始落ち着いた様子で取り組んでおられました。言葉で答える課題では、時間をかけて考え、一つ一つ言葉を選びながら回答する様子がうかがえました。

4・検査結果

全検査IQおよび各指標は以下の結果でした。

全検査IQ(FSIQ) :124

 言語理解指標(VCI):112
 知覚推理指標(PRI):124
 ワーキングメモリ指標(WMI):137
 処理速度指標(PSI):105

※信頼区間については省略(上記画像を参照)

成人知能検査の詳細は、以下記事が詳しいです。
https://s-office-k.com/psychologicaltest/wais

5・所見

・全般的な知的発達の水準(FSIQ)は、年齢よりも上の範囲にあります。ですが、4つの指標の間に差があるため、数値のみに捉われず得意なこと・苦手なことを見ていくとよいと考えられます。

・4つの指標の間では、「言われたことを念頭におきながら作業をこなす力(WMI)」、次いで「目で見て考え、判断する力(PRI)」が得意な力であると考えられます。WMIについては、「言われたことを覚えること」と「覚えた情報について、頭の中で考えること」の双方が強みとなる部分であると考えられます。

・「言葉で考え、説明する力(VCI)」と「機械的な作業を素早くこなす力(PSI)」は、年齢相応の範囲にありますが、WMIとPRIに比べるとやや苦手さがあるようです。VCIの「言葉を概念化して考えること」、PSIの「見た形を見分けること」はご自身の中で弱さがある部分であると考えられます。

6・支援の方針と内容

・言われたことを覚え、さらにその情報について考えていくことが得意であると考えられます。新しい物事は、すでに知っていることや経験したことと関連付け、考えながら聞くことができるとより理解しやすく、覚えておきやすいと考えられます。

・機械的な作業は年相応のスピードでこなしていくことができます。ですが、ご自身の中では、自分の考えを話して伝えることに比べて、文章に掻き起したりすることには時間を必要とする場合があるかもしれません。タブレット端末やパソコンなどを用いることで書く負担を減らすことができると考えられます。

・また、複数の情報が混在していると見分けにくいことがあるようです。視覚的な情報は、重要な点のみ色を変えたり丸で囲むようにし、ひと目見てわかりやすい工夫があるとよいと考えらます。

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ここまでが検査結果の報告書の内容


7・検査結果を受けて個性を活かす方法

これらの内容は検査を担当する心理師さんの主観的な判断も含まれますし、検査時の体調によっても、ある程度結果が変わってくると思います。

とはいえ、先生から説明をいただき、「そういえば確かにこの部分がそうだ!」と納得する部分が多々ありました。

7-1 検査を受けてメタ認知する

客観的に自分の能力を理解する(メタ認知)ためには、とっても有効な検査だと感じています。

では、メタ認知ができると何が変わるか?

それは、普段、自分はこれが苦手だなー、
とか感覚的に捉えているものも、数値として把握できるのです。

結果、
・何に注意すべきか
・どんな傾向があるのか
といった対処がしやすくなります。

また、苦手な分野で戦い続けると、精神が消耗していきますよね。
比較的得意な分野で力を発揮できるよう、異動や転職を検討するきっかけにもなるはずです。

7−2 指標の差異を意識する

あんでぃが受けた所見を例にすると、

4つの指標の間では、「言われたことを念頭におきながら作業をこなす力(WMI)」、次いで「目で見て考え、判断する力(PRI)」が得意な力であると考えられます。WMIについては、「言われたことを覚えること」と「覚えた情報について、頭の中で考えること」の双方が強みとなる部分であると考えられます。

ワーキングメモリ「言われたことを念頭に置きながら考えること」
知覚推理「状況を目で見て判断する力」が強みであるとあります。

これは、現職でいえば、会議の際に力を発揮できています。
会議において、ファシリテーションをする機会が非常に多いのですが、
状況を俯瞰しながら、軌道修正をしたり、
会議を進めながら同時進行で議事録を作ることもできます。

一方で、ワーキングメモリの水準は高くても、処理速度能力が平均値程度であること(差異が非常に大きいこと)から発生することが以下のケースです。

やりたいと思うことが多くある。
でも、自分の作業スピードが追いつかない。
TODOがどんどん溜まっていき、誰よりも残業が多くなる。
それでも、よりよい仕事にするためのアイデアは浮かんでくる。
仕事が終わる気がしなくて、フラストレーションたまりまくり。。。

こんな状態を数多く経験し、鬱になりかけた(なっていた?)ことが何度かありました。

つまり、能力のばらつきは仕事や生活において、大きな影響を及ぼすことになるので、差異については特に意識する必要があります。

7-3 弱みと強みを掛け合わせる方法はなんだろう?

最後にお伝えしたかったこと。

それは、検査でわかった上記のような能力の弱みと強み(差異)を掛け合わせ、新たな価値を産んでみようではないか!ということ。

なんのこっちゃ?ですよね。

先ほどの例で考えると、あんでぃの特徴は以下の通り。

<強み>
その時の状況などから、新しい発想や作業を考え出す(ワーキングメモリ)
目で見て考え、判断する(知覚推理)

<弱み>
機械的な作業を素早く行う(処理速度)

では、この弱みを補うにはどうするか?
例えば、新たなビジネスを立ち上げるケース。

おそらくあんでぃは、ワーキングメモリと知覚推理の強みを活かすことでしょう。
現状の市場を分析し、把握した上で、新たなビジネスモデルを作り出します。
ビジネスモデルだけでなく、市場で勝つための徹底的なオペレーションまで計画します。
しかし、オペレーションを遂行するのは、それなりだけど得意な方ではありません。
そこで、処理速度の高いメンバーを新たに採用することにします。
つまり、自分では効率の悪い処理速度のパートは人に任せ、自分は得意な分野にリソースをさくということです。

結果、あんでぃは、プロジェクトがうまく回ってハッピー。
新たなメンバーも強みを活かす環境ができてハッピー。

これは、あくまで一例です。

他にも弱みがあるけど、言語に強みのある人は、その弱みを克服した方法をブログで人に伝えてみたり、とかもできますよね。

自分の得手不得手をメタ認知することって、社会にとっても大きな影響を産むんじゃない?って思うんです。

今まで必死に食らいついていたものも、実はそんなことしなくていいんじゃない?とか、好きだと思っていたけど、実は苦手なんじゃない?とか。
将来の選択における様々なアイデアが浮かんでくるんではないでしょうか?
(↑ここ、私が今後サポートしていきたいと思っていることなんですよね)

最後に

成人知能検査は個性を活かすきっかけになりそうだ!
と感じた内容を説明させていただきました。

ちなみに、、、
この文章をまとめるのに2日間かかりましたよ。

検査結果にある通り、「言葉で考え、説明する力(VCI)」は比較的苦手なうよう。
確かに話すのはいいけど、文字に起こそうとなった途端、時間がかかってしまうんですよね。
そういったことも認識できたのは収穫だったかな。

そんなわけで、本記事を読んで、興味を持たれた方は、是非とも検査を受けてみて下さい。
あなたの中の知らない窓が開放されることでしょう!
少なからず、私は検査を受ける前よりも、自分の理解が進み、前向きになりましたよ。

最後の最後にお願い!

また、本記事が参考になったよ!って方は、SNSなどでシェアいただけると非常に嬉しいです。

それから、これからの「強みを活かす世の中創り」の活動のために、サポートも絶賛お待ちしております!
全裸でひもじい思いをしているあんでぃをあなたの善意であっためてやってくださいませ。

いただいたサポートは他の方々のサポートや、あんでぃのワクワク活動の循環に利用させていただきます。