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Paseo Magnífico 壮大な散歩 (día 6-7 Camino De Santiago)


7/2日 Estella

6区間目の今日、尾根越えトマホークしてからの下り坂で左膝が強烈に痛みだす。

街を出る際パン屋に寄る予定だったが通り過ぎてしまい20分程ロス。これぐらいのロス大したことないし、それに道を間違える経験をしたと思えばいいと自分をなだめる。でもそんな経験いらない。物より経験と言うけれど不必要な経験なんていらない。気持ちよく生きられればそれでいい。

この日、有名なワインの泉は8時以降にならないと出ないらしく、たくさんの人が待っていた。たまたま僕は昨晩ワインを飲み過ぎてワインはもはや見たくなかったのでさっさとその場を通り過ぎる。
とんがり帽子の君、遥か遠くから見えてたよ。でもこんなに間近に君の近くに迫ることになるとは思ってなかったし、迫りたくもなかったけど。
そして中へと
ようやく平坦な道をトラバース
吹き抜ける風がひんやりと涼しい
尾根越えすると絶景
フランスから来ているSandrinはいつもいいペース。ただ昨年歩いた後、3ヶ月程カミノロスに陥り、人生に張り合いがなくなって困ったと。
Sandrinに先に行ってもらい、いい景色の写真を撮ったこの後、下り坂に入ってから左膝が強烈に痛み出す。たまらず立ち止まる。

最初のピレネー越えの後、左膝周辺の筋肉がインフラを起こす。でもそれは腫れ防止クリームを塗ることで解消。でも今日はもっと神経系のツンとする強い痛みが何度も押し寄せてくる。

いい景色 には見えない
果てしなく距離が長く見える
そんな中、いつもの連中は二つ先の村に到着。何とも魅力的な写真を送って来たが今日の僕には無理。
みんなより一つ手前の村に何とか辿り着いた
出発点のサンジャンで一緒の宿だった看護師のSoniaが飲み薬タイプの腫れ止めをくれた。迷わず飲むと甘くて美味しいが、効いている実感は無い。

広場のテラスで夕食を食べている時にバスク出身の親子Iñac,Inoaと同席に。父Iñacは消防士。緊急事態の人を助ける話に、隣で父より大きなスマホをいじる娘Inoaはどことなく誇らしげだ。ただIñacは以前、今の僕と同じく下り坂で膝が痛み、結局水を抜く手術をしたとのこと。彼は僕と同年代なので、僕も手術が必要なのかと、欲しくも無いリアリティに悩まされる。

Estella (Municipal 8€) 7:15発
↓21.4km 5.5h
Los Arcos (Isaac Santiago 8€) 12:45着


7/3月 Los Arcos

今日はいい場所がなかったため止むなくヨガをせずに6:30出発。パン屋に寄って行く予定だったがパン屋は7時からしかやっておらず諦めて先に進むことに。あぁ30分ヨガできればパンも買えたのに。ブツブツ。

足ながーい

左膝が相変わらず痛い。このまま痛みが続くならばこの旅もやめざるを得ない。やめたっていい。なんならスペインに住むことも、ギターを弾くことも、別にカッコ悪くたっていい。。と何故か酷く悪いシナリオばかり想像する。

途中、村が見えてくると気分が上がる
とても清々しい空

フランスのリヨンから既に900km近く歩いて来たMaximに会う。そんなパイセンウォーカーからのアドバイスは水を飲むこと。不足は膝に悪い。暑くて汗をかく日は特に沢山飲むこと。即座に実践。気持ち痛みが引いた気がした。因みに彼によるとフランスの宿はどこも1ヶ月以上前に予約されてて、空きを探すのが大変だった、4月は雨、5月は混雑に悩まされたとのこと。

ワインで有名なRiojaに入りました

またいつもの連中から動画が送られて来た

誰だよこの木折ったのは!
と送り返してやった
何度も休憩しつつ何とか大都市Logroño到着
街が素敵だが川の水は残念なほど茶色
今日の宿に到着
2日ぶりにみんなに会える
Riojaのワインを飲みに
Calle del Laurelにあるキノコ焼きバルÁngel。シンプルで激ウマ
宿に戻ってシェア飯
左前のTomasとPolはここLogroñoでお別れ。彼らには大学の追加試験が待っている。


Los Arcos (Isaac Santiago 8€) 6:30発
↓27.7km 7h
Logroño (Municipal 10€) 13:30着

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