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Playstation5とNintendo Switchについてちょっとした所感

Switchの後継機がそろそろ発表されることになっている。だからというわけではないがSwitchとPS5を個人的なプレイ体験を交えながら簡単な比較をしたい。

まずWikipediaによればPS5の売上が約5500万台、Switchの売上が約1億4000万台となっている。(世界の売上)
Switchの方がPS5より三年早く発売されたというのはあるが、それでもSwitchの方が圧倒的に売れている。
正直両方とも持っていてプレイしている身としては当然の差かな、と思っている。

というのもPS5がSwitchに優っている部分がグラフィックしかないと私は感じているのだ
もちろん具体的な性能比較をしてみればCPUがどうとかでPS5の方があらゆる点において勝ってはいるのだろう。だがプレイしていて明確にPS5の方が勝っていると思わせる部分がグラフィックしかない、というのが私の体感である。そしてそのグラフィックもそこまで圧倒的な違いというわけではない。

日本の国ゲームでPS5用のソフトとして最も有名なのは『Final Fantasy XI』だがSwichの大作ゲーム(『ゼノブレイド3』『ゼルダTOK』)に比べてスペック的に比べてグラフィックしか勝っているとしか思わなかった。プレイしていて面白いと思ったのは後者のSwitchの方だし、ボリューム的にも後者は負けていなかった(というより後者の方がボリュームがあるとすら感じた)。そしてグラフィックもPS5のものよりは劣るのは確かだが、それでも『ゼノブレイド3』や『ゼルダTOK』さらに『スプラトゥーン3』『スマブラspecial』も十分に綺麗であり、わざわざさらに綺麗にする必要性は感じなかった。

Switchはグラフィックでは劣るものの、PS5にはできないことが多数ある。そのもっともたるものは携帯できるというのは言うまでもない。日本をいろいろと回ることの多い私からすれば大いに助かるし、ゲームする時もちょっとカフェでやろうということも多い。要するに気軽にプレイできるのである。これに慣れるとPS5がキツくなる。同じ場所で、同じような姿勢でずっとプレイし続けるのはSwitchのお手軽さになれると結構きつい。
またジョイコンを使ってゲームの操作以外のこともできる。『リングフィットアドベンチャー』や「スーパーマリオパーティ」がそれである。また『Fit Boxing』でも私は大いに愛用してもらっている。

もう一度言うが、性能的な面で言えば圧倒的にPS5が高い。それは間違いない。問題なのは性能を上げてもゲームの面白さに寄与できる部分がもうなくなってきてしまっていることだ。面白いゲームを作るために必要な性能はもう行くとこまで行ってしまっているのではないかと思っている。
今のPS5は大学受験で言うとグラフィック面を筆頭に偏差値85をとっている、と喩えられるかもしれない。大学受験の最上位の東大の偏差値は72くらいなので、偏差値85を取れば十分だろう。だがそもそもそれだけの偏差値をわざわざ取る必要はあるのか、そしてそれだけ余分な偏差値を取るよりも労力を別のに注いだ方がいいのではないか、というどうしても思ってしまう。他方でSwitchはスペック偏差値で言えば73くらいだが、大学受験としては充分であり、偏差値はPS5よりは劣る分、他の部分に労力を注いでいる状態にある。

Switch の後継機もそろそろ出る。具体的にどういう代物かはわからないが、大きなネックであったグラフィックはパワーアップすることは想像に難くない。そうなると実際の性能面ではともかく、ゲームの面白さとしてはますますPSシリーズが苦境に立たされることになる

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