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ゲーム感想記#57 世界樹の迷宮

『世界樹の迷宮』は「不思議なダンジョン」シリーズの系譜を継ぐ作品、ダンジョンに入りそこをひたすら降りていき奥にいるボスを倒すゲームである。しかし「不思議なダンジョン」をベースにしつつ、本作独特なものが色々と加えられて、オリジナリティのある作品となっている。『世界樹の迷宮』もシリーズ化し、かなりの後続の作品が出た。


本作の最大の特徴は地図を自分で描くという点にある。本作は元々DSで発売されたもので、そのタッチペンシステムを駆使すると言うことで導入されたシステムだろう。ダンジョンの階を歩き回りながら実際にマップを作成していくのは意外と他のゲームにはない楽しみである。これはリマスターされた『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD』においても搭載されていて、ゲームクリアには必須となっている。

ダンジョンを歩きながら実際に地図を作るのが最大の特徴

本作のもう一つの特徴を挙げるとすれば「F.O.E」がある。Field of Enemyの略で、ダンジョンにいる固定の敵、シンボルもはっきりと見えるものである。基本的に雑魚的より強く、最初出会った時は到底倒せない強さであることが多い。なので基本的に回避していくことになる。

ダンジョンで可視化されるFOEは別格の強さを持つ

戦闘はドラクエ風のオーソドックスなコマンドバトルである(戦闘画面も似ている)。ジョブシステムも搭載されており、これまた典型的なジョブをゲーム開始時に選ぶことになる。レベルが上がればポイントを獲得し、それによって能力をあげたり、特技を身につけたりする。

戦闘はオーソドックスなターン制バトル

Switch版が発売された時、私は初代『世界樹の迷宮』をプレイしてハマるようにゲームを進めていった。意外と本作は中毒性のあるゲームで、やめどきがわからなかった。終盤、本作の世界観に関わる結構衝撃的な事実が明かされる。
ただ初代のクリア後、『世界樹の迷宮Ⅲ』をプレイしたが、中盤に差し掛かる頃でプレイをやめた。というのもあまりにやることが変わり映えなさすぎるからである。更に進めていけば何かプレイ感に変化は出るのかもしれないが、そこまでやろうという気にはならなかった。一応ジョブはよくも悪くも癖のあるものになっている。

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