11分1500円で散髪するのはアリかナシか

結論: 初体験として「アリ」 (だと思う)

どうでもよい話。

これまで都内のお洒落なサロンで髪を手入れしていましたが、時間やお金など様々なコストを考えるとどうなんだろうかと考え、であれば試しに、よく通りがかりに目に入るQBハウス(10分1000円カット)とかどうかと。正確には近くのショッピングモールに入っていたイレブンカット(11分1500円カット)に。さらに正確には1500円に消費税がつくので1620円。そして、正確には約11分。

まず店頭で受付を済ませたら、どうやら待ち時間が20分くらいらしく、店内で待つか、お出かけするかと聞かれ、店内で待つ人たちの顔を見るとなんとなく暗かったので、出かけてみることに。この待ち時間の20分で出先で何か買ってしまうというオチがないように、見るだけに徹し、20分待つということは11分のカット時間よりも長いんじゃないかとおかしくなったり。ならば有効にランチでもしようかと思ったけれど、1000円のランチを20分で済ませるとすると、分あたりでカットよりお得ではないかと無駄に意味のないことを考えてみたり。しているうちに、ああ、書店にでも行っておけばよかったと思ったり。

さて、20分後、イレブンカットに戻ると「お戻りですか?」と聞かれ「あ、はい」と返すと、リストから名前を読み上げられ、次ですと。ここで気がついた、店内には数名の美容師?理容師?さんがいて、もちろん指名制ではなく、手の空いたところからどんどん流し込む感じで。よーく見ると、その店員さん?には、年齢からヘアスタイルまですごくばらつきがあり、どうせならあの店員さんにカットしてほしいなと、店員さんのヘアスタイルを見ながら祈ってはみたものの、「はい、次はナガノさん」と呼ばれた先には、前職か兼職かはわかりませんが女子プロレスラー風のおばさん。。。そうか、当たりくじ、ハズレなしとは書いているが、10等とかってほぼ次の日には記憶にも残っていない景品だよな、的なモノ。まあ、経験だ。明日はQBハウスで直してもらえれば良いかもと。よく店内を見ると、1週間以内だとお直ししますと書かれていたけど、同じお店で同じクジを引くかどうかは勇気があるか無いかにもよるけど、今のところ、その勇気は無い。

「では、どうなさいますか?」と聞かれ、「おまかせで」とか「いつもので」とか「どうしましょうかね?」なんていう会話はほぼ成立しなそうなので、「横と後ろをとりあえず短く」という、なんとも曖昧な「坊主以外で」みたいなオーダーをしたことに少し後悔。「じゃ、バリカン使いますかね?」というリターンに、確かに、下手なハサミよりバリカン(つまり手作業よりも機械作業)の方が安定しているのではないか!?という瞬時の判断で、「あ、はい」と。

「では、メガネをお預かりしますね」とメガネケースに入れられ、ほぼ視界ゼロ。そして、キッチンタイマーのようなタイマー、つまりタイマーを押して、カウントダウンがスタート。タイマーの時間が11分なのか10分なのか、もちろん見えません。とにかく、鏡に映っているのは自分だということはわかるけど。そして、次に「バリカンは何ミリくらいにしましょうか?」と聞かれ、え、バリカン何ミリって、僕にはそんな知識ありません。。。たぶん、10ミリ以下だとは思うけど。。。「えええっと」と、もたついていると、「地肌がみえるくらいが良いですか?」という質問に変えてくれて、「地肌は見えないくらいに」とリアクション。さすがに地肌が見えないくらいにしたら取り返しつかないので、当然、答えはそうなるでしょうに。

そして無駄な会話はなく。むしろ僕から話をしてみればよかったのだけど、「なでしこジャパン、オリンピック出場できず残念でしたよね」とか投げかけてみれば良かったと後悔も、まあ10分で語れることではなく、難しい話題設定だなとか考えていると、もうすでに3分くらいは経っていて、バリカンも終盤かというところで。そもそも、例えば、BEAMSとかで服を見ていたら、店員さんに「良かったらサイズ出しますので、試してみてくださいね」と言われ「あ、はい」というのが常な自分に、キャッチボールのキャを始める度量などないわけで、もうそこに座っているのは「お地蔵」ですよ。坊主ではありませんが。でも、そんな無駄のない時間というのは逆に潔く、心地よかったりもするので、1500円(11分)×5を払って、会話しながら7500円(55分)でカットするのも、結局、中身は同じでは!?と思ったところで、タイマーが時を知らせるわけで、え、まだ多分、完了していないのでは、と思いつつ、まさか「延長しますか?」とか言われたらと想像しないでもないけど、多分、ここからささっと仕上げるんだろうなと。

そして、鏡、そう三面鏡みたいなのを背後に出され、「こんな感じでどうでしょうか?」と言われても、メガネしてないので実際はわかりませんが、「はい、いいと思います」とだけ答えてみる。その後、まあメガネなくても見えてますよ風で、お会計までは済ませるわけで。1500円に消費税がついて1620円か。と、消費税8%の重みをプチ感じたりもしながら、トイレの鏡でチェックするわけです。なるほど、だからお店の隣はトイレなんだなと。

そして、結論、アリかナシかで言うとアリ。帰宅後、妻に今日、髪切ったんだよねと言って、特に「どうしたのその髪型!!」とか言われなかったから。

1500円×12回=18000円。都内のサロンだと7500円×12回=90000円。差額=72000円で何をするか、買うか、今から迷う。 (終)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?