悔しいから嘘のライブパートのレポを書く

2021年6月6日、レイヤードウィング02のリリイベ配信がありました。そしてなんと、シャニマスのリリイベにライブパートが復活しました。トークパートはCDを買った全員が、ライブパートは当選者だけが見れるという方式でした。配信でありながらリリイベの希少価値を守る良いやり方だと思います。私はね。

繰り返しになりますが、今回のリリイベにはライブパートがありました。そう、イルミネーションスターズの新曲、PRISISM及びスマイルシンフォニアの初披露です。明るくポップながらも涙を誘うイルミネらしさが出たPRISISMと、文句なしの強楽曲スマイルシンフォニアの初披露です。絶対に見たい奴ですね。

私は外れました。

何が悪かったのでしょうか。ライブレポと称してオタクの観察日記を投稿したのが神様の逆鱗に触れたのでしょうか。まぁそんなオカルティックなことは無く、あえて何かが悪かったというなら運が悪かったのでしょう。これもオカルトか。

それにしても、どうにかライブパートを見る方法は無いだろうか。もし俺が超能力者だったら意識だけを会場に飛ばしてライブを見るのになぁ。そんなことを考えている時、あることを思いつきました。


皆様は、カオスヘッドというノベルゲームをご存じでしょうか。
そのゲームに、こんな感じの話が登場します。

ここに、AさんとBさん以外なにも無い部屋があるとします。そして、Aは自分と他人の認識を操作できる能力を持っています。

Aは「Aはリンゴを持っている」とBへ認識させます。そしてA自身も「私はリンゴを持っている」と思いこみます。この空間を観測しているのはAとBの2人だけで、もしその2人が「Aはリンゴを持っている」と認識するならば、この空間において「Aはリンゴを持っている」ことになり、無いはずのリンゴが実在するようになるという話です。バチクソにわかのうろ覚えですが、だいたいこんな感じだったと思います。私は、これから着想を得ました。

もし私が「ライブパートを見た」と本気で思い込んで、他の観測者にも「コイツは本当にライブパートを見たんだな」と思いこませることができれば「私はライブパートを見た」と言えるのではないでしょうか。

もうこれしか残された手段はありません。申し訳ありませんが皆様にはお付き合い願いたく存じます。見せてやる、俺のリアルブートを。ということで、ここから先は10割嘘です。


いや、本当です。私が実際に都内某所で見たライブの話をします。


PRISISM

トークパートから舞台転換を挟んで、ついに始まったライブパート。一度ハケたイルミネが再度ステージへ登場しました。身にまとう衣装はトークパートでも着用していたGWの、いわゆる4週目衣装。この衣装を着るイルミネの姿もこれでしばらく見納めかと思うと感慨深いものがあります。

「それでは聞いてください」という、耳なじみのある真乃の挨拶を合図にPRISISMが流れ出しました。3rd名古屋ぶりに3人揃ったイルミネのライブを見れる喜びから、私のテンションは歌唱を聞く前にあがりきっています。そのテンションに答える素晴らしいパフォーマンスでした。

優しさを感じる真乃・力強い声の灯織・弾むように歌うめぐると、CDで聴いた時にも感じた3人の違いがライブではよくわかるなぁ思いました。歌唱で特に良かったと感じたのは灯織のパートで2人が合いの手を挟むところ、ありえんほど泣きました。感動ジャッジマンの裁定が緩すぎる。

泣いたと言えば「どこにもない ねぇ、そう思わない?」で灯織が2人の方を向き、それに答えるように真乃とめぐるが満面の笑みで頷きながら灯織の方を見るシーンで大粒の涙がこぼれました。超よかった。

振り付けも良くて、「手と手が全ての答えなの」で手をあわせ「We!Are!」で手を跳ね上げるところや「oh!yeah!」などの掛け声に合わせて飛び跳ねる振りがとても好きです。ジャンプ禁止というレギュをここまで恨んだのは人生で初めてでした。

スマイルシンフォニア

PRISISMが終わって拍手が鳴りやみ、3人がマイクを口元へそっと運ぶと、会場を包む空気が明らかに変わりました。ピリッと空気の引き締まった会場へ3人のアカペラが響きわたります。ギターの音が重なって曲が動き出すと同時に緊張感が弾け、会場のボルテージも最高潮になりました。

スマイルシンフォニアはPRISISMから一転、3人で向き合うような振りはなく、ステージから客席へ向けた見せ方だなと思いました。Landing Pointを経た3人が見せるステージとして、私が見たかったものでもあります。超うれしい。

また、フォーメーションチェンジ等もなく、他の楽曲と比べて控えめな振り付けで、歌唱に集中できる構成になっているのではないかという印象を受けました。そうすると楽曲や歌唱の強度が如実にでるのですが、まったくもって大正解。楽曲と歌唱があまりにも強い。これで振りまで強かったら強いと強いがぶつかってえらいことになる。私が。

スマイルシンフォニアはイルミネのステージに新しい風を吹き込みました。今までのイルミネのステージは寄り添うような優しさを感じることが多かったのですが、スマイルシンフォニアから感じたのは立ち止まらず突き進んでいく勇壮さでした。そんなイメージを抱くに至ったのは、楽曲だけじゃなく3人のライブパフォーマンスによる影響が大きいでしょう。

マイクを経由しスピーカーから届く声じゃなく、喉が震え口から出た歌声がそのまま客席に直接届くほど、力のこもった3人の歌唱に魂が震えました。特に真乃の声の力強さにとても胸を打たれました。Landing point後に見れてマジで良かった。


こんなところで、レポを終わります!
ほんと、良いライブでしたね!!!!イルミネ最高!!!!!



妄想のライブを見たら大分満足しました。4thが楽しみです。

このnoteを書き終わったのが2回目のリリイベ前なのですが、2回目のリリイベのトークパートで振り付けに対する話が出て、スマイルシンフォニアに対する妄想が完全崩壊してて笑いました。修行が足らんね。ダンスすごいらしいですよ、楽しみですね。

私は、終わりの無い痛みを抱えたギガロマニアックスの産物ではない、真実のレポを待っています。ツイートデックのハッシュタグ開いたカラム消すの忘れててチラッと見たら、なんだかとんでもねぇことしてたみたいなので。頼むよ。