人が目標のために頑張れるのは社会に適合するため

僕の持論で、人間は一人では目標のために頑張れないというのがある。

まず、本来目標というのは人間に必要ないものだ。
なぜなら、目先の快楽を追い求めたほうが合理的だからである。
しんどいことをするよりも楽なことをした方が幸福な人が殆どのはずである。
なので、わざわざ中長期的な目標を立てるより、目先の快楽に飛びつく方が理にかなっている。

しかし、それでも人々が目標を立てるのは、社会に適合するためだ。
人々が掲げる“目標”というのは、社会への適合目的としたものが殆どのはずである。
例えば、良い会社に入る、売上を伸ばす等は、自分本位に生きるのなら必要ない指標だ。
しかし、社会で上手く生きていくには必要な指標だ。
逆に、甘いものを食べたい、たくさん寝たいなどはただの私利私欲である。
なので、人々が掲げる“目標”というのは、社会への適合を目的としたものだ。

人が社会に適合しようとするのは、彼らが社会的動物だからだ。
いかんせん社会は自分一人で成り立っているものではない。
色んな人がいる中で、皆が利害を調整しようやく均衡を保っている。
なので、自分本位な行動ばかりだと社会に適合できずに淘汰される。
人々はそれを本能的に理解しているため、社会で生き抜くためにわざわざ目標を立てる。

このように、人間が目標を立てるのは彼らが社会的動物だからだ。

目標に向けて頑張る際には、この心理原則を利用するべきかなと思う。
一人でいる時に人は、社会に適合する必要がないため目標のための頑張りを怠ってしまう。
逆に人との関わりがある方が、適合しようと努力するだろう。
なので、何かを頑張りたければコミュニティに参加するのがいいかなと思う。
例えば、勉強をする時は誰かと一緒にした方が足を引っ張らないように頑張れる。

社会に適合するという原動力は、いろんな場面で役立つかなと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?