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寒い時期のベランダコーヒー

冷たい風があたり、頬の皮膚がぴーんと張り詰めたようになる寒い冬の朝。空気の透明度は一段と高く、太陽光線の純度も高くなったように感じられるこの季節のベランダコーヒーは、特に好きです。

この時期にしか経験できない味わいがあるからです。

暖かい家があること、温かいコーヒーを飲めることの幸せをより強く実感できます。気温が低くても、太陽の光にあたっていれば、結構暖かくいられます。頭は比較的冷たいままなので、頭寒足熱で集中力が上がります。

そもそもベランダコーヒーはコーヒーを飲み終えるまでの時間限定で、そのことを念頭において作業を始めるので、さらに集中力が研ぎ澄まされます。

例えば、これだけは集中して読みたいという資料や本を、ページを区切って読んだり、試験勉強のために作った単語帳をひととおり復習するなど、短期集中作業にはとても適しています。

五分ほども太陽の光を浴びれば、ビタミンD が生成されて、健康にも良いです。

ただし、注意も必要です。

寒いと感じる前に、部屋に戻ること。決してかぜをひかないよう、万全の対策をして、瞬時の判断も必要であることは忘れてはいけません。

緊急事態宣言が発令されても、できることはいろいろあります。気軽に外出できないこの機会に、自分の内面に注意を向けてみるのも新しい発見があるかもしれません。

何に注意を向けるかで自分の人生は変わります。そして、それを決めるのは自分です。 

災い転じて福となす。

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