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やりながら学ぶ

もう年だから、新しいことは始められない。
物覚えも悪くなったし、体のあちこちがガタついているし、今さら私に何か新しいことができるわけがない。

それは案外、自分の思い込みでしかないことが多い。

世の中には、人生のかなり後半になってから始めたことで驚くような偉業を成し遂げた人がたくさんいる。

その人たちの共通点は、興味があると思ったら、とりあえず始めてみたということ。

興味があるからと言って、自分がそのことに向いているか、上達できるかどうかなんてわからない。

やってみて、なんだ思ったほど面白くないと気づくこともある。
やってみて、そこから派生した何か別のことに興味を持つこともある。
やってみて、なんだ私まだ結構やれると気づくこともある。

要するにやってみるまでは、頭の中の妄想でしかない。気楽にわがままに始めてみればいい。

私にできるわけがないと尻込みしてしまうのは、自分のプライドがじゃまをしているだけなのではないかと思う。

失敗したら恥ずかしいとか、人に冷笑されるのが嫌だとか、やるからには、何かを達成しなければならないとかの思い込みで自分をがんじがらめ、あるいは、やらないことの言い訳にしているのだ。

百歩ゆずって人に冷笑されたからと言って、それが何だというのだろう。人の道に反することをしていないのなら、なんらひるむことなく、堂々としていればいい。

一番の批判者は、他人ではなく実は自分自身だということに早く気づいた方がいい。

やるからには何かを達成しなければいけないという呪縛からも早く逃れた方がいい。

人にはそれぞれ向き不向きがあって、向いていることに出会うまでにかかる時間も人それぞれ。はっきりしていることは、いろいろやってみることでしか、その向いていることには出会えないということ。そして、向いていることは、ひとつだけではないということ。

それに、何も達成しなかった人生は無駄だったのかというと、そんなことは決してない。
私たちはそれぞれ存在していることだけでもう十分役割を果たし、何事かを達成しているのだから。

自分の存在に自信を持とう!
それ以外のことは全ておまけ。
そもそも、「人生は死ぬまでの暇つぶし」なら、とにかく、やりながら学べばいいのだ。

Learn by doing.


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