消防士が働ける会社を創る

2022年1月11日 20:45

私は現役の消防士です。

消防士が働ける会社を創る。
何を言ってるんだ！！と言われそうですが、真面目に話してます。
しっかり説明していきます。

いきなりですが、私たちは毎日、消防車や救急車で、、怪我人や重症な方を運んでいます。

人の命を救っているといえば素晴らしい事に聞こえます。

でも、ある事に気づきました。

私たちが助けられるのは、１１９番通報をしてくれるだけだと。

世界の裏側には、今も８億人もの人が飢餓状態になって命を落としているのに

その人達は１１９番通報をしてこないから、

助けません。

むしろ、知りません。

８億人もいるのに。

１億２千万人の日本の、約８倍の人が苦しんでいるのに、知らないっておかしいなと思いました。

日本中が飢餓になっているのに世界は無視。という状況です。

でも実際、何かしたくても、何をしたらいいかわからないと思います。

社会的問題は、色々な利権とか、矛盾が生んでしまうものだということも理解しています。

解決することが非常に難しいことも理解しています。

でも今日は、そんな社会問題を一気に解決する方法を話したいと思います。

最強のアイディアであり、実現可能です。

そして、持続可能です。

意外な問題も取り上げていきますが、本気で思っていますので、どうか最後まで読んで頂けると嬉しいです。

目次
・意外すぎる、消防士の問題
・解決したい問題
・どういう世界を作りたいか
・奇跡の出会い
・これまでの活動

【意外すぎる消防士の問題】

いきなりですが、消防士が抱える問題ってご存知ですか？

公務員で、安定で、かっこよくて、やりがいがある。

そんなイメージだと思います。

勿論、合ってます。

ですが、問題もあります。

贅沢なのかもしれませんが、本気で悩んでいる人が沢山いるので聞いてください。

私も、３年前は消防士を本気で辞めようと思っていました。

理由は、先が見えない時代（VUCAの時代）と言われている中で、自分たちの仕事は専門的すぎるという問題。
転職なども不利です。

将来が不安でした。４０年間同じ仕事をして、定年退職後にできる仕事なんかあるのかな？とか

外部との接点がなさすぎる為、社会と切り離されている感覚。

新しい技術などを取り込むまでがゆっくりな為、時代に遅れている感覚。
例えば、印鑑、紙での決裁、風習など。

しかも、副業は禁止だから何もできない。

やりたい事もない。

何をすればいいかわからない……

というエネルギーが余っている状態でした。

※
あくまで自分の思った感覚で、組織批判ではないです。今では自分が甘かったと思ってます。

でも、あるきっかけがあり、これが問題と気づいた出来事がありました。

私はYouTubeをやっています。

YouTubeを始めて、気が付きました。

始めてまもなく、

日本中の消防士から連絡が来たのです。

大袈裟ではなくて、北海道から沖縄まで、１００人はDMなどが来たと思います。
正直、数えきれないほどです。
警察や、教師、市役所の方からも連絡が来ました。

YouTubeの発信内容は、主に自分の挑戦がメインです。
バックパッカー、留学に行った事、筋トレや英語を毎日やっていたり、アメリカの消防士と英語でコラボをしたりなどです。
スラム街への支援活動も行きました。
日本の挑戦している公務員との対談も上げてます。

そんな中、来た連絡のほとんどが、

『なんでそんなに活動できるんですか！』
『やりたいことがありません！』
『私も何かやりたいです！』

そんな内容ばかりでした。
100人くらいからです…

多分、自分に連絡をしていない消防士や、全く自分の事を知らない消防士も大量にいるなと感じました。

何より感じたのは、
こんなにエネルギーが余っているのか！という事です。

それと、自分が感じていた不安をこんなに多くの人も抱えてたのか！と思いました。

これは一種の社会問題なんじゃないかとも思い始めました。

100人から連絡が来たら、誰でも行動したくなると思います。。

【解決したい問題】

それと同時に、スラム街で支援活動をし、世界の問題について興味を持っている自分がいました。

自分が行ったのは、セブ島のスラム街です。

貧しいとは言っても、観光客が来れるような地域です。

それでも、日本との差に愕然としました。

日給４００円って信じられますか？

日給です。

それから世界の問題について調べまくりました。

最近話題になっているSDGsなどもです。

とんでもない量の社会問題を知りました。

興味がある方は、おすすめを貼っておくので見てみて下さい。
映画と本を一つずつ貼っておきます！

これを見てもらえると、理解が深まるんじゃないかなと思っています。

１つ例を挙げるとするなら。
フードロスです。

現在日本では６００万トンの食べれる食材を毎年捨てています。（東京ドーム５つ分）
国民の１億２千万人が毎日茶碗１杯を捨てているのと同じです。
毎日、茶碗1杯、です。

そして、世界にはご飯が食べれていない貧困の方々が約８億人いるとされています。

おかしいと思いませんか？

捨てる人がいて、食べれない人がいる。

まとめると、
自分が気づいた２つの問題とは。

消防士のエネルギーが余っている。
世界には仕組みで助けられない問題が沢山ある。

【どういう世界を目指すか】

私は、日本の消防の仕組みは素晴らしいと思います。

どこで何があっても、駆けつけることができる。

しかもたった数分で。

目の前に倒れている人がいたら救うことができる。

でも、、、、

世界の裏側で、現在も食べる物がなく死にそうな人を助けることは

『絶対にできません』

むしろ

『知りません』

目の前にいたら助けるけど、見えないから助けない。

おかしすぎます。

仕事だから、理解はしています。
でも…なんか気持ち悪い感覚です。
勿論、何かしたいというのは、世界の裏側だけじゃなく日本も同じです。

消防士のエネルギー問題。
世界の裏側の問題。

私はこの２つを一気に解決できる方法を思いつきました。

それが、

キッチンカーです。

捨ててしまう食材を、消防士が売り、利益を世界に還元する。

食材をそのまま輸送することは、賞味期限や衛生的に厳しいです。

だから、消防士がお金に変えます。

そして、お金を循環させます。

フードロス　　→本来捨てるものを売る
消防士　　　　→新しい経験や、繋がり
世界の問題　　→あらゆる問題にアプローチできる

そんな事を考えていたら、、、奇跡的な出会いがありました。

【奇跡の出会い】

キッチンカーで働く非営利団体の方々です。

【一般社団法人　野菜がつくる未来のカタチ】
千葉×ベジタブル
通称、チバベジです。

この団体の方々は、フードロスをメインに活動しています。
それだけではないのでHPを貼っておきます。

私は、２０２１年の５月から千葉ベジさんと活動を始め、ボランティアとして色々な活動に携わりました。
（完全に無報酬です）

めちゃめちゃ簡単に事業内容を説明をすると
①捨てられてしまう野菜を加工
②キッチンカーで販売

利益が上がることで、農家さんが助かる、フードロスがなくなる。

といったものです。

この活動を消防士によって拡大することができたら、

多くの人と、フードロスを救えると思いました！

そして、利益の一部を世界に回すことができれば全てが循環すると！

しかし、ずーーーーーーっと無報酬（ボランティア）で活動を行う事は現実的ではないです。

なぜなら、家族ができた場合など、時間とお金を使うのは、家族の同意など色々な問題が発生するからです。

いくら良い事でも、まずは自分の身の回りが大切なのも理解できます。

でも、もしも副業として活動することができたなら、多くの人が長期的に活動できると思いました。

現在、この活動を副業として活動していいかを、職場へ申請中です。

もし、可能だった場合
→今後、多くの消防士がこの活動に参加をすることで、世界の裏側まで救える。

もし、不可能だった場合
→この活動はやめません。

一般社団法人の代表の方も、この想いに賛同してくれています。

SDGsの講師などもやられている方なので、想いが伝わったのもしれません。

協力してくれているメンバーもいます。

本当に感謝してます。

反対意見が出てくるのも覚悟の上です。

それでも、やる意義の方が強いと思って活動しています。

そして、何より