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流星|詩です

星降る夜に空を見上げる
惑星が焼失している
その輝きは
紛れもなく届いた
あなたの死を
私が、確かに見届けた
もし受け取れたら
あなたが消える
その瞬間に思っていたことが
ほんの、ほんの少しでも
宿っていて
強烈な残光と共に
目に飛び込んで
この網膜に焼きついて
欲しい
瞼を閉じる
そこにある光が
あなたであれば
いつでも会えるという幸福
さよなら、名も知らぬ星
その命を、光を、宙に弾けた生命の欠片を
私は抱いて目を開く

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