眠れない我が子に「羊を数えてみたら?」が通用しなかった話
子どもと過ごす日常は、毎日てんやわんやである。
かわいくて不思議でイライラするけど愛おしい。こんなおもしろい生き物たちともう10年以上ずっと一緒に暮らしていることに、時々とてつもない奇跡と幸せを感じる。
そんな毎日のことを、たまにはnoteに残しておこう。
最近の夜は、添い寝は必要ないけれど、同じ部屋にママがいないと寂しいという。なので子どもたちの横でパソコンをカタカタしながら、子供たちが寝るのを待つのが日常。
日曜日の夜、ふだんなら比較的寝つきのいい小学生が起きてきた。
「ひつじを30匹数えたけど寝れない…」
よく聞くと羊だけじゃなくいろんな動物が出てくる。羊が7匹、ライオンが6匹、その他大勢・・・
「じゃあ、ひつじを3万匹数えたらさすがに寝れるんじゃない?」
と伝えた。さすがに飽きて寝れるだろう。
そして40分後にこにこしながら起きてきてこう言った。
「いま6000匹✌️」
なに?本気で3万まで数える気か?それにしてもどんだけ素直?そしてむしろ文句言わずニコニコしてるって天使?(親バカ)そして私は
「じゃあ続きがんばってね。おやすみ」と伝えた。さすがに1万まではいかないだろう。
さらに40分後
しかもなんかちょっとラップみたいなノリを感じる。むしろさっきより楽しそうだ。これはやばいかもしれない。
「いい?ゆーっくりかぞえるんだよ?YO!YO!じゃないんだよ?だいじょうぶ?」「うん!わかった☺️」
…ぜんぜんわかってないに一票。
そして20分後
おかしい。40分で5000匹ペースを刻んでいたはずなのに、20分で1万匹。ペースが4倍に上がっている。これは多分飛ばし飛ばしで数えているに違いない…というかそういう問題じゃない。むしろ超絶楽しい遊びになっている。深夜に楽しい遊びにしちゃってるあたり、ただものじゃない。
10分後。
10分で5000匹、ペース配分は順調だ。…いやいやそんなことはどうでもいい。
しかも羊じゃなくてリスを数えていたという重大な事実が判明。だから寝れなかったんだ!なるほど!…ちがう!それもどうでもいい。
もはや目が爛々と輝いているのが真っ暗な寝室ではっきりとわかる。
「今なんびき?」私から声をかけた。
「あと800匹で3万匹!」
ということで29200匹の羊、じゃなくてリスをかぞえた我が子。もはや誇らしげである。
とても嬉しそうに深夜のコーンスープでお腹を満たし、結局添い寝で無事に眠りについた。眠れてよかったね。
【まとめ】
・昼間だからと言って、うちの小学生にコーヒーを飲ませてはいけない。たとえちょびっとでも。
・ひつじを3万匹数えてなんて言ったらむしろノリノリで楽しくなるタイプもいる。
・翌日の朝ごはんは一口ずつ口に運んであげる(起こすために)ところまでがデフォ
そうだ、この子は「おやすみ、ロジャー」っていう、よく寝るってそのころ有名だった本も、まったく通用しなかったの思い出した。
※トップ画像はリスを29200匹数えた人の気持ちになって描いてみました。本人に色のイメージを聞いてみたところ、「黄色!」とのことでこうなりました。黄色か…寝れなさそうだ。笑
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