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タロットを「アルカナ」と呼びたくない

こんにちは
発達障害で元引きこもり占い師の安藤オーカーです
今回は私のタロットカードへの思いについて一部お話しようと思います


・「アルカナ」って?


日本のタロットの解説書ではタロットカードは
「大アルカナ」「小アルカナ」
の二組セットとして紹介されているのが大半でしょう

「アルカナ」とは「神秘」とか「秘密」といった意味で して、19世紀末の魔術師ポール・クリスチャンが使ったものが由来です
もっとも、彼が使った「アルカナ」という用語は現代のタロットの世界で用いられる意味と必ずしも同じではありません
ですがタロットの背景に何かしらの神秘を見出す点では共通していると私は感じています

ちなみに歴史的にみても19世紀から20世紀にかけて著名な魔術師達がタロットカードに神秘性を見出していたのは事実ですし、一般的にタロットカードが「神秘的」というイメージが持たれているのも当然のことかと思います

が、
私自身はタロットカードに何かしらの神秘性はあまり感じていません

・私にとってタロットカードはカードです

海外のタロット占い師さんの中には「アルカナ」呼びをしない方もけっこういらっしゃるようです
大アルカナをメジャーカード、小アルカナをマイナーカード
もしくは大アルカナをトランプ、小アルカナの数札をピップ(pips)と呼ぶ方もいます
私もできれば「アルカナ」呼びはしたくない派です

ただ、日本では「アルカナ」呼びが定着しているので便宜上私もこの言葉を使うようにしています
それでも私にとってタロットカードはカードであってそれ自体に神秘性があるわけではありません

タロット占い師さんの中にはカードの聖別(カードをスピリチュアルなツールとするための儀式)をする方もおられますが、私はそういった儀式は一切行っていません
もちろん占いの道具として大切に扱うべきものではありますが、それ以上の意味を私は持たせていないんです

・結局はモチベーション

洋の東西を問わず、「カードの聖別は必須である」という占い師さんや「カードを使用する前の儀式は必要ない」という占い師さん、いろいろおられます
どれが正解なの?と思う方もいるでしょうが、結局はモチベーションだと思います
聖別がハイパーフォーマンスに必須ならそれは必要な儀式でしょう

ハイパーフォーマンスを行うには思考と行動の一致が必要です
例えばアスリートは訓練だけでなく思考・精神面にもアプローチすることでハイパフォーマンスを目指します
それと似たことを占い師もやっていると私は感じています

カードと占いの背景をどう構築し、占者とカードとの関係をどう理解するか
それらの思想が占いというパフォーマンスに表れます

ちなみに私にとっては「カードはカード」、「タロット占いは偶然性から拾い上げる問題緩和へ向けての作業」です
この偶然性がめちゃくちゃ面白いのでこれが私のモチベーションとなっています

人間は感情の生き物ですので、正解不正解にこだわるより「何がモチベーションになるか」を大事にしたい、そういう占い師が私です

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