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伊勢丹カレーフェス前前夜。andCURRY日誌➖20240812

昨晩は夜更かしをしてしまった。SNSを目的もなしにずっとずっと見てしまうという悪行を働いた。その罪滅ぼしのために本を数ページ読んでから寝た。本には全ての端末の電源を切り、自分と向き合うための時間を作れと書かれてあった。おん・・・。

夜更かしした割には、8時半から気持ちよく働いた。今日はひとりでカレーを3つ作った。ひとりでカレーをひたすら作るのも好きだ。キッチンを始めた頃はずっとひとりで仕込みをしていたことを思い出す。

カレーの仕事を始めるまで、わたしはずっとゼネラリストだと思っていた。専門性がない代わりに、多角的に広範囲な仕事をするオールラウンダー、マネジメント職を目指していく、と思っていた。ある時、何かの性格診断テストで職人気質がある、という結果が出たのだ。嘘だ〜と思った。でも今なら、頷ける。カレーを作ることが真ん中にあって、のめり込んでしまう。

一応小さいながら、合同会社の代表社員をやっていて、一緒に働いてくれる仲間がいるので、オールラウンダーでなければいけないのだけど、本当に経営の仕事が難しくて、ずっとカレーを作っていたいなぁと思ってしまう。わたしの無能さをスタッフのみんながフォローしてくれてやっと成り立っていてありがたい。

さて、今日作ったカレーは、わたしの想定していた着地よりも、ずっと先まで飛んでいった。つまり、想像以上に美味しかった。毎日カレーを作って、美味しい!と思える味に仕上げている自信はあるが、今日のはなんというか、飛び越えてきた。練習していた逆上がりが突然できた時と同じ爽快感がある。早くみなさんにも食べていただきたい。明後日からの伊勢丹新宿店での催事に出します。よかったらぜひ。

昼過ぎに仕事を終え、家に帰り、30分ほど昼寝をすると宣言し、2時間ほど寝てしまった。ベッドが沼のように体全体を沈み込ませ、意識も深く深くに潜ってしまっているようだった。いっちゃんはわたしが寝ているもんだから、ずっとyoutubeと共にあったようだ。申し訳ない。
夜は家族でインサイドヘッドを見た。いっちゃんは途中、ハラハラする場面や悲しい場面で、「こんなに悲しいのは見たくない、もう嫌だ、止めてくれ」と泣き叫んだ。いっちゃんは感情移入する力が強いように思う。他の作品を見ていても、主人公が辛い気持ちになったり、誰かとお別れしなければならない場面で、必ず泣き叫ぶ。今ここで見るのをやめたら、主人公たちを見届けられなくなるよ、と説き伏せ、結局は続きを一生懸命見ている。
最後はわたしも夫も大号泣。家族愛がテーマの大きな柱となっている作品に、以前よりも心を揺さぶられる。いっちゃんはどんな感想を抱いたのだろうか。

前述したが、明後日から伊勢丹新宿店のカレーフェスに参加する。準備は万端とまではいかないが、何とか、スタートを切れそうだ。今回は常連さんにも楽しんでいただける商品を用意したので、皆様よかったらぜひいらしてください。そして台風・・・来ないで・・・。

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