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マイナンバーカード

今日は仕事が休みだったので
福岡中央区役所に
マイナンバーカードを取りに行った。

10万円給付金手続きの為に
マイナンバーカードをネットで申請した。
以来さっぱり音沙汰がなく
結局、書類を送付して申請したのだが。

10万円が給付されてからおよそ1か月後
取りに来て下さい、という通知が届いた。
申請したことすら忘れていた。
郵送じゃないのか、面倒くさいなぁ。

とは言っても
最近は何か書類申請をする度に
マイナンバーが必要になる。

今までは
通知カードだけで済ませていたのだが
カードがないとできない手続きが
増えてきたのでしょうがない。

この時期の中央区役所は
混雑してるだろうなぁ、と思いながら
マスクを付けて渋々取りに行く。

案の定、窓口に呼ばれるまで50分
その後の受け渡しまでは、どのくらいかかるか
分かりません
とのこと。

本でも読んどこか。

メガネを取り出しながら
ふと、窓口の後方を見ると
あるポスターが目に止まった。

小さい子を抱っこして
にっこり微笑むお母さん
お父さんらしき男女のイラスト。

戸籍に記載されていない方へ。
1人で悩まないで相談を。
このような方をご存知のかたへ
法務省

マイナンバーどころの話ではない。

実話をもとにした映画
是枝裕和監督の『誰も知らない』
も戸籍を持たない兄弟の話だった。

ここ最近読んだ本の中で、一番の良書
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ著
イギリスの貧困層の中に生きる少年少女達の話。イギリスってこんな事になってるの?

日本も、全然他人事じゃないんだ。
というよりも、
世界はきれいごとだけではない。

自分の中に湧き上がる
気の毒とか、可愛そうという感情も
ただの上から目線のようで
なんだか白々しく感じる。

白黒つけるという白と黒は
生まれたことが白
死ぬことが黒

その間の生きているということは
全部グレーなのかもしれないな。

何もせずに、ただ同情して
涙していても意味がない。
あ、同情するなら金をくれ
は、そういう意味だったのか。

やっと出来上がった。

マイナンバーカードに
貼り付いている自分の写真が
アホみたいな顔してこっちを見ている。

無知はあかんね。

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