見出し画像

掻く書く刻む

「書く(描く・画く)」という言葉は「掻く(かく)」に由来するそうです。
昔むかし、土や木、石などを引っ掻いて記号などを彫りつけたことから、「かく」が文字や絵などを記す意味になったそうな。

書くの語源は掻くだよ〜と言われたら、まあそうだわな〜という感想ですが、よく考えたらすごいことかもしれません。

なぜなら、引っ掻いて彫りつけるというのは「刻む」ことであって、つまりわたしたちは書くことで自分が生きた証を刻んでいるからなのです。

すごい!!

いま、この瞬間も、あなたは生きた証を刻んでいる。
え?大げさですか?たしかに少し大げさかもしれませんね。

でも。
もし、あなたが存在していなければ、あなたがここに書くこともありませんでした。
あなたの存在はこの世界から見るとちっぽけなものかもしれませんが、あなたの刻んだ言葉が誰かの心に深く刻まれ、誰かの生きる糧になっているかもしれないのです。

そう思うと、心をこめて言葉を綴りたくなるし、誰かが心をこめて書いた文章をじっくり味わいたくなりませんか?

そんなことを思いながら、わたしも今これを書いています。

よろしければサポートお願いいたします◎いただいたサポートは、執筆のためのあれこれに使わせていただきます。