見出し画像

マスク社会が危ない 子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか? 明和 政子

 
  

 保育や教育の現場でも「密」を避け、
顔をマスクで覆うことが、“感染対策”の名のもとに継続しているが

 これらが子どもたちの心身の正常な発達を
阻害するリスクについては黙殺されている。

  「表情が読めない」と
 脳と心が育たない。

 「子どもの脳は大人のミニュチュア版
小型版ではない」

 この本は3年の(2022)のコロナ禍で
変貌した生活様式

 人との間隔、
 会話をする時は真正面を避ける
 マスク着用
 手洗いうがい

 人間の脳は年齢とともに右肩上がりに
直線的に発達するかのように思われるが

厳密には正しくはありません。

 ヒトの脳は
「デコボコしながら育つ」のです。

「アイトラキング」という装置で
乳児がどこを見ているのかを可視化した時

生後6か月くらいから
相手の目よりも口元をよく見る、という
結果が出ます。

  ところが今、乳児を取り巻く口元は
完全に覆い隠されている。

 家庭以外の場で、
学びの機会を、得ることは難しい。

 つまり表情を読めない子供達の未来は
どのように脳の発達に影響があるのか
これから未知の世界に突入するのだ。

 研究者である著者にもそれがわからない。
予測もできない。

 ヒトの脳の成熟には25年かかります。

 身体の成熟は14~15歳で完成します。

 脳の成長は社会に出てからも成長している
という事は、新しいところに行きたいとか
新しい経験をしたいというのも

 脳の成長なのだ。

 その成長過程でマスクを強いられたり
行動を制限された若者がどのうに
なるのか、まさしく人体実験だなと思った。

 でも、脳はまだまだ解明されていない部分が
大多数なので、人間は修正能力の方が
伸びしろがあると信じたい。

 鳥集さんとの対談もよかった。
鳥集さんの硬派な著書も
また、読みたくなった。

 この本はおすすめです。

 

 
 

  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?