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旅と虫刺されークオリティ・アジア炸裂の瞬間ー


先月の東京への旅行の中で、ある晩の就寝中に、両腕と両手の指に蕁麻疹のような、ダニに噛まれたような、痒みで目を覚しました。

症状としては、痒みが先行し、次には皮膚の下に血ぶくれが生まれてきました。手先全体がジンジンと滲みるような痛みを感じました。しもやけのような全体的な薄い痛みでした。

2022年の11月上旬のことで、調べてみると、どうも「世界的なお注射によるシェディ○グ」と呼ばれる未確認未公式なものの影響が原因であるとように思えました。ちょうどその頃から世間では4回目、5回目の接種が進行していたようです。

夏の夜の突然の蚊の襲来のように、人間の安眠は小さな昆虫により、そのリズムと質は簡単に乱されてしまいます。

旅の常備薬として持参していたウナクールを塗ったのですが、これは気休め程度の痒み止めなので、旅には、場合によっては、より強力な虫刺され用の塗り薬を持っていく必要があると痛感したのです。

簡単に薬局で購入できる部類では、「ムヒアルファEX」が良いのかもしれません。

ムヒシリーズの中で一番強力な薬のようで、すでに購入していて夏に使用していました。確かにこのムヒアルファEXを患部に塗布すると、数分でかゆみが大分おさまり、効果を実感しました。

一本50gほどの重さで、東南アジアなど、手強い虫がいそうな地域に旅行に出かける時には、装備に組み込みたい薬品です。

今回は東京への国内旅行だと思い、少し軽視していた部分があります。ドラッグストアで買ってもよかったかもしれません。

思い出すのは、インド旅行のことです。インドの蚊は、日本の蚊よりも少し大きめでした。毎晩10匹ほどの獰猛な蚊の襲来を受けていたのです。蚊帳を吊り、現地の効かない蚊取り線香も24時間焚き続けても、あいつらはへこたれませんでした。蚊帳のネットから長いストロー口を差し込み、皮膚を貫通させて血を吸いにくるのです。

痒さも日本の2倍といえば、少し大げさでしょうか。大変痒く不快な思いをしました。

インドに長くいらっしゃる日本人女性に相談すると、「あの蚊に、現地のインド人はあまり刺されない。狙われるのは旅行者。インドの蚊取り線香は、全然効かない。痒いときは、石鹸で患部をよくもみ洗いして、なんとか中和させてみること。」という的確なアドバイスをいただきました。

泊まっていたホステルの隣には、幸いにも薬局がありました。そこの店主に虫刺され用の薬はないか聞いてみたところ、インド人は虫に刺されてもあまり痒さを気にすることなく、放っておくようで、その店主とは「虫刺され用の塗布薬」という概念を共有できませんでした。

しかし、「アーユルベーダの薬草の軟膏か何か、良いものがないか聞いておく。」という前向きなコメントを得て、「また夕方4時ごろに来店してほしい。」と言われました。

期待を膨らませて、約束の時間に再度その薬局に行ったところ、その薬局は重いシャッターをおろし、閉店していました。アジア・クオリティ炸裂の瞬間です。

結局インドでは虫刺され用の塗り薬は手に入らないまま出国したことになります。

このように旅行先では、虫刺され塗り薬一つ、満足に手に入らないことはよくあります。賢明な旅人は、先んじて危機を予測し、必要な準備を行うことが大切です。

個人的には、用意する薬としては、「一般的な虫刺され薬」と、蚊だけではなくダニ、クラゲ、ムカデにも効果があるという「比較的強力な虫刺され薬」の二種類を常備薬として携帯するのが理想だと思います。

この記事が、皆様の旅の参考になれば幸いです。


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